前作・機巧操兵アーカディアンが終了して以来、いくつもの作品の構想を練り、冒頭を書き出し、しかし没にしたり保留にしたりを繰り返していました。
保留というのは、それが迫る Project ANIMA 第三弾「キッズ・ゲームアニメ部門」に応募するに辺り、その企画の中で評価を得られるという自信が持てなかったからです。
小中学生をメインターゲットとし、RPGなどのゲーム化もしやすい。その企画意図に沿った上で、決して仕方なくではなく、心から自分の好みを詰め込んだものでもある。その条件を満たすよう吟味を重ね、ようやく書き出すことができたのが今作になります。
タイトルは
神機の国のアリス~Alice ex Machina~
(しんきのくにのアリス~アリス エクス マキナ~)
色々考えましたが、不思議の国のアリスをモチーフにし、かつロボット物であることが何となくわかる──となるとこれよりいいのが浮かびませんでした。もし今後もっとよい名が閃いたら、その時は変更します←
この作品には僕がこれまでの人生でインプットしてきたものが凝縮されています。若い多感な頃にふれた大好きな作品たち。そして「いつか創作の役に立てよう」と学んだものの長年活かすことができなかった神話・伝承・オカルトの知識。
それらを再構築し、自分は見たいしきっと他の人も見たいはずだ、と思える理想の異世界ロボット物の形を構築しました。世界観には絶対の自信があります。その上で、どれだけ面白い話をかけるかはこれからの努力次第ですね。
今後コツコツと執筆し、規定の文字数に達したらANIMAの小説部門にエントリーすべくエブリスタに投稿します。
前作アーカディアンとはかなり毛色の違う作品となりますので、アーカディアンを好きになってくださった方に必ず気に入っていただけるとは申せません。これはこれとして、もしお口に合いましたら、楽しんでいただければ幸いです。