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[解説]『一は三で割り切れない』『三つ首のアジ・ダハーカ』(KAC8)

 お題が「三周年」。

□一は三で割り切れない
 テーマが三周年だと、いろいろなものの数値が引き摺られて三になるという一例。日頃の作品はどうしてもエログロが入ってくるが、一般受けを狙うにはある程度封印しようと考えながら書いたらホモになった。いやホモじゃないけど。

 あと当初、あまり真面目に要項を見ておらず、「4000-8000字くらいだっけ」などと考えながら書いたら1500-4000字で、あとからくそくそ言いながら文字を削るクソラップ時間に突入した。

□三つ首のアジ・ダハーカ
 三という数字からまず連想したのがキリスト教の三位一体だったが、そもそも「三位一体」という語から連想されるのが父・子・霊ではなく、かといってケルベロスやキングギドラみたいな三つ首でもなく(タイトルは『三つ首の』だけど)、『ムカデ人間』的な連結(この映画見たことないけど)だったのでこんな事態に。マン島的なデザインといってもいいかもしれない。

 ちなみに最初に思いついた時点では、急に地球上の男性のちんこがアース付きコンセントみたいな三又になってしまったけど女性は従来のままで、だから変換器みたいに中間性が必要になった、みたいな構想だった。なんと奇遇な。ただこれだと道具として中間性が使われるだけなので、もっと普通恋愛的にいてもいなくても(性交そのものとしては)問題ない形の中間性となった。

 前回の失敗を忘れずに、できる限り文字数減らすこと念頭に書いたが、結局オーバーして「ちんちんのここの部分なんて言うんだっけ」とか検索しながら書いた部分が消えた。

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