先日から予約投稿という形で一先ず投稿してみた「近代的彼氏彼女」とは別に、「機械仕掛けの私と仮面の世界」という作品を併せて投稿してみた。
投稿した理由は、まあ「近代的彼氏彼女」と似たようなものか。
こちらの作品は正直いって、あまり評価がよくない。実際に他のところにも投稿はしたものの、なしのつぶてというやつだ。その理由も大体分かったつもりではいる。
タイトルだけ読むと、ファンタジー世界のような印象を受けると思うが、そんなことはなく、内容はただの現代ドラマである。
この作品はあまりにも陰湿で理不尽でありながら、展開は変わらない。オチさえもない。気分を悪くする要素を煮詰めただけで放ったらかしにしたよく分からないものになっている。
この後にどんな変化が訪れるのかは定かではないが、少なからずともいえることは、この物語はブツ切りのまま終わっているということくらいか。
どうして、このような作品を書いたか。
その答えは比較的単純なもので、極めて現実味を帯びたフィクションをちょいと検討してみた結果だ。その結果、なんかああいう代物に仕上がった感じだ。
正直な話、自分の書く作品には感情というものが欠落しているような気がしていた。それをどうすれば養えるだろうか。そう思って、自分の知る限りの現実を作品に叩きつけたわけだが……。
まあ所詮、フィクションはフィクション。小説よりも事実の方が奇なりとはよくいったものだと思う。