「日帰りファンタジーコンテスト」に応募していたアーニャのお話が、編集部のピックアップ作品に選ばれておりました。
あわわわわ……。
出先での用事が一段落したタイミングで知ったのでその後しばらくどういうテンションですごしたら良いのか分からず、『ちびまる子ちゃん』の4巻にあったまる子が賞状をもらうエピソードを思い出すなどしてやりすごしておりました(絵画コンクールで賞をもらったので全校児童の前で賞状を受け取ることになったのでテンションの上がったまる子が家族に対し「まる子の一生の晴れ舞台なんだよ」「ちょっとこれ普段着じゃない。スパンコールの入ったドレスとかないの?」など浮足立ちまくったセリフを言い放ち「これが一生の晴れ舞台ならずいぶん貧乏クジを引いたものだ」とか「それでは大晦日の八代亜紀である」等とナレーションでツッコミを入れられる。……いま手元に単行本が無いのでうろ覚えですが)。
日頃褒められることが極端に少ない人間はこれだからいけませんね。
おかげさまで少し冷静さを取り戻しております。
改めまして、『嘘松アーニャの夢色異世界』をお読みくださった方、評価・応援してくださった方、皆様ありがとうございます。
お陰さまで自分ではベストと思える結果を得ることができました……。
コンテストの趣旨に反して微妙にカテゴリーエラーな本作でここまでの結果が出せたことが何よりの喜びです。
重ねがさねありがとうございます。
近況ノートなどで書いていた通り、「アーニャ」は実際に虚言としか思えない夢みたいな日々の生活をほぼ毎日webで報告する人をイライラしながらもチェックし続けていた自身の感情を核にして作った物語でした。
ノンフィクションを謳っているけれど明らかにフィクション、しかもクオリティーが低い、そんな物語をイライラしながら上から目線で見ている自分は何者、何様……? すくなくともこの人はこの作品で本を出してるけどお前はなんにも成し遂げてないぞ? ……となっていた虚しい日々の積み重ねがおそらくこの物語に結晶化したと思われます。
ネガティヴな感情も使いようだなと、改めて思いました。
……なんだか長いおしゃべりをしてしまいました。
近況で思わぬことをだらだらと語ってしまう程度にまだちょっと浮かれているようです。