こんにちは。空気のにおいも空のいろもすっかり秋にそまってきましたね。季節の変わり目はなんとなく切ない。
まずは、拙作をまったり読んでくださる皆さまいつもありがとうございます。pvが地味~に増えるのを眺めて毎日楽しんでいます。♡くださる方もいらっしゃるのがとっても嬉しいです。
現実世界→異世界の転生ってもはや飽和状態で、「これを除く」っていう条件つきのタグとか企画とかも見られますよね。
となると異世界→同じ世界の「転生」要素はどうなる?と、最近深刻に悩んでいます。
流行りの「現実世界→異世界」と、もともとファンタジーのファクターとして登場する「異世界→同じ世界」あるいは「過去→現在」の転生って、同じにされたら困るというか区別すべきですよね。
「現実世界→異世界」の場合は、我々と同じ土台に生きていたキャラクターが、新たな能力を付与されたり現実の知識などを全力で利用して、異世界でのし上がったり活躍したりというカタルシスが重要なのに対し、
「異世界→同じ世界」あるいは「過去→現在」の場合は、前世から続く業の深い因縁を今度こそその手で断ち切るという宿命的なストーリーが主題となる。
なのにどっちも「転生」って言っちゃうと、後者を描きたい自分としては前者といっしょくたにされちゃってあー困る。
連載している『アンコール・サーガ』、最近はやりの異世界転移も異世界転生も含まない正統(?)なファンタジーのお話のつもりなのですが、ストーリーが続くと、その世界の中での魂の転生、という要素がうすっぺらい感じで出てくることになります。
いまのところ「異世界転生・転移」か「転生」といった風にぼんやり区切られていますが、その差は実に曖昧なような気がするというか、わたしが困る。
カクヨムに書き手として参入したのがついひと月前なので詳しくないんですが、少なくとも小説家になろうでは「ファンタジー」と「異世界転生・転移」が別に登録できるようになっています。助かる。
(といっても「ファンタジー」に異世界転生・転移の設定を含む作品が多数登録されていてランキング上位陣もそんな感じですが)
正直、完全別にしてほしい……!
書き手も読み手も、ここまで異世界転生・転移が一定の数増えて土台がしっかりしてきたら、その辺の区別はしっかりつけるべきだろー、と思うようになりました。
とんだ独り言でございました。
ところで、カクヨムコンの募集要項が出ましたね。
放っておくと描かない性格なので、いまコンテストに合わせた執筆スケジュールを立てており、これに合わせてホラーを描くようにしようと思っていました。
が募集要項見て「あれホラー部門なくなってない!?」と冷や汗をかきました。
キャラクター文芸部門に統合されたんですね。今年受賞作が出なかったから……?
そもそもホラーで10万字以上ってなかなか大変ですしね、ジャンルの小説見る限り短めで完結しているものが多い気もする……。
募集要項の中で「こういう作品がほしい」って明言されているのは、解りやすいなーと嬉しいと同時に、こんなんみんな同じような話になるやんけ、とも思いました。(その中でも目立てる作品を求めている、というのは解っていますよ!)
異世界転生・転移系の流行が廃れたら次はなにになるんだろう?
ちょっとわくわくしつつホラーの構想を練りに帰ります。