明後日、何があるか知っていますか。
そう、今週金曜日は映画『ルックバック』の公開日なんです。
『ルックバック』といえば、漫画家藤本タツキ先生(『チェンソーマン』作者)の読み切りの作品で、一時期流行っていたと思います。
僕はアニメ『チェンソーマン』が放送されていたときに、たぶん『ルックバック』もグロテスクホラーなんだろうな、と思い込みつつ購読しました。
そしてページを開いてみたとき……。
衝撃で目が離せず、次第にはあまりにも静かなストーリーに感動してしまったという訳です。
簡単に言えば、漫画を描き続ける者のはなしでした。
「なぜ、あなたは創作をするのか」と僕は以前創作論で問いかけたことがあります。義務感で創作をしていないだろうか、と。
ところがこれは、誰もが一度は通る道だと思います。
そして、この『ルックバック』にもそういった人物が出てきます。傲慢で、自信に満ち溢れている漫画家志望の小学生。周りの人に褒められるたび、自分だけが特別な才能を持っていると思っている。
でも、自分より凄い才能を持つ人物が現れて、学校での立ち位置も怪しいものになります。その人の背中を追い、漫画を描きつづけ、それゆえに到底追いつけないのだと気づいてしまう。
それでも……それでも描いていくのです。
ルックバックという英語には、2つの意味があります。意味はご自身で調べてみてください。原作読了後に検索しても、その前に検索してもいいです。
映画『ルックバック』――ぜひ劇場へお越しください!!
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『人に巣食う虫』、まだ連載しないの?
と思っているかた、ごめんなさい。まだなんです。そもそも、ストーリーも作品や作者の存在自体も忘れている人が多いことでしょう。
「こんな近況上げるくらいなら、小説書けや」とも思われてそうです。
いやあ、どうしても『ルックバック』の感動を伝えたくて……特に創作者なら読んでほしいなあって、ついやっちゃった。
一応筆は進んでいます、ちょっとずつだけど。とはいえ高校2年生ですから、受験勉強もそろそろ取り掛からないと。受験勉強は高3夏の大会終わりから、みたいな設定は僕には当てはまりません。
これから書く時間がどんどん減ると思います。ただ書き続けることは確かですから、長い目で待っていただけるとありがたいです。