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「偽令嬢魔王」第八章完結

 夏を過ぎたようで、湿度の高さに茹だる今日この頃。どうやらまた台風も迫り来るらしいそんな時節。
 偽令嬢魔王も、8月の真夏の創作祭を完走し、第八章も完結という運びになった。

 予定としては、いつものように最終章をもう一本足そうとは思っていたのだけれども、第八章自体が番外編みたいなところもあり、再開したときに最終章の一話を第九章の第一話目にしてしまうと、番外編スタートになってしまうため、第八章内に最終話を収めることにした。

 逆を言えば、どうして今まで章区切りに最終章として称して最終話を書き足していたのかは謎である。最終章は最終章として単話にせず、丸々書ききるべきのような気がしないでもない。

 さて、第九章を書いていこうと思うのだけれども。
 まず、その前に今回の第八章はどうだったのだろうか。

 よくもまあ、主人公不在のまま進行させたと思う。作者的にも作中的にも第七章までの後片付け的な位置にあるおまけエピソードながら、平常運転レベルの文章量で締めたのは割と予定外でもある。

 というのも、偽令嬢魔王シリーズはそこはかとなく文字数合わせに徹しているところがあり、最終話できっかり100万字にするつもりでいたりする。
 ただ、一章分の文章量が10万字オーバーなので、何処かで帳尻を合わせないと確実に100万字を超えてしまう。

 そこで本当はその帳尻合わせが第八章の予定でいたので、確実にこのペースだと第九章はともかく、第十章まで進めるとかなり半端な文字数になるのは目に見えている。

 かといって番外編である第八章の後に、また番外編でお茶を濁すのも忍びない。

 となると、ぴったり100万字で抑えるには第九章を最終章にしておいて、一話分の文章量をボリュームアップするしかないのかもしれない。

 はたして、こだわりのためにそこまでする必要があるのかどうかは定かではない。

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