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1日を30時間にしてほしい

音沙汰なくてすみません。もちろん生きてます。

数日前、冬休みの宿題を全部終わらせたところです。まだ冬休みには入っていないんですけど、長期休暇中は英語の勉強をしたいので、宿題の範囲はもらってすぐに終わらせました。

暇さえあれば執筆をしていましたが、最近はなかなかまとまった時間が取れず、カクヨムでの投稿も控えていました。

一応、ストックの短編小説はたくさんあるんです……どれも駄作ですが。もしかすると、推敲してカクヨムに投稿するかもしれません。

ああ、拙作『人に巣食う虫』をいつ発表できるのだろうか。

――――
以下、駄文です。

ホラー小説の創作論を構想しています。
前々から書いてみたいと思いつつ、いつも執筆直前になってから躊躇して、結局1文字も書けていません。

まずは参考資料のリストを作成しているのですが、なにせ量が膨大で。ホラーにまつわる創作論やら、小説、漫画、映画、ガイドブック――もはや論文でも書けそうなくらい、本格的な資料集めになりそうです。

こういうことを言うと失礼かもしれませんが、ホラー創作論の理想を追求した結果、やはり自分で作らざるを得ないと知りました。

ホラーの概念から、歴史、効果的な演出、ホラージャンルの細分化、実際にホラー小説をどのように書くのか、なぜ人はホラーを求めるのか、などなど。書きたいものを全部文字に表すには、何年かかるのだろうと気が遠くなりそうです。

執筆優先順位としては、参考資料すべてに目を通すまで最下位となりますが、いずれこの手で書き上げたいと思っています。

映画、小説、怪談、youtubeなど――ホラーにまつわる物。何でもいいので、ホラー創作論の参考資料として使えそうなものをご存知でしたら教えていただけないでしょうか。

8件のコメント

  • もう既に読んでいるかも知れませんが、スティーブン・キングの「死の舞踏」はどうでしょうか。
    古典小説からホラー映画などを2000年位までを検証・分類してあるホラー関連の資料なら押さえておきたいですね。
    古典作品は今読むと然程面白くないので、意外な視点を提供してくれますよ。
    お勧めです。
  • 丁寧に教えていただきありがとうございます。

    恥ずかしいことに、片手で数えられるほどしかスティーブン・キングを読んでいません。『死の舞踏』もいま始めて知りました。ホラー小説の巨匠が「ホラーについて」語る――いますぐ読みたいです!

    駄文にご返信くださり、あらためてお礼申し上げます。
  • 楳図かずお先生『漂流教室』
    映画『残穢』
    映画『来る』
    ホラージャンルには詳しくないのですが、
    さしあたって、思い出せたやつだけ。
    怖すぎるのは記憶から消えるので、
    内容はあんまり覚えてません笑
  • おお、『漂流教室』ですか!
    楳図かずお先生は、漫画家伊藤潤二先生に関連して、必ずといっていいほど挙げられますよねえ。今度読んでみます。

    映画『残穢』『来る』は原作だけ読んだことがあります。映画版ではどのようにホラーとミステリィを表現しているのか、とても気になります。

    >怖すぎるのは記憶から消えるので……

    ホラー作品のインパクトを、何度でも味わえるじゃありませんか! 創作論云々ではなく、純粋に楽しむときはその能力を拝借したいです(笑)

    教えていただきありがとうございました。
    まずはHuluで、映画『残穢』を観てみます。
  •  こんばんは! 
    『なぜ人はホラーを求めるのか?』
     ホントになぜなんでしょうね? 
     
     この間ネットでチラッと、恐怖と快感は同じ脳が担当しているという記事を読みました。
     痛みという刺激を快楽に感じてしまうSMと似た論理でしょうか。

     あの 背筋ぞおぉぉ~っが、刺激的な特殊快感に感じてしまうのか。
     
     そういえば人によって許容度の違いなのか、ゾクゾクがワクワクになったり、ぞわぞわになったりするのは面白いですね。同じ映画を見ても笑う人、飛び上がる人といて。

     恐怖ポイントが違うのか、西洋系は主に通り魔殺人的な傾向で、東洋は陰湿恨み系が多い気がします。

     私ももれなく東洋派なので日本物は絶賛怖いです(;´∀`)
     同じ殺される案件だとしても、『憑り殺される』というポイントが一番恐怖にくるのです。

     そういえば今ふと何が恐かったか考えていて、昔見た『怪談 利根の渡し』がそういう意味で恐かったのを覚えてます。
     原作は岡本綺堂先生と有名作品なのですが、原作よりもそのビデオ化の際の脚色と映像のインパクトが……:(;゙゚''ω゚''):
     怨念モノが一番怖いですねえ。
  • ホラーを求めるほかの理由としては、「不測の事態」が突然来ても、耐えられるようにするためと聞いたことがあります(悪夢と同じ理屈)。

    でも、ホラー嫌いな人は「なぜ嫌い」なんでしょうかね。逆説的に考えていったほうが面白そうです。


    >恐怖ポイントが違うのか……

    知り合いの人も、たしか同じようなことを言っていました(笑)

    「海外はいきなり、日本はじわじわと怪異が来る」

    比較的最近だと『ゲット・アウト』のような、恐怖いきなり、違和感じわじわの映画もありますよねえ。一概に分類するのは難しいですが、やはり過去作を見ると差は歴然。


    >『怪談 利根の渡し』が……

    岡本綺堂先生が原作なんですね。
    (読んだことはないけど)有名な作家ですからねえ、まずは映像作品から入っていきます。

    教えていただきありがとうございました。

    p.s.
    それにしても呪怨モノ、日本に多すぎませんか⁉
  •  度々お邪魔します。
    悪夢演習論――色々と腑に落ちるところがあり凄く納得ですが、味わうのは自分自身なのでせめてレベルを調節して欲しいものです(´Д`;)
     心の準備無しにレベル4並みのを見たら、心臓に悪いです。

     以前チラッと近況でも書きました、都市伝説らしき斧を持った女性の夢。あの目と合った瞬間、おそらく熊と遭遇したのと同じくらいの衝撃が走りました。本当にシンプルに逃げるしか考えられなくなります。
     耐えられるようになる前に体が持ちません……💧

    『ホラー嫌いの人』は耐性がないというより、もしかすると生存本能が強いのかもしれませんね。
     恐怖は生物としての最古の危険回避本能だそうなので、その警戒本能が強いのかもなどと考えております。

     呪怨モノは当たりましたからねえ~ ( ̄▽ ̄●)流行っちゃいました。
     それに昔から『お岩さま』の話のように、日本人にとって怨念は、恐怖を最大に揮わす要素として根付いているのかもしれませんね。
     使いようによってはしんみり同情したり、更にその恨みを想像して恐怖を増加するドラマチックな要素になりますので。
     そう考えるとホラーと一口に言っても奥深いものですねえ。
     あらためて感心しました。

     そういえば『憑り殺される』のが一番クるのは、『死んだ後も何かされ続けられそう』と想像させるからかもしれません。
     外国モノでも、死んだ後も地獄で責め苦に遭うとか、そういうパターンもありますが、日本のはその境(認識)が無いのが少なくないような。

     例えば山岸涼子先生作短編『汐の声』
     ネタバレしてしまうと、これは最後主人公は悪霊に憑り殺されてしまうのですが、本人は死んだことも知らず、依然として屋敷の中でその悪霊に追いかけまわされているシーンで終わります。
     もう生きている空間とは違うのに、どうして他に誰もいないのかと必至に助けを探し求めながら。

     殺されて終わりじゃない、その後も延々と続く様子が恐ろしかったです。

     ちなみに『ゲット・アウト』、アマプラで見逃してました(; ・`д・´)
     ちょっとチェック入れときますね。
  • ホラー嫌いは生存本能が強いから――なるほど! 確かにそうかもしれません。普通に考えれば分かることなのに、すっかり頭から抜けちゃっていました。

    山岸凉子先生の『汐の声』という作品があるのですね。なんだか澤村伊智先生の短編と似ています。たしか、自分が死んでいると気づかない、主人公が出てくる短編だったと思います。

    >殺されて終わりじゃない、その後も延々と続く様子が恐ろしかったです。

    ラヴクラフトの言う「未知の恐怖」とは、今後私はどうなってしまうのか、という己の想像力に対する恐怖なのでしょうね。

    『汐の声』の怪異はもちろんのこと、ホラー全般では、己(主人公と読者)の「無知」を刺激するかが大切なんだと思います。

    それこそ怪異が終わったようで、実はまだ始まったばかりという『リング』が良い例でしょう。

    それにしても、『ゲット・アウト』は面白かったですよ。

    ただそれ以上に、ご存知かもしれませんがサイコホラー映画(古いけど)『ヒッチャー』とスティーブン・キング原作の『ペット・セメタリー』はずば抜けて面白いですよ。

    ……と少し脱線してしまいました。

    大変参考になりました。
    ふたたび、ここにお書きくださりありがとうございました。
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