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『そして、月に吠えた。』完結しました。

こんばんは、奔埜です。


カクヨムコン10【短編】参加作品『そして、月に吠えた。』、完結いたしました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093088962704952

可愛がりつつも吸血量に遠慮がない吸血鬼の結良と、可愛くねえ! と噛みつきつつもなんだかんだ絆されている狼人間のおーかみくんのお話です。

短編の上限が一万文字なんですが、なかなか難しくて、ひえってなってました。
完結したものだと、そこそこ短いか、長いお話しか書いていないので、なかなか感覚がつかめず。
最終話、削らなきゃ!削りすぎた!増やせる!増やしすぎた!削らなきゃ!を延々と繰り返していました。

書き始めは悲恋のつもりだったんですが、個人的にはハッピーエンドになったので、そっと悲恋タグを外しました。

慣れたい……!
せっかくなので、コンテスト期間中にもう少し作品書いていこうかな、と思います。


少しだけ、裏話?のようなものを書いていこうと思います。
ネタバレが含まれますので、お気をつけくださいませ。


こちらのお話、元々は、十月に書けたらいいな、なんて考えながら書いていたプロットでした。
まだその頃は小説を書けるようになっていなかったので、本当に、書けたらいいな、くらいの気持ち。

ちょっと季節はずれたけれど、読みたいお話だったので、書きました。
一万字以内にはおさまるだろう、と思って書いたんですけど、おさまるかーい!って感じでした。はい。笑

本当は、最初に結良が住んでいた家の前の住人について、とか、日野がハンターになった理由とか、ひたすら可愛い可愛いされすぎて、道端でうっかり(別のものに対しての)かわいーって声に振り返っちゃうおーかみくんとか、書きたかったんですけど。

書きながら、最後のはよく考えたら無理やり突っ込めたな、なんて思いました。

結良が最初に住んでいた家の、前の住人は、結良のお父さんでした。
お母さんは人間だったので、先に亡くなってしまうのですが、それが大きな原因となり、そこにいろんなものが積みあがって、気に入った人間をさらっては監禁し、飼いならし、亡くなればまた人間を探しに行く、といったことを繰り返すようになりました。
結果、ハンターに狩られてしまいます。
ちなみに、結良が見た、灰になった吸血鬼は、また別の吸血鬼です。あの地域、吸血鬼多いな?

日野のお父さんは、ハンターでした。
基本、誰かを疑うことがない人で、だから、よくハンター仲間にいいように使われたり、吸血鬼たちに騙されたりしていました。
日野が中学生の頃、お父さんは吸血鬼に騙されて亡くなってしまいます。
その吸血鬼を狩るために、日野はハンターになりました。
基本的に、化け物は全員嘘つきだと思っています。

そうそう。
最初は結良がポンポン下ネタを発するし、そういうこともしたしって話だったんですけど、バッサリ切りました。
私のメンタルがもたなかった。あと、文字数も絶対的にこれは足りないってなった。

なんかね、普段下ネタそんな言わないからどこまでがネタで済むんだろうとか、そもそもそんなの、お互いがある程度お互いのラインを見極められるようになるほど親しくなってからじゃないと無理では?とか、いろいろ考えていたら、頭が爆発しました。
ちょっと私にははやかった。
まああと、初対面で下ネタぶっぱされたらたぶん、おーかみくんはオーバーキルだっただろうな、とも思ったり。
割と女の子にそこそこ夢抱いている子だとおもってはいるので。
別に皆が皆下ネタ話すわけじゃないですけどね。男女どちらも。
わかんない、単純に私が振られないだけかもしれない。

あ、あとあと。

日野くん、プロット段階ではいませんでした。
というか、ニンニクの話を書く直前までいなかった。
いきなり出てきた。びっくりした。
だから、プロット段階では、普通に見ず知らずのハンターに二人とも撃たれる予定でした。
もっと言えば、逃げることなく、曇りの満月の日の夜に結良の家に行ったら、家の中で結良が撃たれて灰になるところで。雲が動いて月が出たときに、おーかみくんは狼人間になり、ハンターに飛び掛かって終わるはずだったんです。
はずだったんですよ……。

本当にびっくりした。

裏話は、そんな感じです。

最後になりますが、読んでくださった方、応援してくださった方、お星さまを入れてくださった方。
本当にありがとうございました。

それでは。

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