こんばんは。
奔埜しおりです。
色々と前ふりを考えていたのですが、巧い話が見つからず。
いっそのこと、単刀直入に言ってしまいます。
ネットでの活動を、一時的に休止させていただきます。
というのも、今のままでは書きたいものを書きたいように書くことができないからです。
時間がないとか、そういうわけではありません(それも理由の一つではありますが、完全にいいわけですし)。
単純に、実力が足りていないのです。
今年は、一月締め切りのとある小説大賞から始まり、「自分が少しでも興味があるところ、自分が対象年齢として見ている年齢の頃に読んでいたところ(中学生・高校生くらい)にできるだけ片っ端から送ろう」と決めていた年でした。
長編を何本も完結させたい、というのが一つの理由。
執筆速度を上げたいというのも一つの理由。
そしてなにより、そうすることによって、自分の中でなにかまだ見えていなかったものが見えてくるんじゃないかなっていうのが、大きな理由。
あとは、汚い話ですが、あわよくば、なところもありつつ。
まあ、結果はお察しの通り、現実はそんなに甘くなくて。
一つを除いて片っ端から落ちました。すべて一次落ちです。
毎年送っている本命のところも、例年通り一次落ちです。
笑ってしまいますよね。
ああ、自分変わらないんだなあって。まあ、そんなことはどうでもよくないけどもどうでもよくて。
その一つのところも、結局締め切りに間に合いそうにないから、という理由でもう少し締め切りが遅いネットのほうで応募をしているという始末なのですが……。いやもう、本当にクズだよ私。
今回いつもよりも沢山のところに送って。
改めていろんなことを考えました。
私は職業としてやりたいことが、小説家以外にもあります。なに、とはここでは言いませんが、どちらか、ではなく、どちらにも、なりたいのです。
どちらにしようか、悩んだことは学生時代から何度もありました。でも結局どちらも諦めることができませんでした。
どちらも同じくらい大切で、本気です。
自分の文章が上手いとは思えません。
たまに好きな文章を書けることがあって嬉しくなりますが、基本的には自分の文章は好きじゃありません。
それでも、私のもとに降りてきてくれて、生まれてきてくれた登場人物と物語たちのことはとてつもなく大好きです。愛しています。
だからこそ、自分の文章でそれをちゃんと伝えきれないのが本当に嫌で嫌でしょうがないです。
下手かもしれない、ありきたりかもしれない、つまらないかもしれない。ていうか、ぶっちゃけ全部当てはまっているのかもしれませんが……!
それでも、お世辞でも私の作品を好きだと言ってくれた方がいて。登場人物が好きだと言ってくれた方がいて。紙で読みたいくらい文章が好きだと言ってくれた方がいて。
そんな方々がいたから、今までネットで書き続けていて。これからだって、書き続けたいな、という気持ちがあります。
その中には、私の夢を応援してくださっている方々もいて。その人たちにまったく恩返しができていない状態で。
もちろん、期待なんてはなからされていないのはわかっています。
幸せなことに、私にメッセージを送って、応援をしてくださる方は、優しい方が多いから。
もしかしたら、本気で応援していただいている方もいるかもしれない。……本当に、ありがとうございます。ひねくれた書き方をして、ごめんなさい。
自分が一番期待をして、自分が一番期待していないんですよね、今は。
矛盾してるけど、そんなかんじです。
ちゃんと堂々と、自分の作品を売り込めるようになりたい。
堂々と期待をしたい。
あわよくば、じゃなくて、絶対に大丈夫。そう思えるようになりたい。
そして。
一番は。
とある小説大賞、とかじゃなくて。
ちゃんと大本命のところの名前を、堂々と言えるようになりたいです。昔はちゃんと言えてたのにね。
少しだけ、過去の話をします。
今までなにをやっても馬鹿にしかされなくて。
それを表面的に笑って流すことしか知らなくて。
真剣にやったところで上手くいった試しなんて、言ってしまえば一度もないです。
いわゆるできそこないです。
勉強は、やれば平均そこそこはイケるのに他にやりたいことがあるからやらないタイプ。
運動は、指差して笑われるどころか、迷惑がられるくらいできないタイプ。唯一持久走だけ、クラス一位とか二位とかでしたが、足を痛めてからはなにもできない。
そんな自分が唯一認めてもらえたものが、日記でした。
あれです。先生に見せるタイプの。だから、日記だけど、ちょっと違う感じ。
幼稚園から物語を作るのが好きで。小学校一年生くらいからずっと絵本だったり、小説だったり、漫画だったりを書いてきていました。脚本も書いてみたこともあったり。詩も、詞も作りました。
日記も、その調子で書いていて。
そしたら先生から、表現が素敵だねって。小説家を目指してみたら?って。
それまでぼんやりと、お話を書いていきたいな、と思っていた私は、少しだけ、そのぼんやりがはっきりしたものに変わり始めて。それでもまだ漫画か、小説かって悩んで。
さらにはっきりとなったのは、中学生の頃。
とあるラジオで募集していた小説大賞。結局こちらも落ちましたが、これがきっかけで、私は小説家になりたいかも、と思うようになりました。
そして受験期にネットで小説を投稿するようになりました(勉強ももちろん並行してやってましたよ……?この頃は、ですが←)。
活字で自分の物語が見れるのが、嬉しかったんです。それまでずっとノートに殴り書きしてましたから(手の早さよりも、脳内の映像のほうがはるかに速いので間に合わせるためにみみずみたいな字で書いてました。友人には、同一人物が描いたとは思えない、とまで言われた)。
活字の自分の小説を見て、私、紙の本で自分の小説を読みたい、と思ったんです。できれば、それをたくさんの人に読んでもらいたいって。
目標のレーベルはすでに決まっていました。少女向けなんかじゃ全然ないけど、かなり幅は広いところ。
私がラノベを読むきっかけになった作品の、そのイラストレーター様(今は漫画家様でもあります)に挿絵を描いていただきたくて(……完全に運ですけども)。
明らかに作風が、レーベルとも、その方の描かれる絵とも違うので、もうなんか、おいこらって感じなのですが。
だから、あんまり自分の文章が好きじゃないんですね。
まあ、そんなことがあって延々と公募に投稿しつつ、ネットで執筆しつつをしていました。
活動を休止するのは、奔埜の名前で二度目、私自身では三度目です。
一度、ネットでしつこく追いかけまわされたことがありまして。
今回の本題とは関係ありませんが、カクヨムさんで高校生限定の小説コンテストが開催されますね。
キラキラしていそう。休止する奴が何を言うって感じですけど、すごく楽しみにしています。だけど。
本音を言えば、反対です。別に自分が参加できないからではなく。
小説投稿サイトにも、いわゆる出会いを目的とした方はいます。性的な出会いのほうです。
私は前の名前を使っていたとき、油断をしていて、すんでいる県と、自分が高校生であることを書いていました。
「十代でこれだけ書けるなんてすごい!」って、お世辞でも持ち上げてくれる方が多かったものですから、すごく嬉しかったです(今と比べても、高校時代のほうが表現力は高いです。辛い……)。
ペンネームや作風から、おそらく私の性別を女性と判断したのでしょう。メッセージが着ました。
最初は、普通に、応援をしています、というようなもの。
それが気付いたときには、住所やメールアドレス、そして、直接会わないか、というようなことを遠まわしに訊ねられるようになりました。メッセージの内容では、どうやら私自身をリアルのほうで特定したとみられるような記述もありました。……まあ、少しだけ、ほんの少しだけ土地がずれていたので、完全に特定されたわけではなかったのですが、本気で寒気がしました。
怖くなってそのサイトを退会したら、当時活動していた他の複数の小説サイトにまで、教えてもいないのに現われてメッセージを送られて。最近元気?とか、誕生日おめでとうのメッセージや、大みそか、お正月のメッセージまで。
結局そのアカウントも捨てて。
活動を控えました。
本気で怖かった。即座に殺されるならまだいい。いやそれも嫌だけど。でも、もしも誘拐されて生き地獄を味わうような目にあったら。家族や友人に迷惑をかけてしまうようなことがあったら。
今でも思い出すだけで吐き気が止まりません。通学するとき。やむを得ない事情で少し遠出するとき。ケータイを、あとは通話ボタンを押すだけですぐに警察にかかるようにして握りしめていた日は、忘れられないです。
つい最近までカクヨムさんや小説家になろうさんでのユーザーフォロー機能を使わなかったのは、それが理由です。迷惑をかけてしまうのは絶対に嫌だったから。
私にまとわりついていた全てのアカウントの活動記録が数年前で停止していたので、おそらく大丈夫だろう、と判断して、それでもちょっと怖かったのでお手伝い部で少しだけ実験(お手伝い部!に出てくるエメアイは、このときに連載していた作品をもとにしています)して、それでも動きがなかったので、一応某サイトの運営様に事情を説明して把握していただいてから、フォローをさせていただくようになりました。
もしも、その方の活動が再開されたら、フォローは即座に切ります。決して縁を切りたくなったとかそういうわけではありません。
同じような思いを、そのコンテストに参加される方がしないように、祈っています。……そこまで運営様が考えていてくださることを、祈っています。
だいぶ本筋から離れましたが。
公募に送りつつ、ネットでも書きつつ。
自分の駄目なところがすごく見えてきて。
うん、辛い。普通につらい。
一番つらかったのは、自分の大好きをたくさん詰め込んだお話が落選したこと。まあ、かなりカラーが違ったのでしょうがないかな、なんて思いつつ。
そんなのいいわけで、実力が足りていなかったからなんですけどね。でも、駄目なところが見つかれば、潰せばいいだけですから。……まあ、そこが一番つらいんですけども苦笑
きっと公募関係に詳しい方がきけばわかるようなことを言います。
度胸がまだないので、ちゃんとは言えませんが。
四月上旬締め切りのとある賞に送るために、今なろうさんに投稿している小説の連載を終え次第、ネットでの活動を休止します。
早くて来年、遅くて、もっと先。
お手伝い部!は、私の書きたい、を詰め込むと決めた作品。可能ならば、主人公たちの恋愛が結ばれたあとも延々と連載していたい作品です。公募に応募は絶対にしないと決めていて、絶対にこれだけは、私の「かきたい」を最優先にしようと決めた作品。
更新は休止しますが、活動再開したときに、更新も再開します。
散々待たせた挙句、こんな形での休止になってしまい、申し訳ございません。
さくらのまちのリニューアルも、そのあとになります。こちらも、申し訳ございません。
本音を言えば、カクヨムコンやなろうコンに投稿してみたかった……!!
それ用のお話も、実はざっくりとしたプロットの手前の手前みたいなものがあるんですけど、諦めます。
今のままじゃどっちにしろ、自己満足で終わってしまうから。
最後に。
延々と心の中を垂れ流し状態でまとまりのない文章に付き合ってくださり、本当にありがとうございます。
今まで本当にお世話になりました。
中途半端な状態で更新を休止することになった作品があります。楽しみにしてくださっていた方、本当に申し訳ございません。お待ちいただけますと、幸いです。
自分の納得できるレベルまで持っていくことができれば、また絶対に戻ってきます。
Twitterは、たまに呟く予定ですので、なんかぼやいていたら、「あ、奔埜はまだ、活動を再開するつもりではいるのだな」と思っていただければ。
本をたくさん読みたいです。きっと読了の呟きなんかが多くなりそうです。そうしたいな。
そして、たくさん文章を書きたいです。
パソコンじゃなくて、久しぶりに手書きで書きたい。
ノートに殴り書きしたいです。
ペンダコが凹むくらい(学生時代は本当に、書きすぎた日には凹んでました。すぐ元に戻るので何とも言えない気分でしたが笑)。
なにかございましたら、メールが来るように設定していますので、こちらのノートのコメント欄にお願いします。ちょっと他の方に見せづらいメッセージの方は、Twitterまでお願いします。
長々と失礼いたしました。
まだ、活動休止するまでだいぶ時間がありますが、それまで、そしてどうかそれ以降も、よろしくお願いいたします。
突然のご報告、失礼いたしました。
2017.07.08
奔埜しおり