"Dear K"に星やハート、温かな応援コメントを頂き、ありがとうございました。今回のお話を書くようになったいきさつについて書いてみようと思います。
あ、もちろん書く事になったきっかけとしては、香鳴裕人様の自主企画、同題異話に毎月参加させて頂いているからなのですが、今回のテーマ自体は、現在の自分に向けてのものでした。ここの所、落ち込む事ばかりで心が撃沈で。。。
こんな時、昔ほんのちょっとの間だけでも知り合って勇気付けられた人達がいたなあと思い出してみたり……。それで、出来たのがこのお話です。
冒頭の舞台となった外国の田舎は、架空の地ですが、参考にした場所はあります。まだ若い頃訪れた村ですが、ヨーロッパという事だけで、具体的な地名については伏せておきます。当時は、本当にそこにいて世界の果てに来たみたいな気分になっていましたが、観光ツアーに含まれているという事は、やはり何らか観光地の一つなんですかね。そうですよね。^_^;
野球に関しては、一時期ほど熱心ではありませんが、テレビやスタジアムの観戦が好きです。それに野球について書かれたノンフィクションものを読むのがも好きです。以前の同僚が、「悩んだ時、必ず好きな野球選手がそこから抜け出すヒントをくれる」と言っていました。結構アイドルみたいにファンだった感じの人ですが、その言葉には同感てす。
写真集については、実はモデルになったものがあります。いつだったか忘れるくらい昔に、雑貨屋さんにちょっとお洒落な写真集が売られていた事があります。B6版位の小さなサイズなのですが、おそらく輸入物で、割と流行っていた印象です。その後シリーズになって売られていましたし、初めに見た雑貨屋さん以外でも書店にもラックとかで売られていた気がします。何ヶ所かで売られているのを見たような。
タイトルは、本当にDear ○○とか I love you とかそんな感じで、作者の好きな物の写真が並べられています。バレンタインデーやホワイトデーにプレゼントと一緒に相手にどうでしょうみたいな宣伝文句があったかも。イメージですが、虹とか道端のタンポポとかそんな写真でした。それが途中でいきなりベーブ・ルースのモノクロの写真が出てきまして、それがけっこう印象的だったんです。私は有名な野球選手という事は知ってましたがベーブ・ルースの顔を知らなかったので、名前が下に載っていたのだと思います。しかも若い時の写真でなく、割と年取っていて物憂げに空を見上げているような写真だったと思います。
作者がどういった意図で、これらの写真を並べたのか分かりませんが、ピュアなものという括りだったのではないかと考えます。
今回、書くにあたってこの写真集の影響(立ち読みしただけですが!)が大きかったです。最近この写真集の事を何とか調べようとしましたが、手掛かりもなく、泣く泣く諦めました。どなたか知っている方がいたら、ぜひ教えてほしいです。(*>_<*)ノ
あ、あと言葉遊びの部分は、十代の頃雑貨店で買ったケイト・グリーナウェイ
のバースデーブックというのを参考にしました。マザーグースの挿絵で有名な昔のイギリスの挿絵画家です。
そんな感じで、これを書いている間は自分としても色々過去を旅した気分の貴重な数日間でした。
そしてまだまだ外へ出る事が推奨されない世の中ではありますが、また旅行に行ったり、野球を観に行ったりしたくなりました!