皆様、いつもお世話になっております。弓チョコと申します。
さて、「BLACK OUT ~ 角折れた竜王と最弱種族の男」ですが、3/26の更新第50話で完結いたしました。
ご愛読、ありがとうございました。
この場をお借りしてあとがきといたしたく思います。
物語の結末にも触れますので未読の方はご注意ください。
●キャラクターについて:メインキャラ
■主人公ラス
「怒り」。人族の怒りです。主人公としては、ちょっと冷酷な感じですね。まあ、人族の背景があれば当然ではありますが。
作中で18歳から19歳になっていますが、いちいち誕生日を報告する性格ではないので言及されていません。
好きなものは安眠。レナリアの膝は効果抜群なようです。
「和の国」建国後は、「大使」という役職に就きます。各国を回り、奴隷解放と受け入れ、現地の協力を得る為に頑張る役職。レイジやレナリアの命令を受けて世界中を旅します。
その護衛として、リルリィが付くことになります。
■ヒロインについて
レナリア、リルリィ、ウェルフェア、シエラは4人ともヒロインとして扱っています。「主要女性キャラ」ですね。
「純人族」のヒロインを出さなかった理由は、「非力」という点でレナリアと被るからです。あと、「男性→人族」「女性→亜人」の構図はこの物語で重要だからです。ラスの夢である「友好」の組み合わせなんですよね。さらに言えば、女性のほうが強くないと、戦争に参加していて不自然だからです。ファンさんには申し訳ないですが。
■レナリア・イェリスハート
年の差ヒロイン。28歳の「少女王」。王としての年齢で言えば本当に若すぎます。
「種族の為に命を削って頑張る」姿勢のラスに惹かれていきます。命の恩人でもありますしね。
歩けないヒロインという珍しいタイプの要介護系ヒロイン。そして元最強の魔法使いというギャップ持ち。
「火の国」の皇太子に見初められたようですが、どうなることやら。ライルが王となれば自由の身になれるでしょうが、まだまだ先になりそうです。
■リルリィ・ジェラ
隻眼系ヒロイン。純粋っこ枠。良い子。可愛い。そして最強。
作中では10歳から11歳になっています。
「翡翠石」の石言葉は健康と繁栄、福徳、長寿、幸福。
魔除けのお守りでもあります。
自分を救い、導いてくれたラスへの好意は旅を経て成長し、恋心へと変わります。
数年後、「大使」ラスとの世界を巡る旅の先で、想いを伝える日は近いそうです。
因みに、実家で真面目に修行を積んだ結果、最終的にセシルより強くなります。ライル、「火竜王」、ルクスタシアに次いで竜人族で4番目になるそうで。
■ウェルフェア・ルーガ
友好の証系ヒロイン。言いたいことをすぐ言う枠。気になったことをすぐ聞く枠。狼耳可愛い。
この世界では、獣人族は獣の顔をした人なので、人の顔をしたまま耳や尻尾がある、いわゆる「獣娘」は唯一彼女ひとりのみです。「混血児」の設定的に亜人相手にはモテまくりの魔性の女。
物語で一番成長したヒロイン。14歳です。
ライルと幸せになるのかは分かりません。今のところ、彼女にその気は無いので。
彼女が「爪の国」で頑張る話も書いてみたいなあと思いつつ。
■シエラ・アーテルフェイス
上品枠。羽毛もふもふ枠。大人の女性お姉さん系ヒロイン。26歳です。
転生者ヒューリに対し、ほぼ無条件で好意を抱いています。あの喋り方や性格が好きなようで。
彼とどこに消えたのかは分かりませんが、あの後もちょくちょくシャラーラとは会っているようです。
あの調子なら、子を授かるのは時間の問題でしょう。
「羽の国」再興はいつになることやら。
今回はここまで。
まだ書きたいことがあるので、次回もあとがきます。