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「復讐の魔人」あとがき

「復讐の魔人」あとがき

お世話になっております。
弓チョコと申します。

さて、カクコン9に参加している本作が完結いたしましたので、あとがきをば。

本作はなんといっても「復讐」「ハーレム」に挑戦したということですね。今まで書いたことなかったです。

・復讐のジレンマ
いわゆる「虚しいぞ」的な奴。これは無視しました。ムカつく奴ぶっ殺したらスッキリするに決まってますからね。
「復讐をしても故人は生き返らない」とは言いますが、そこは論点ではありません。子熊が拐われたら、母熊はどうしますか? 死ぬまで追ってきますよ。んで殺戮です。
ヴァイトは熊よりやべー奴です。

・ハーレム
実は初めて書きました。
あんまりハーレムシーン無かったと思いますけどね。皆ヴァイトのことが恋愛的に好きです。
で、「なんとなく好き」じゃないんですよ。ちゃんと理由があります。ハーレムものの主人公って、理由なく好かれることが多い(偏見)イメージなんですけど、それは回避しました。
彼が彼女達に手を出さないのはツキミの復讐の最中だからです。復讐を遂げるまでは、まだ彼の隣はツキミの席です。

・ヴァイトという男
強さとは、思い通りにする力。
正当かつ王道に「強い男」にしました。筋肉ムキムキで豪快で短絡的で素直で馬鹿。いつでも余裕の笑み。
強けりゃなんでもできるんです。犯罪だってなんのその。だって、ヴァイトを捕まえられる警察なんて居ませんから。
なのに最低限の倫理観がある、というのが魅力のひとつかなと思います。
名前は「bite(噛む)」からですね。

・ミツキ
ヒロインの筈なんですけどね。ずっと彼女の一人称でしたね。
ヴァイトの恋人の妹。
牙のある女の子。種族上、土とか石とか普通に食べます。
ふたりの恋愛の行方は分かりません。多分、簡単には抱かせないだろうなあ。なんかムカつくから。
名前は「噛み付き」から。

・トミ
一緒に戦闘する系ヒロイン。「ヴァイトお兄ちゃん」と呼ぶのでこっちのが妹力高め。
11で魔剣使ってると多分後々身体への負担がヤバそうですが、どうなることやら。
名前は「富」から。人間ぽい。

・メイヨ
途中で離脱する系ヒロイン。奴隷制度や種族差別に対して物申す系ヒロイン。
彼女の言う通り、そんなムカつく世界ではなく、面白い魔界について研究する方が精神的にも健全だと思います。
いつか再会するかもしれませんね。
名前は「名誉」から。

・ユク
便利系ヒロイン。「上空からの情報」って、とんでもないアドバンテージなんですよね。
つまりMVPです。
最年少ですが、ヴァイトの子を産む覚悟は誰よりもあったりしますね。
皆で故郷に帰るエピソードもいつか書いてみたいかもしれません。
名前は「飛んで往く」から。

・タキ
裏・便利系ヒロイン。彼女が居ないと旅は成り立ちません。地味ですが、小説を書くにあたって不要と切り捨てられてきた「普段の生活」「旅の様子」の殆どが彼女の活躍によって成り立っています。
綺麗な清水の確保から火起こし、即席の衣服や食器類、テントの作成。罠の作成や追跡など動物の狩猟。簡単な傷の治療や虫除けなど。
加えて地上の偵察に乗馬。
何も持たない「ゼロ」から、「山林で一生暮らせる能力」。
つまりMVPです。
皆はこの子に一番に感謝すべき。
名前は「叩き付ける(多分尻尾をかな?)」から。

・マモリ
追加戦士系ヒロイン。後からハーレムに加入する子は欲しかったんですよね。あとお姉さん枠?
火は、多分吹けると思うんですけど、恥ずかしいのか人前では吹きません。
彼女が居ないと【アドラメレク】【噛月】はできていないので、ヴァイトは感謝すべき。彼女は魔剣と機剣のハイブリッドに挑戦した最初の技師です。
名前は「守り」から。私の中の角人族のイメージですね。

・ツキミ
死んでる系ヒロイン。
復讐の理由であり、物語上ヴァイトが他のヒロインとエッチしない理由でもあります。これ必要です。ヴァイトくらい野生児だったら、普通据え膳なんて食いまくるでしょうから。そういう話にはしたくなかったので、親とかではなく恋人に殺されて貰いました。
奴隷でストレスて太っていたのにさらに悪い待遇になって売り飛ばされて娼館にも要らないとか言われて戦場で殺されるとか、最悪な人生ですね。
けど、ヴァイトと一緒になったので最高だと思います。名だたるヒロインを押しのけて一等席。
名前はミツキから派生しました。

・ケイシ・アーディン
最強にムカつく奴。を、書くのも珍しいです。大抵、悪役もちゃんと色々考えてますからね。私の作品。
彼の登場のタイミングをいつにするか悩んでいましたが、程よくできたかなと思います。
名前は「軽視・亜人」です。

・最後に
いやー。とにかく楽しかったですね。書いてて。
ヴァイトがぼっこんぼっこん無双するのは痛快で。無双にもちゃんと説得力を持たせられたと思います。
勢いって大事ですね。ヴァイト自体、あんまりシリアスにならない性格で良かったです。暗くなりすぎないというか。

では、この辺で。
ご愛読ありがとうございました。

またどこかの弓チョコワールドでお会いできたら良いですね。

それでは、また。

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