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『#匿名キャラお見合い企画』を終えて。作品編

こんばんは、奔埜です。
今回は先日参加していた『#匿名キャラお見合い企画』の投稿作品の振り返りノートです。

キャラクター編はこちらです。
https://kakuyomu.jp/users/bookmarkhonno/news/16818093087167953631
そこそこ長い。

参加作品をまとめたのはこちらです。
https://kakuyomu.jp/works/16818093085528637224

企画ページはこちら。
https://kakuyomu.jp/works/16818093085133939965

そして、キャラクターリストがこちら。
(色んな方が作成されたキャラクターをお借りしてお話を書いておりますので、こちらのリストを見ながら読んでいただくと参加されていなかった方でも読みやすいかな、と思います)
・男性キャラクターリスト
https://w.atwiki.jp/tokumeicon/pages/361.html
・女性キャラクターリスト
https://w.atwiki.jp/tokumeicon/pages/362.html

企画を開催してくださった板野様、素敵なお話、素敵なキャラクターを執筆・作成された参加者の方々、本当にありがとうございます。


奔埜は以下の5作品で参加しておりました。

『優しい人』
『はじめての』
『拒否する理由もない』
『心地良さに、名前をつけずに。』
『甘く、消えていく味』

順番にお話していきますね。
ネタバレを含みます。

『優しい人』
たぶん、今回の5作品の中で一番奔埜の色が強い気がする。
メインに、佐藤彩夏(女性キャラ8)と、間鹿島久さん(男性キャラ35)、サブに、川崎奈都美さん(女性キャラ17)と、花澤風太さん(男性キャラ13)、金堂奈々さん(女性キャラ26)が登場します。
私の作品の中で一番登場人数が多い作品です。
だから文字数も多い。
間鹿島くんがちゃんと彩夏の表情を見て、覚えてくれているのが個人的にとても気に入っています。
彩夏を書こう、と思ったときに、書くのならできれば同い年の子がいいな、お相手は男の子にしようか、女の子にしようか、とキャラクターリストを眺めていたときに、間鹿島くんの設定を見て、うあ、書きたい……!ってなったんですよ。
二人で両片思いすれ違い話を読みたいですね、今唐突に思いました。
自分なはずがない、が根底にある二人かなと思うので、傍から見れば「絶対両思いだろ!」となるのに、気づかない二人のお話とか。それを見ながら、気づけーいや、気づくなーでも気づけーみたいになりたい。
横道にそれました。
前回の近況ノートでも触れましたが、彩夏が花澤くんに憧れる様子は自然と見えていて。
お話を書こうと思ったときに、彩夏が等身大の恋をする様子が自然と見えたのが、間鹿島くんだったんですよね。
憧れが恋になっていくお話も好きなんですが、等身大の恋が書きたくて、結果、二人で失恋しました。
でも、前向きな失恋だと思いながら書いていました。
このお話の世界線の二人には、お互いを気にかけながら、少しずつ近づいていってほしいな、と思っています。
恋愛小説の一話目を書くつもりで書いてもいたので。
そうそう。
奈都美さんと彩夏とでお散歩してほしい欲が、ありました。
なのでお散歩仲間になってもらいました。
彩夏が懐いていそう。
奈都美さんと花澤くんのCPは、こう、見せてもらえる部分だけみていたら、きっと彩夏にとって理想の恋人たちだろうな、と。
柔らかい空気感がありそう。
ただ、たぶん、二人とも軽やかに誰かと付き合うタイプではないと思うし、ある程度お互いの抱えるものに触れても大丈夫だと思える人、もしくはお互いにそれを受け入れあえる人でないと付き合わないだろうな、とも思っていて。
だからこそ、お互いを受け入れていたら強いだろうなあ、と思ったのでした。全部勝手な私の妄想です。ここの二人も読んでみたい。


『はじめての』
メインに、佐藤彩夏(女性キャラ8)と辻浦優真さん(男性キャラ6)が登場します。
Xでも触れましたが、匿名トークでのとあるコメントがもとで書いたお話です。辻浦くんが真実の愛に目覚める相手にしてもいいと思う、という……いや、無茶苦茶読みたいってなって。
自分が成人してからある程度経ってからは、あまり未成年と大人の恋愛って意識して書かないようにしていた部分があって。
だから、ある意味挑戦したお話でした。
む、難しかった……!でも読みたかったんです……!
辻浦くん、設定を読んでいて、恐らく常識や倫理観は脳内にある人だろうな、と思っていて。そのうえで人間関係が風のように軽やかな人だよな、とも思っていて。
言ってしまうと、創作物で出てきたら絶対に好きになるキャラクターなんですよね。ガッツリ読専のキャラクターです。
そんな軽やかな辻浦くんが、真実の愛に目覚めたらどうなるんだろうって、考えてました。
考えすぎて、そもそも真実の愛ってなんだ……?となり。
今までが真実の愛でないとするのなら、複数との恋愛ではなく、ただ一人を一途に思う愛が、きっと彼にとっての真実の愛では?となり。
数あるうちの一人からただ一人になったら、いろんなものが変わるんだろうな、とか、元々相手の求めるものを提示できる人なのだから、きっと人に対する観察眼は人一倍鋭いんだろうな、とか。
だとしたら、他人から見たときに、自分と彩夏の関係がどう見えるかも、人一倍敏感に察して、考えただろうな、と。
『優しい人』は、恋愛小説の一話目でしたが、『はじめての』は、最終話のつもりで書いていました。
彩夏にとっては自分を好いてくれた『はじめての』人、辻浦くんにとっては辻浦くん自身の意志で去ることを選んだ『はじめての』人、ということで『はじめての』というタイトルにしました。
二人がこれからまた付き合う未来があるかどうかは、みなさんのご想像にお任せします。
色々不安だったお話なのですが、好意的に受け止めてくださった方がいて、本当に安心しました、ありがとうございます。


『拒否する理由もない』
メインに、都築椿樹さん(男性キャラ15)と花澤風太さん(男性キャラ13)が登場します。
人生初書きBLです。
正規応募期間締め切り5分切ったくらいのタイミングで駆け込みで投稿した作品です。
(確認お願いします、のDMを送信した時間が23:57)
本当に申し訳ないです……。
ちなみに、最終日はさらに駆け込みでした。本当にごめんなさい、ありがとうございます。
この二人のCPは、キャラクターリストで見たときからずっと読みたい!と思っていて。
最初に書いたのもこの二人のお話でした。久しぶりに小説を書いたものだから、小説になっていなくて没にしたのですが。
やっぱり読みたくて。最終日、仕事帰りの電車の中でプロットをねり、家につくと同時に書きました。
書きながら、終着点どこー!!ってなってました。
もうとにかく二人の会話を書きたくて。それだけで書いていたので、落ちを考えずに突っ走ったんですよね。
下限を超えたら、終わりに向かおう、みたいな。
ここを組み合わせようと思った理由はもう全部小説の中で書いたので、あれですが。
椿樹くんは、花澤くんの二面性を受け止めてくれそうだな、と思って。
あと、花澤くんは、信頼したあとなら、こう、弱さを見せてくれたりするのかな、と思ったりして。
二人の会話と攻防?を書くのが本当に楽しかったです。
左右はふんわり決めているのですが、読む方にお任せしたいので、明記はしません。
ちなみに、初めてBLを書くから不安になって、作品を書きながら、私よりもBL作品に触れている友人にいろいろ相談したのですが、その友人とは左右が逆でした。知ってた(好きになる組み合わせや左右、お話の系統がいつも真逆)
最初没にしたお話は、大道芸を見に来た九条春樹さん(男性キャラ2)視点で見た二人のお話でした。だいぶ空気感が変わるというか、色々崩壊しているので、表に出ることはないです。


『心地よさに、名前をつけずに。』
メインに、雨崎信(男性キャラ17)と、辻浦優真さん(男性キャラ6)が登場します。
本当は、信に関しては、書かずに終えようかな、と思っていたんです。
元々読みたい側に振り切ったキャラクターだったので。
でも、あの、辻浦くんをもう一度書こうってなったときに、あれ、もしかして信にとってだいぶ、その、言葉を選ばなければ、都合がいい人なのでは、と思って。
辻浦くんをもう一度書こうってなったのは、このままだと辻浦くんの好きな部分をちゃんと書けずに終わる!ってなったからです。
書けたかと問われれば、もっと書きたい!というかんじだったのですが。
そんなわけで、私が読む側だったときに絶対好きになるキャラクター同士のお話です。
どちらかがあと一歩踏み込めば、関係性が終わるか変わるかしそうな、そんな、都合のいい、心地のいい関係を書けていたらいいな、と思います。
「……吸血鬼に、なる?」
「信さんの、お好きなよーに」
を書きたくて。
たぶん、辻浦くん自身は陽のない世界でしか生きられなくても、面白いを見つけて強かに生きていくと思うんですけどね。
だからって相手を陽のない世界に引きずり込めるかというと、信にはできないし、しないだろうなと。
最初考えていたお話では、最後、空っぽになった信さんの家で辻浦くんが目を覚まして終わる予定だったんですけど、流石に怪我人置いて信は立ち去らないな、と思ったので、この終わり方になりました。
そうそう。
信さんは、一度も辻浦くんのおうちに行ったことはないです。呼んでもらおうとしたこともない。
辻浦くんも気づいてはいるけれど、わざわざ指摘することでもないと思っているので、言ったことはないです。


『甘く、消えていく味』
メインに、ユリストフ・メェメェさん(女性キャラ23)と川崎奈都美さん(女性キャラ17)が登場します。
『心地よさに、名前をつけずに。』を提出した後、最後に書き残したものはないかな、なにか書きたいな、と思ってキャラクターリストを覗きました。
この時点で最終日の22時過ぎ。
この二人の設定を改めて見て、書きたい!となってから、もう本当に時間との勝負で。本気で間に合わないと思いました。
書きたい!だけで書いたから、落ちまで決めていなくて。
時計見ながら、うあうあ言ってました、間に合う気がしなさ過ぎて。
書き終えられてよかった。
奈都美さんの歌に関するものを書きたいなっていうのと、メェメェちゃんの音を食べる設定って、いいなっていうのとがあって。
奈都美さんの歌声って、優しさとか、温かさとかがにじみ出るような、柔らかいイメージがあって。曲調によって爽やかにも、軽やかにもなるけれど、そこは変わらないのかなあ、と考えながら書いていました。
どんな味かなって考えるのも楽しかったです。
あんまり音を味で考えたことはなかったので。
メェメェちゃんとライブに行ってみたいですね。
あ、でも、音聞こえなくなっちゃうか。
……カラオケ行きますか?
なんてことを、ちょくちょく考えていました。
宇宙人を登場させたのが、たぶん自分が書いたお話の中で初めて……?いや、人生で初めて完結させたファンタジーにいた気がする。
でも、メインに据えたのは初めてです。
自分では書かない、登場させないだろう設定のキャラクターを書けるのも、この企画の醍醐味だな、と改めて思いました。
メェメェちゃん、書いていて本当に楽しかったです。
奈都美さんのお歌を聴いてみたい、本当に。


つらつらと、そのとき思い出したことや浮かんだことをポツポツと書いていきました。
まとまらない文章ですが、以上であとがきを終えようと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

本当に、楽しい企画でした。
ありがとうございました!

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