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プロットの文字数を制限してみる実験!

プロットってありますよね。


どういうストーリーにして、
ここが伏線で、
キャラの設定はこうで、

ってな感じで物語を設計していく、あのプロットです。


あれって、綿密に練れば練るほど良い作品が書けるって幻想があったんですけど。
私は向いてないっぽいんで、プロット書くのやめてみます!


全く書かないってわけじゃないんですけどね。
肝は、プロットを考える時間を削減するってことです。

作業の効率化という意味ではありません。

「考えすぎた結果、他人に伝わりにくいものができてしまう」
という事態を回避することが目的なんですね。


小説って、書く側と読む側とで、その作品にかける時間が全然違うじゃないですか。

読む側は、数時間で一冊読めちゃいます。
私の場合は200ページぐらいの本なら2~3時間で読めます。

でも書く側は、その200ページに数ヶ月、場合によっては何年もかけたりします。
実際の作業時間で数えても、何十時間、何百時間となりますよね?

ほとんどの人は、数時間で一冊分の小説を書くなんてことはできないわけで。


ここで、書く側と読む側のギャップが生まれるような気がしてるんですね。

要するに、
「作者が何ヶ月、何年もかけて考えたことを、読者は数時間のうちに理解しないといけない」
っていう時間のギャップです。


私がカクヨムで投稿してきた小説と、それらの小説への反応を見るに、
私の場合、この時間のギャップが大きい小説ほどPV数や評価が獲得しにくくなっているんじゃないかと仮説を立てました。


一番うまくいった、
『眼鏡が擬人化したせいで、掛けられなくなった』
は、たまたま新幹線で数時間移動することになった時に、その暇つぶしとして書いたものでした。

思い付いたそばから書いていったやつなので、プロットもへったくれもありません。

『てるてるドラゴン、空の上』
も似た感じで、プロットは特に作らずに思い付いたそばから書いたタイプです。
これもコンテストの中間選考までいきましたね。


というわけで、プロット。
この仮説を確かめるために、
プロットの文字数もしくは紙のサイズを制限する方法を考えました。
そして、これからその実験をしていきたいと思います。


まだ思い付いたばかりなので具体的な制限方法は確立していませんが、
・紙ならA6の片面(裏には書かない)
・文字数なら400字未満
くらいの制限でやってみようと思います。

究極的には、
「面白いタイトルがあれば、それだけでいいんじゃない?」
(=40文字未満でOK)
ってノリです。


で、こういう仮説の検証をするのには長編が向いていないってこともわかったので。
1万字ぐらいの短編を、3周年選手権が終わったあたりから投稿してみる実験です。

以下、実験の内容っ

☆今回やること☆
・とにかくプロットで考える時間を減らしてみる
・1万文字ほどの短編を10作くらい投稿して、反応をうかがう
・最終的に、10万文字の長編にも転用できるように調整してみる

☆目的☆
・他の人でも簡単に真似できる、プロットの作り方を確立したい
・世の中には、短文プロットの方が向いている人もいると思うので、こういうやり方を周知したい

☆こうなったらいいなリスト☆
・短編投稿するうちにフォロワーが増えたらいいな
・PV数や星を見ながら計量テキスト分析の材料にできたらいいな
・上の目的を、私じゃなくて別の誰かが果たしてくれると楽でいいな


あとは計量テキスト分析ですね。
こっちもガンガン広めていきたいです。

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