• 異世界ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

2019年7月13日の近況報告 選挙に行こうぜ

来週の日曜日、7月21日は参院選の投票日だが個人的にはとにかく選挙に行ってほしい。
 票を入れたい候補者がいないというのならサイコロを振って出た目で選んでもいい。
 とにかく「投票に行くこと」が重要で「誰を選ぶかは二の次」であるとさえ言ってもいい。

 よく「若者向けの政策をしない」から「投票に行かない」という声は聞くが実際は逆だ。
「若者が投票に行かない」から「安心して若者の声を無視した政策が出来る」わけだ。



 具体例として「トロピコ」という南国の大統領になって国家経営をするシミュレーションゲームがあるのだが
 アレは「大統領選挙の投票権を富裕層に限定する」事も可能で、そうすると貧困層の意見は選挙に影響しないので無視することが出来る。
 投票に行かないというのはこれと同じことだ。「若者が来ない」ので「安心して若者の声を無視できる」わけだ。

 逆に若者の投票率が高いと「今回の選挙では勝てたけど次はあるかどうかわからない」と当選者に思わせることで若者軽視が出来なくなる。
 これはたとえ「投票した立候補者が落選しても」効果がある。若者向けの政策を施せばその票が自分のところに入ってくると思わせれば、たとえ当選者の顔ぶれが変わらなくても政策は確実に変わる。
 落選者への票を「死票」というのだが、たとえ死票でも当選した政治家を動かす効果はある。



 実際、オタク擁護の政策を掲げる「山田太郎」(本当にこういう名前です)という政治家は、前回の参院選で15万票で落選だろうと予想されていたが
 ふたを開ければほぼ倍の29万票を獲得した事例がある。

 結局彼は落選したものの「オタクを動かせば約30万票が動く=オタクを軽視したらそれだけの票が流れてしまう」
 という事実を突きつけられたため、その後の政治でもうかつなオタク軽視は出来なくなった。

 というわけで候補者がいなくても選挙に行ってほしい。何だったら「候補者の名前が珍しいから」という理由でもいい。行ってくれ。
 投票日当日に予定があるなら期日前投票に行ってもいいぞ。ちなみに俺はもうすでに期日前投票で投票済みだ。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する