カドコミ漫画原作コンテストに『透徹の園』という話を書いた。
脚本形式ってどう書くん……と終始頭を抱えながらの執筆でした。
お話自体はもともと「田舎暮らしで古い日本家屋に若い女子が住んでてあやかしとの心温まったり肝が冷えたりする交流」というコンセプトで作ってあったプロットなのですが。
家主のあすかと、たまに出入りする志岐、で考えたら話が全然思い浮かばなかったので、程よく他人で程よく未熟な彪悟を放り込んでみた次第です。
彪悟が生まれたおかげでなんとか書けました。ありがとう彪悟。人生ハードモードですまない。
①古い日本家屋の古き良き生活がやりたかった
「スマホを使わない」に挑戦しました。檜佐木家は固定電話です。舞台設定は現代だからみんな持ってはいます。多分志岐はSwitchとか持ち込んで彪悟と遊んでる。
あと日本の年中行事も、自分が疎かな人間なこともあって色々やってみたかった。
1話目は強いて言うなら葬儀・四十九日。2話目はお花見。3話目はお盆。4話目は焼き芋(落ち葉で焼き芋はたいへんグレーゾーンですがどうしてもしたかった)。5話目は餅つきと年越し。
続きがあるとすれば書初めや七草粥などの新年ネタ、節分、バレンタイン、ひな祭り、春のお彼岸、端午の節句、夏越の祓、水無月などあれこれやりたいですね。日本の年中行事大好き。
②脚本形式難しい
ト書きを意識していたのですがどうしても説明したくなってしまう。
最初は3000~7000字ってけっこう多いなと思っていたのに、いつのまにか「もう6000字台に乗ってしまった、まずい、そろそろ話を畳まないと」と焦っていました。
③ヤマとヒキ難しい
自分の悪癖というか欠点だなぁと思いました。ヤマはともかくヒキって何をすれば……?
いや、わかる。漫画を読んでて「あ~~これがヒキ」ってなるからわかっているのに、いざ書こうとすると「わざとらしっ」「恥ずかしっ」「キッチリ終われや」となってしまう。自分に足りないのってこういうところだなあ。反省。
④すぐ主人公の人生ハードモードにする
人が死んだら悲劇になるのは当たり前、いかに死人を出さずにストーリーを動かすか、と考えることもあるのですが。
ハードモードじゃないと壁を乗り越えられない……どん底から這い上がれない……という脳なので、生育環境が健全な主人公をなかなか作れません。悩み。
というか生育環境が健全な主人公に生まれる葛藤って何だろう……。
あとジャンルも。現代が舞台であやかしが出てくるから現代ファンタジーなのか……でも一応根っこのテーマは家族のかたちのつもりだから……と現代ドラマにしましたが今も正解がわかりません
まあ最近のランキング、現代ファンタジーはほぼ現代にダンジョンできてるみたいだから。うちの話はダンジョンないから……
反省点の多いお話になりましたが雰囲気は好きです。
落ちたら小説に起こして公開する。