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「1/2」。

連載作の最新話を昨晩更新しております。

作中キャラクターの過去話でありますが、謎の川本真琴オマージュ回でもあります。

どうして語尾に「ござる」をつけて喋るヤツが、見えなくなるほど遠くにボールを投げれる肩が云々という歌詞が出てくるJ-POPを知らないわけがないと言い切れるのかナウなヤングの諸姉諸兄には分からないかもしれないと書いてから不安になりましたが、まあそのまま押し切りました。
分からない若人は「ござる」語尾の主人公が出てくる有名漫画原作アニメの歴代オープニングテーマをお調べください。ハットリくんじゃない方ですよ(ハットリくんは通じるんだろうかという負のループに陥る)。


そんなわけで作中の大体の年代を明かしております。
今世紀末が舞台であるにもかかわらず、女児がみるような物語番組に登場するお嬢様キャラクターがあいも変わらずくるくるに巻いた髪で「〜ですわ」と喋る高飛車キャラクターということになっているのはどういうことなんでしょう? この後の約百年の間「お嬢様」というキャラクター像が一切進化しなかったどころか後退しているということなんでしょうか。困ったものですね(遠くを見ながら)。

ちなみに前回で主人公たちが海辺で食べていたスナック菓子は商品名こそ出していませんが「じゃがりこ」乃至その後継的なお菓子だということになっています。カルビーにはあと百年くらい頑張って頂きたいという願望の現れでしょうか。


現代の女の子が大正から昭和初期の文化風俗を面白がる感覚で約百年後の世界の女の子たちが90年代から2000年代の文化をありがたがっていたら面白いな……という理由で始めたミレニアムブームという設定ですが、自作の中に90年代を振り返った作品がもう一本あるせいで「自分の若かった頃の文化風俗を下の世代にゴリ推しする厄介な年寄りだと思われてるんじゃないだろうか……(ああ昔はそういう大人世代が本当にイヤだったのに自分が同じことをしている)……」と実は結構ヒヤヒヤしております。

最初はほんのネタにするだけのつもりだったんじゃ……。雰囲気だけに留めておく予定だったんじゃ……。


文字数も相変わらず凶悪な上に、入れ子になってるわ時系列が捻れまくってるわな荒ぶる回になっております。
ボリューム的には二話くらいに分割した方が良かったかなと思うものの、妙な構成を採用しているため一話に収めました。ややこしい回でごめんなさい……。

なお章題には有名な海外小説のタイトルをお借りしました。いずれ読みたいと思っているのに未読ですみません。

そんなわけで更新分はこちらです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885611315/episodes/1177354054885986203

こんな変な話をお読みくださる方々、いつもありがとうございます。心の支えにさせていただいております。


ついでに、90年代文化風俗(主にお笑いとバラエティー番組方面)を取り扱った小説がこちらです。こんなんですが異世界転生ネタの小説です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884245391

こちらも連載中は不人気でしたが、その後から読んでくださる方がポツポツ増えて、おかげさまでレビューもいただく子に育ちました。
よろしければ、気楽にお楽しみください。

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