割箸ひよこ

@Wrbs145
2024年2月16日に登録

恋愛
ラブコメ

10月14日
『星空が溶けてしまう前に』について
　こんにちは。割箸ひよこです。小説を更新せずに近況ノートばかり投稿している人権なき私ですが、みなさまいい百合に出会えていますでしょうか。出会えていましたらお気軽に教えてください。私が責任をもって(？)読み(観)ます。　さて、今回は『星空が溶けてしまう前に』すなわちほしとけについてお話しようと思います。　完結したのは約半年前なのにどうして急に？　と思われるかもしれませんが、ほしとけがなんと、10000PV突破しました！　の記念にですね。ありがとうございます！！　うーん、正直カクヨムに詳しくなくてこれが凄いのかは分からないんですけど、少なくても私は本当に小説(二次創作)書いてて10000なんて数字見たことなかったので、瀬梨香とつむぎには色んな景色を見させてもらっているなあと感謝するばかりです。だって10000を全51話で割れば196ですからね。単純に196人もの人があの14万字の小説(文庫本一冊が12万字程度らしいです)を読み切ってくれたんですよ！？　すごくないですか！？　しかもExcelでpv数の変遷を管理しているのですが、pvがちょこっと増えるときはプロローグではなくて別の話なときが多いです。誤タップが原因でしょうけど頭の中からっぽなので「読み返してくれてる！？」とか勝手に思ってます。ありがとうございます。　かねてより改訂に改訂を重ね、初めて公募にも出した作品でもありますし、思い出の作品ですね。公募の結果出てませんけど。　それで、まだ何かは決めてませんが、またほしとけで、『星波つむぎと星空瀬梨香の関係』で何かできることがあればなと思います。例えば(ほしとけに限りませんが)、どんな些細なことでもご連絡いだければ可能な範囲でお答えします。私としても率直な感想や疑問点は気になりますし、嬉しいので！　あとおすすめの百合は常に教えてほしいと思ってます(趣旨？)。　それますが、さすがに恋は嘘で編むの更新滞りすぎなのでさすがに書きます！　さすがに！　最後に。瀬梨香とつむぎに感謝とは言いましたが、何より感謝すべきは読んでくれる(た)読者の方々です。ありがとうございます。　これからもよろしくお願いします！
4件のいいね
5件のコメント
9月29日
百合の定義とは
　こんにちは。また意味ありげなタイトルで失礼します。私が前から考えている、「百合」について思うことを書きます。　私は百合が好きです(自明)。本屋を徘徊して百合作品を漁るのが現在の趣味です。そのような営みを重ねていくにつれ、私の中にずっとあったある疑問も大きくなっていきました。　百合って、なんだろう？　百合とは、女性と女性の一定の関係値のことをいいますよね。この定義に従えば恋愛にとどまらず、友愛のようなもっと広い女性同士の関係も百合と捉えることができます。……できるはずなのですが、漫画だと「百合」って狭く女性同士の恋愛のことを指す気がしませんか？　百合漫画と箔を押されたものは基本的に恋してますね。Twitterでみる#創作百合の漫画もほとんど恋愛ものだと思います。一方で、小説は前述の定義通りに百合を広く捉えています。　私は漫画から百合に入った(citrusのアニメが先だったかもしれません)ので、百合とはてっきり女性同士の恋愛を指しているものだと勘違いしていました。なので、百合小説読むぞ〜〜と読み進めていくと、「確かに女女の話だけど恋しなくね」ってなることがしばしばありまして。どうして媒体ごとに定義が異なるのでしょうね。BLみたくGLと表記する文化はあまり浸透していないですし。　これを読んでいる方も恐らく百合大好きだと思うんですけど、あなたは「百合ってなんですか？」と聞かれたらどう答えます？　私は「女と女が恋に落ちる物語のことをいいます！」と声高らかに言います(ので、私が百合と表記するものは全て女性同士の恋愛を描いた作品=狭義の百合を指します)。　個人的に、恋愛抜きの女性同士の関係性を百合とする必要ってあるのかな？　とは思います。恋愛抜きの男性同士の関係性を薔薇って言うのは一般的ではないですよね。これに即して考えると、GL、すなわちガールズラブを百合とした方がスッキリしませんか？　……という、中身のない話でした。最後に配慮すべき点を忘れていました。ここでいう「女性」とは、身体的性別に基づいた表記です。
3件のいいね
2件のコメント
9月22日
創作論(ちょっと真面目に書かせてください)
　こんにちは。割箸ひよこです。表題の通り、ここまで小説を書いてきた感想、のようなものをここに残しておきたいと思います。　私は入末のぞみのように何か憧れがあって小説を書き始めたわけではありませんでした。『踊り場にスカートが鳴る』という作品にどどどどハマりした(この百合漫画本当におすすめです)ものの、誰も二次創作を書いてなかったので「ほな自分で書くか……」から、私の小説は始まりました。去年の春です。　そこからは孤独との戦いでもありました。入末のぞみでも書き出した部分でもある「孤独」は、私の経験でもあります。誰も二次創作を書いていないということは、そこには同志が全くいないということです。書いても誰からも反応がこないのが当たり前でした。自分が好きだから書き続けている、だから無反応でも続けられましたが、流石に思うところはなかったわけではありませんでした。Twitterの通知欄を嬉々として開いたらおすすめのツイートで落胆する、みたいなことは死ぬほど経験しました(たまにスパム垢からいいねされて叫ぶなどもしてました)ね笑もろのぞみじゃないか……。　それから冬になって、『星空が溶けてしまう前に』の執筆を始めました。始めた経緯はあとがきの通りです。ほしとけはつむぎと瀬梨香が大好きなので大好きです。たまに自分で二次創作書いて気持ち良くなってます。　いや、何の話？　とそろそろ読んでくださっているあなたが思い始めたと思うので本題に入ります。私の二面性についてです。　私は書いてるうちにつむぎと瀬梨香が思った以上に好きになってしまい、元から決めていたエピローグを改変して今のエピローグにしました。二次創作はキャラクターが大切なのでキャラクターを大事に大事に書きました。　そこで、私にある変化が訪れます。一次創作を重ねていくたびに、私はストーリーを優先し始めるようになりました。時にキャラクターを犠牲にしてまで、ストーリーの美しさを重視するようになったのです。　ほしとけはがっつり二次創作やってた時だったので全く大丈夫でした。恋嘘もです。でも今回の短編の酷いこと。どうした？　元々私の創作論として、キャラは物語全体の駒でしかないと思ってます。『進撃の巨人』なんかはそうだと思います。酷い目に遭わされる役割が割り当てられたキャラが存在したり、「このキャラはここで死ぬって決まってるんだな」のようなものは必要で、むしろ肯定されるべきものです。　この考えがあるからか、キャラクターの動きに細心の注意を払う、その上で物語が進む二次創作よりも自由度の高い一次創作で、私の中でキャラ<ストーリーが顕著に現れ始めました。なんか別人格に乗っ取られてる感覚ですね。は？　その上元々二次創作で培ったキャラ大事精神が邪魔をして、私の主観からはわけわかんない小説ができるようになってしまいました。いわゆるキャラ崩壊です。かといって中途半端なのでストーリーもつまらないです。今回の短編ではそれが酷くて、うわー！　って感じです。この物語単体としては妥当なんですよ。でも本編と合わせて見た時の「星空瀬梨香」って120%そんなことしない！　と自分と自分で解釈違いを起こしてました。星空瀬梨香を別人にすり替えることすら考えましたよ。私星空瀬梨香の重度のオタクなので。　つむぎと瀬梨香の物語書いてくださいはいどうぞ！　と手を叩かれたら気持ちよく書けます。二人の物語は終わっているので二次創作になるからです。他方で、これを恋嘘の続きでされると自信がありません。自分が触ることで私の可愛いキャラ達をめちゃくちゃにしてしまいそうで怖いです。　……今はこんな感じです。原因は白黒思考なのでプロットを書くと「決めた通りにやらなきゃ！」が働いて上記のようになることにあります。とはいえ、元々のプロットを書かないで舞台だけ用意し、その箱庭(シーン)にキャラクターを入れて、どんなことをするのか観察する、そしてそれを文字に起こす方式に限界を感じているので、悩ましいです……。　という感じでスランプじゃないですけど、うまく小説書けねーなーの時期でした。これからも怪文書を投稿するかもしれませんが、生温かい目で見てやってください。よろしくお願いします……。
4件のいいね
9月22日
短編……投稿……しました……
　こんにちは。表題の通りです。大遅刻すみません。　投稿してからこれ言うのかって感じなんですけど、今回投稿した短編なのですが、自分の中で矛盾だらけの作品となってしまいました。従って、いずれ非公開か削除すると思います。大遅刻の理由はそれなりにこの作品に苛まれたからです。　重たげに書いてますが、そんなに重くは受け止めてないです、伸びしろだと思ってます！　短編を公開すると宣言したので一応は公開しました、という感じです。楽しんでいただけたら幸いです。よろしくお願いします！　次は恋は嘘で編むの更新か、公募に出した短編でお会いすると思います。それまでに強く(小説上手く)なって帰ってくるからよーー。　
5件のいいね
1件のコメント
8月10日
ここから本気を出します+おすすめの本紹介
　こんにちは。割箸ひよこです。　最近公募の件と現実の多忙(二次創作してた癖に)が重なり、2ヶ月近く更新していなかったのですが、これからいろいろ更新したいと思います！・恋は嘘で編むの続き(不定期とは言っていたが限度があるだろ) ・掌編・歪んだ女の子の短編を8月中に更新できたらと思います〜。よろしくお願いします。　最後に。百合が大好きな読者の方へ。私が最近読んだ『雨の塔』と『9時半までのシンデレラ』という百合小説が非常〜〜〜におすすめなので読んでください(圧)。前者は小津ひまわりさんに注目して読んでみてください。心がめちゃくちゃになります(レ○セの描写があるので、苦手な方は注意！)。後者はライト文芸な感じでさくさく読めるのに、突然強火の百合に焼かれます。まじめな話をすると、恋に悩む思春期の読者に「こういう関係もあるんだ」と優しく教えてくれるような温かい作品だと思います。　特大感情のせいで後ろの方が長くなりましたが、よろしくお願いします！！
4件のいいね
2件のコメント
6月13日
楽しくなってしまったのでたくさんやります
　こんにちは。今回は『星空が溶けてしまう前に』の星空瀬梨香さんにインタビューしていこうと思います(インタビュアー:星波つむぎ)。　ピ○○ブにあった質問を使用させていただきました(カクヨムの規則上外部リンクはまずそうなのでURLは貼れませんが、作者曰く許可なく使用してもよいみたいなのでお許しください)。50個質問があります。よければ最後までお付き合いください！ 1　あなたの名前を教えてください「星空瀬梨香です。最近百均でおもちゃのマイク買ったのってこのためだったんだね……」 2　年齢は？「19。つむぎより半年遅い」 3　性別は？「女です……なんで聞くの？」 4　貴方の性格は？「まじめってよく言われるけど、私自身そんな風には思わない。でも、好きな人にそこが好きって言われてからはそう思うようになってきた。顔赤くない？　つむぎ」 5　相手の性格は？「天真爛漫で、おっとり？　してる。ゆるゆるふわふわ」 6　二人の出会いはいつ？どこで？「中学二年生のときに同じクラスで、隣の席だった」 7　相手の第一印象は？「ぐいぐいくるタイプだな〜って思ってたよ。私にだけじゃなくて、みんなとそういう感じなんだなって思ってた」 8　相手のどんなところが好き？「全部」「具体的に！」「えっ、全部具体的に言えるけどどうする？」「……あとでいっぱい聞く」 9　相手のどんなところが嫌「ない」「質問は遮らないでよ〜嬉しいけど！」 10　貴方と相手の相性はいいと思う？「あんまり考えたことなかったかも。けっこういいと思う。でも、金銭感覚はまだ合わないかな……」 11　相手のことを何で呼んでる？「つむぎー」 12　相手に何て呼ばれたい？「瀬梨香」 13　相手を動物に例えたら何？「え、あんまり動物詳しくないけど、ハムスターとか？」「そうなの……」 14　相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる？「秘密」「もー！　インタビューに答えてよ！」 15　プレゼントをもらうとしたら何がほしい？「つむぎがくれるものって、私が今欲しいものばかりだからいっつもすご！　ってなる。恒常的にほしいものは香水かな？」 16　相手に対して不満はある？「ない」それはどん「ない」「だから！」 17　貴方の癖って何? 「癖？　癖……」「私は知ってるよ？　せりかの癖」「えっ」 18　相手の癖って何？「私と一緒に寝るとき足を絡めてくる」「そうなの！？」「無意識だったんだ……」 19　相手のすること（癖など）でされて嫌なことは? 「うーん、今はまだないかな？」 20　貴方のすること（癖など）で相手が怒ることは何？「人とかかわると『むーっ』ってやきもちやく。可愛い」「だって、だって……」 21　二人はどこまでの関係？「どういう意味？　付き合ってるよ？」「せりかぁ……」 22　二人の初デートはどこ？「付き合ってから初めてのデート……デートって言うか分からないけど、あの大学近くの公園かな」「確かにそうかも。二人でおでかけしたいな」「うん。行きたい」 23　その時の二人の雰囲気は? 「ドキドキ、緊張……私が嘘ついてたことを告白したところだからさ」「せりかの不安がすごい伝わってきたな。懐かしいね」 24　その時どこまで進んだ？「どこまで？」「せりかぁ……。キスはしたよね」「した……外でするのはよくないよ」 25　よく行くデートスポットは？「デパートで買い物かな」「私の方がいつも時間もお金もかかる……」 26　相手の誕生日。どう演出する？「秘密」「だからインタビューに答えてよー！」 27　告白はどちらから? 「私から。二回も告白した」「それなのに、私からの返事を受け取らなかったよね？」「だって、対等じゃないんだもん。つむぎに私がつむぎのこと知ってほしくなっただけで……」「あのとき、ほんとうはもう……なんて」「えーっ！　いや、でも嘘ついてた罪悪感もあったよ」 28　相手のことを、どれくらい好き? 「宇宙にはたくさんたくさん、数えきれないほどの星があるよね。でもきっと、流れ星が一番綺麗だと思う」「え？　どういうこと？」「ふふ、どういう意味だろうね？」「つむぎ。宇宙で一番好きだよ」 29　では、愛してる? 「愛してる」「うう〜〜。私も」 30　言われると弱い相手の一言は? 「可愛いかな」「せりか可愛い」「なっ……」 31　相手に浮気の疑惑が! どうする? 「まずは本当かどうか確かめる」 32　浮気を許せる? 「許せないけど、つむぎは絶対浮気しない」「信頼されてる」「つむぎは私が浮気したらどうする？」「どうすると思う？」「ひゅっ……」「私も信頼してるよ。せりか」 33　相手がデートに1時間遅れた! どうする? 「私も今きたとこ」「い、イケメンすぎる……」「そう？　そもそも同棲してるし待ち合わせることはあんまりないけどね」 34　相手の身体の一部で一番好きなのはどこ? 「えー、顔とかそういうことじゃないよね。つむぎはどこ？」「ええ！？　私が聞いてるのに……。うなじ、首、鎖骨」「えー！？　フェチ？　なの……？」「かも……」 35　相手の色っぽい仕種ってどんなの? 「唇を舐めるとき」「せりかキス好きだもんね」「…………すき」 36　二人でいてドキっとするのはどんな時? 「くち」「さっき聞いたよー！」「ふとしたときにそっと、手を繋がれたとき」 37　相手に嘘をつける? 嘘はうまい? 「ついてました……ごめんなさい」「驚いたけど、嫌じゃなかったよ。私、せりかのこと前から好きだったし」「うん……。ありがとう。でも嘘つくのはほんとうにしない。多分下手だし」「私もしないし、すぐばれる」 38　何をしている時が一番幸せ? 「つむぎと一緒になにかしてるとき、なにもしてないとき」「全部じゃん！」 39　ケンカをしたことがある? 「ある。私はけんか弱い」 40　どんなケンカをするの? 「金銭感覚の違いで揉めたりする。私は３００円のプリンは高いと思う」「そんなことないと思うけどなあ」 41　どうやって仲直りするの? 「私が折れる。それでつむぎをなでなでする」「頑固でごめんね……」 42　生まれ変わっても恋人に「なりたい」「はやいってば……」 43　「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時? 「つむぎが私にしてくれること全般に愛情を感じるかなあ」「私も」 44　「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時? 「たぶん全然構ってくれなくなるとそう思うと思う」「構ってちゃんだもんね、せりかは」「…………違う」 45　貴方の愛の表現方法はどんなの? 「言葉とか、キスが好き」「…………その他は？」「うん？　つむぎ今なにか言った？」「な、なんでもない！」 46　もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい? 「うーん、記憶のこともあって後ってことになるのかな。でも一緒がいいよ」「先がいいけど、私もできるなら一緒がいい」 47　二人の間に隠し事はある? 「なーい。つむぎは？」「あ……ない」「え！？　つむぎあるの！？　なになになに」「せりかには教えられないよ〜〜」 48　貴方のコンプレックスは何? 「手先があんまり器用じゃないところかな」「そこも可愛いよ、せりかは」「でも……」 49　二人の仲は周りの人に公認? 極秘? 「私は極秘にしたい。大切な人以外にあんまり知られたくないタイプ」「私はせりかと付き合ってるって世界に宣言したいよ」「嬉しいけど、恥ずかしい……」 50　二人の愛は永遠だと思う? 「永遠」
2件のいいね
2件のコメント
6月10日
新たに掌編を更新しました
　こんにちは。割箸ひよこです。　『青い夏』更新しました！百合掌編小説集にあります、よろしくお願いします。前回の更新が4.26！？　読者層はちょっとわかりかねますが、普段スポドリを飲まない(飲まなくなってしまった)大人のかたには分かるんじゃないでしょうか……。最近飲んでないなっていうかたは飲んでみてください。胸がきりきりします(もはや百合かどうかもわからないですが、百合と思えば百合なのです)。
2件のいいね
6月9日
キャラクターのプロフィールについて
『星空が溶けてしまう前に』・星空瀬梨香(19、後日談では20) 身長:162cm 髪型:黒髪ロング、つむぎのことを忘れようとして高校のときちょっと切ったらしい好きな食べ物:オムライス(つむぎが美味しそうに食べているのを見れるから)、和食全般、特に芽ねぎのお寿司嫌いな食べ物:オイルサーディン趣味:本編に入れたかったけど！入れられなかったけど！香水集め。ヘアオイルとかも好き暇なとき:勉強したりつむぎのことを考えたりする。つむぎがいなかった高校時代はつむぎのことを忘れるためにお菓子作りとかに没頭していた。今はしていない。名前の由来:友人からいただいたのでわからない。フィーリングで考えたっぽいので……。いただいた星空セリカに瀬梨香をあてたのは私ですが、正直言います。適当です(おい) その他:ゴミ出し忘れたり、服畳むの苦手だったり、日常の節々にポンコツなところが見え隠れする。でも意外と料理は好きなほう(でもみじん切りはずっとできない) ・星波つむぎ(20) 身長:155cm 髪型:金髪(地毛)ロング。クォーターの設定を入れたかったですが、ご愛嬌好きな食べ物:オムライス、コーンスープ嫌いな食べ物:元々グリーンピース、克服済み趣味:天体観測。特に冬の星座が好き(瀬梨香の生まれた季節だから) 暇なとき:本をよく読む。あとは瀬梨香のことを考えたり、それで…… 名前の由来:はじめは星のつく名字で検索して、星影にしようと思ってたのですが、調べると逆○裁判の太ったキャラクターが出てきて。ビジュがあんまり引っ張られたくない感じだった(失礼)ので「小説はイメージが大事だ……」と思い星波にしました。つむぎは死ぬほど考えて捻り出しましたその他:瀬梨香の恋人補正ではなくしっかり可愛い。高校の頃は裏でモテてた。観葉植物が好きで、水をあげながら話しかけてあげるタイプ・相澤美央(20) 身長:159cm 髪型:茶髪セミロング、カールがかかってます。派手髪にしたいけどウケを考慮して茶髪にしてるらしい好きな食べ物:ハンバーグ、ドリア嫌いな食べ物:人工甘味料的な感じの甘いもの。紅茶は絶対ストレートなタイプ趣味:ギャルっぽいもの全部(適当)。でもまじめなのでニュースは毎朝チェックしてる暇なとき:メイクやマニキュアの動画を観て日々研究している。あとはz○z○(伏字)で服を見たり、トレンドを調べたり名前の由来:ごめんなさい。本当に適当です。私の脳内にあるイメージは美央顔だったのでそれに。あと相澤って名字が個人的に好きその他:もっと登場させたかったです。家に死ぬほど鏡ある。彼女とはよく喧嘩するけどうまくやってるみたいですよ。相澤さんの彼女も相澤さんと似たようなビジュアルです『恋は嘘で編む』・入末のぞみ(17、後々18になるかも？) 身長:157cm 髪型:黒のポニテ、熊手。ヘアゴムはピンク好きな食べ物:パン屋さんのクリームパン嫌いな食べ物:ピーマン、ゴーヤ。味覚が子どもっぽい(←) 趣味:小説を書いたり読んだりすること。漫画も続けて読んでる暇なとき:勉強しない帰宅部なので、ずーっと小説と向き合っている。小説と出会うまでは少女漫画を読み漁っていた。でもお金がないので無料アプリかb○○k○ff(伏字です)で購入していた。本屋さん行くのも好き名前の由来:頭にずっとあった架空の名字「いりすえ」を使いました。なんであったんでしょうか……。最初名前が「はるか」だったのですが、主人公ではるかか〜と謎の葛藤をし、のぞみにしましたその他:小学校の放課後児童クラブみたいなのであやとりを極めたらしいですよ。あとたまにナチュラルに性格悪い(のも魅力)。ベッドシーンとか「キャーッ！」とかいって顔を覆うけど指の隙間からガン見するタイプ・戸部澄火(15、後々16) 身長:156cm。のぞみ曰くまだ伸びるらしい髪型:黒髪ボブ、熊手。驚くぐらい髪がつやつや好きな食べ物:なし。どれも普通だと思ってる嫌いな食べ物:肉が入ったもの全て。お弁当は野菜かパン。なので体も食もめちゃくちゃ細い趣味:趣味探し。小説はなんとなく、気が向いたときしか書かない暇なとき:tシャツホットパンツで探検に行く。遠くに行くよりも近くをくまなく練り歩く名前の由来:これまで可愛い名前が多かったので、可愛い読み方でかっこいい漢字にしたいなと思って澄火にしました。戸部のほうは……フィーリングですその他:めちゃくちゃ育ちがいい。つむぎもいいけどそれ以上。でも金銭面は普通の家庭。自分のことを天才だと思ったことは本当にないが、自分が可愛いことはちょっぴり自覚している・畑山遥(18) 身長:160cm 髪型:黒髪ロング。ずっとポニテにしている好きな食べ物:ありすぎてここに書ききれないとかなんとか。戸部さんと違って食事が好き嫌いな食べ物:ナス趣味:ゲーム。みんなでワイワイ系暇なとき:勉強勉強勉強。えらい名前の由来:参考にした人物がいますその他:出番たくさん作る予定(予定)。勉強はできるけど努力の賜物。継続的な努力がしっかりできるタイプ。家族と仲がいい　こういう設定一生考えていたい……。項目あと5個は増やしたいな。　恋は嘘で編むはまだまだキャラが出てきます！！　
2件のいいね
6件のコメント
5月26日
はじめての。(ほしとけ後日談)
⚠︎キスをしているだけなので私は健全だと信じて疑いません()が、校正の際「不健全だ」という声をいただいたので一応この先注意して読んでいただけると幸いです。R-15くらいです。「む〜〜っ」　つむぎはじっと私を見て、ほっぺたをぷっくり膨らませている。あまりにも可愛すぎて、太陽みたいに直視ができない。　そんなつむぎを思いきりぎゅっと抱きしめたいけれど、同時に困惑もしていた。　つむぎはやきもちをやいている。　つむぎがこの顔で「むーっ」しているときはそういうことで間違いない。けれど、私は今日どころかここ最近でつむぎにやきもちをやかせてしまうようなことをした覚えがまるでない。　私はつむぎのやわらかい両頬を押して、溜めていた空気を抜いた。「つむぎ。ごめん、何にやきもちやいてるか分からないから教えてほしいな」「教えない！」「なんっ」「で」を言う前につむぎは私を抱きしめた。　抱きしめる力が強くて、つむぎの体温をいつもより感じるし、金木犀のにおいもいつもより強くする。「せりか」「なに？　つむぎ」「キス、したい」「え、んむっ」＊* 　私はせりかの返事を待たずにキスをした。せりかの両頬を私の両手で押さえて、せりかの唇を少し吸う。　心臓がどく、どくと、酷い音を立てている。　妬み、嫉み、せりかを好きという気持ち、独占欲、支配欲、そして、××。そんな感情たちが私の思考をどろっとしたものに変えていく。「はっ、はっ……つむぎ、急にどうしたの」　せりかは耳まで真っ赤にして、ふいと私から顔を背けた。せりかの吐息が少し荒くて、私が加減できていなかったことを知った。「せりかととにかくキスしたい」「ちょっと、つむぎっ」　私はせりかの髪を撫でて、少しだけ背伸びをした。　いつもの私なら我慢できる。　ハグも、キスも、ベタベタすることも、その、先のことも。　それなのに今の私は壊れたみたいに我慢ができなくて、せりかのことをもっともっと求めたくて、止められない。　きっと、やきもちをやいているからだ。「せりか、くちあけて？」「え……？」「大人の、キスする」「っ……」　私はせりかの答えを待たずにキスをした。けれど、せりかの口が少し開いたのが、答えだった。　私の舌がせりかの舌に触れる。唇は触れ合ったまま。　夜のリビングは静かで、音がよく響く。　せりかと私の息づかい、衣擦れ、唇が重なったり、離れたりするときの水音。　せりかとキスしていることが音でも分かるのが、なんだか嬉しい。　私はせりかが足りなくて、せりかをぐいっと引き寄せて、せりかのやわらかい舌に私の舌をもっと深く絡める。せりかのと私のがぐちゃぐちゃに混じっていくのが分かる。　舌を絡めるのをやめたり、唇を食んだり、また絡めたり、舐めたり。　舌を絡めるキスは初めてするから、正しいやりかたは全く知らないし、せりかも知らないと思う。けれど、なんだか、とてもだめなことをしている気持ちになる。「せりか」「つむ、ぎ」　頭がふやけて、とろけてしまいそう。　それほどせりかとする大人のキスが、せりかが、甘い。　このまま冬の空みたいに、やきもちをどろどろの雲で塗り潰したい。　もっと、せりかがほしい。「んっ……」「！」「んぅ、」　心臓がこれまでにないくらい強く跳ねた。せりかは私の袖を強く掴む。　はじめて聞く、せりかの甘くて、とろけるような声。　舌を絡めるたびにそんな可愛い声が出て、私の唇を震わせる。　可愛い。「せりか、すき、すき。かわいい」「ちょ、ちょっとつむぎっ」　私がキスをしながら無理に言葉にすると、せりかは私を引き剥がした。私のかかとがすとんと落ちる。「つむぎ、落ち着いて。つむぎ変だよ」「変なのは分かってる。でも、抑えきれない、かも」「う、うう……。で、でも私も変だから、待って」「せりかも？」　せりかは小刻みに呼吸をしながら、すわった瞳で私を見た。「つむぎとだめなキスすると、お風呂の中みたいにふわふわして、おなかのあたりがじわってしたり、胸がぶわあってなる。勝手に変な声出るし」　いつものせりかでは考えられないくらい語彙力が下がっている気がする。本当にのぼせているのかな。　私のキスで、せりかがおかしくなっているのが、嬉しい。　せりかは「水飲む」といって私から離れようとした。私はそれを遮るように抱きしめて、せりかにキスをする。「つむぎっ」「せりか。私まだ満足してない」「で、でも私たちなんか変だから、いったん休憩にしようよ」「だめ」　私はまた強引にせりかの唇を奪う。「私のせりかを求める気持ちも、せりかの体がいつもと違う反応をするのも。好きって気持ちがちょっぴり形を変えてるだけだから、伝えかたはいつもと違うけど、伝わる気持ちは変わらないよ」「！」「せりかは好きって気持ち、感じる？」　今度はせりかに唇を奪われる。「……すごく、感じる」「私も、すごく感じる」「ねえ、せりか。だからもっと伝えてもいい？　それに、せりかからも伝えてほしい」　せりかに聞くと、せりかは両手を腰に回して瞳を閉じた。それはきっと拒絶を意味していなかったから、私はせりかの舌に、私の舌をゆるりと絡める。　さっきは少しやりすぎたと思う。　やきもちが強くて、せりかに半ば強引にキスをしてしまっていた。けれど、私がさっきせりかに伝えた自分の言葉に、やけにしっくりする感覚があった。　当たり前だけれど、キスは好きって伝える行為だ。だから、今度は丁寧に、優しく、せりかとキスをしたい。　この気持ちが、心臓を痛める正体が、もっともっとせりかに伝わるように。「んっ、ふ……」「はぁ、せりか、せりか」「つむぎっ、つむ、ぎ」　舌が絡み合う音、せりかのいつもと違う声、私を呼ぶ、熱っぽい声、心音。　全部、私だけが知っているせりかだ。「せりか」「つ、むぎ」「すき、すき」「わたしも、すき」「あっ、だめ。だめ、つむぎ、なんか……へん」「変だね。変でも、いいよ」　私は、止めない。止められない。止めたくない。　おかしくなりそうなほど、体が熱い。「せりか、」「つむぎ、あっ、んん、」「えっ……？」「っ〜〜〜〜、」　せりかは声にならない声を出した。私をぎゅーっと強く抱いてから、体がぴく、ぴくと何回か跳ねて、その度に瀬梨香の口から声が漏れる。　せりか、今もしかして――。「はっ、はっ、はぁ…………？」「、？」　せりかは何が起こったのか分からないみたいで、フローリングにへたり込んだ。「せ、せりか？」「なに、いまの……？　なんか、一瞬、こうふん？　しすぎてぱちぱちして、まっしろになって、ぶわーって、なった」　せりかの汗がぽたぽたと垂れている。せりかの語彙力は下がりきっている。けれど、もしかしたら、せりかは。いや、そうだとしたら。　私は可愛いと好きという気持ちよりもわずかに、驚きの方が勝ってしまった。「せりか、それって――」＊* 　最近、つむぎとたくさんキスをした日から、つむぎは熱心に調べものをするようになった。けれど、何を調べているのか教えてくれない。正直気にはなるけれど、誰にでも言えないことや知られたくないことはあるから、特に深く詮索はしていなかった。　それにしても。　つむぎは大人のキスと言っていたそれは、すごかった。普通のキスとは違って、私が私でなくなるような、それでもつむぎの気持ちを、つむぎを近くに感じられるような、不思議な感覚だった。　私の知らない私の声、つむぎの余裕のない表情、浮遊感。　大人になって数ヶ月経過した今も大人が何かは分かっていない。けれど、確かに未成年にはあまりに刺激が強すぎる、と思った。　もう一度つむぎとしたい。でも、恥ずかしすぎてもうしたくない。　私はトイレから出ると、ソファでつむぎがうたたねしているのが見えた。さっきまで調べものをしていたから、きっと疲れて寝てしまったのだと思う。可愛い。「お疲れ様だね、つむぎ」　つむぎのつむじあたりを撫でて、私は部屋から毛布を持ってこようとした、そのとき。　つむぎの携帯が目に入った。検索欄には文字が入力されたままだ。「……どれどれ」　私はつむぎの携帯を覗く。寝ているつむぎが悪いので、私は悪くない。〈キス　きもちいい〉「えっ？」〈キス　いく〉「ゔえっっっっ」
2件のいいね
4件のコメント
5月20日
新しく連載を始めました
　こんばんは。割箸ひよこです。　えー、この度ついに新しい作品の連載を開始しましたhttps://kakuyomu.jp/works/16818093075392998688 　前作のほしとけとテイストがだーいぶ違いますが、よろしければ読んでいただけると幸いです！　更新頻度は他にも書きたいものがあるので不定期とさせていただいてます。あとは〜まあそうですね、10万字以内に収めたいです。がんばります。　よろしくお願いします！！
2件のいいね
5月16日
もう一つの夢(ほしとけ29話後)
「ねえ、瀬梨香」「なに？　つむぎ」「好きだよ」「！　うん。私も好きだよ。つむぎのこと、ずっと好きだった。これからも好き」「うん。ありがとう。でも、なんであんな嘘ついたの？」「え、ど、どうしてつむぎはそれを知ってるの？」「……瀬梨香」「う、ご、ごめん。でも……あのときは、その、気が動転していて」「言い訳？　やめてよ。私にずっと最低な嘘ついて、騙してたくせに、まだ誤魔化すの？」「つむぎっ、待って」「さようなら」「つむぎっ！」「つむぎっっ！！！！」「あ……？　はっ、はあっ、はあ……」　目が覚めると、見慣れた自分の家だった。「ゆ、夢…………」　私は体をベッドに預ける。寝汗がひどくて、背中に冷たく気持ち悪い感覚がした。「うっ、うう……」　涙が溢れて、嗚咽が漏れ出していく。　私はつむぎと恋人になったことで、完全に浮かれていた。　つむぎとの未来がない未来があることに、目を背け続けていた。辛くて、痛くて、苦しい未来。「星波つむぎと星空瀬梨香の関係」の終わりからずっと逃げていた。　ひどく痛む胸をおさえて、私は縮こまる。　けれど、嘘をついたのは私でこの未来を、こんな夢を作ったのも私だから、完全に私が悪い。自分勝手だし、自業自得だと思う。　だからこそ、余計に。「苦しいよ、つむぎ……」
2件のいいね
2件のコメント
5月11日
きっかけはポニーテール
　せりかは可愛い。　私はせりかの横顔に見惚れながらせりかと一緒に廊下を歩く。　せりかの長い黒髪が揺れて、整った横顔が見えたり隠れたりしている。せりかは私の視線に気づいていない……と思う。　せりかを見ているとぽわぽわ〜ってする。　クラスにかっこいいって噂の男の子はいる。みんなから可愛いって言われてる女の子もいる。でも、せりかはその人たちよりもとびきり整った顔をしていると思う。こんなに整った顔を近くで見ているから、ぽわぽわするんだと思う。　大人になったら、もっときれいになるのかな？「ねえ、せりか。よく可愛いって言われない？」「ええっ、なに急に」　せりかはその整った顔を少しだけ歪めた。その歪みすら、写真で切り取りたくなるほど可愛い。「だって、せりか可愛いもん。正直、学年でいちばんだと思ってる」「えっ。過大評価じゃない？　でも、ありがとう。嬉しい」「それでそれで」　私はせりかの手を取って、もう片方の手でせりかの耳元に添える。「これまで彼氏とか何人いたの」　私がそうささやくと、せりかはびくっと体を私から遠ざけた。「一人もいないよ〜……。私、好きな人なんて」　せりかは私の方を一瞬だけ見て、慌てるようにすぐ私から目を逸らした。「できたこと、ないもん」「そうなんだ、意外」　これだけ可愛いと、彼氏の一人や二人いたのかと思っていた。でも、すぐにできそう。　放課後はずっと一緒に遊んでいるから、彼氏ができたらすぐに分かるだろうな、なんて思った。　なんだか、嫌だな。「でも、なくたって告白されたことは、あるよね？」「あるけど……ああいうの、苦手。断りにくいじゃん。断るんだけどさ」「どうして？　付き合ってもみないの？」「だって、対等じゃないよ。付き合うなら、私も好きでいなくちゃだめだと思う」　せりかは前髪をふるふる振って、手ぐしで整えた。「対等？　それって両想いじゃないと付き合わないって、こと？」「うん。片想いで付き合って、それから私がその人のことを好きになるかもしれないけど、もしならなかったときのことを考えると、自信がないんだ。私好きな人できたことないから」「それに、何事も対等じゃないと、関係って続かないと思うんだよね」「そう？　そうなのかなあ」「そういうつむぎは？　付き合ったりしたことないの」　せりかが突然こっちを振り向いた。近くて、ドキドキする。「なっ、ないから聞いたのっ」「そうなんだ」　せりかはくるりと前を向いた。心臓に悪い。せりかはもっと自分が可愛いことを自覚した方がいいと思う。「それにしても、体育めんどくさいなあ」「体育大会の全体練習だよね？　今日」「うえっ、整列の練習、嫌だな……」「ねー」　せりかはめんどくさそうに背中を丸めた。「あっ。髪結ばないと。つむぎ、ヘアゴムある？」「あるよ。はい」　私は手首につけていたセピア色のヘアゴムをせりかに手渡した。「ありがとう」「うん……って、えっ？」　せりかは歩きながら、髪をポニーテールにし始めた。「い、いまするの？」「え？　うん」　せりかはヘアゴムをくわえて、さらさらの髪を束ねて、整えて、ヘアゴムでまとめる。その髪を結ぶという、両手の滑らかな動作の一つ一つが、すごく絵になる。　私は見惚れて、息を飲んだ。　そうしてできたせりかのポニーテールは、首元が、うなじが無防備にさらされている。後れ毛もなんだか、いい。　そして、ポニーテールがとてもよく似合っている。とっても可愛い。　心臓がぎゅーってなる。「ありがとう。体育まで借りるね」「えっ。あっ。え、あ」「つむぎ？」　せりかは「顔赤いよ？」と不思議そうに首をかしげた。せりかの黒いしっぽが揺れる。私は心臓がドキドキしすぎて、言葉がうまくまとまらなくなった。「あ、えっ、あ、あ、ああ。あげるよそれ」「えー、悪いから返すよー。……それよりもつむぎ」「なっなに？」「体調悪い？」「ひゃあっ」　ポニーテールのせりかが急接近して、私のおでこに手をあてた。　顔への血の巡りが急加速していく。「うーん、熱はなさそう。一応保健室行く？」「やめ、やめてよ、せりか急に」「だってつむぎの顔赤いし、ろれつも回ってないから熱あるのかなって」「私風邪引かないし！　せりかのせいだよー！」「ええ！？　わたし！？」＊* 「っていうのが私の、その……きっかけというか、私のせりかへの気持ちの芽生え、だったかも」「そうだったんだ。ありがとね、教えてくれて。それ中学二年生だよね？」「うんうん」「体育大会が六月だったから、けっこう前から好きだったんだ」　せりかはにやにやしている。なんだか悔しい気持ちになった。「……好きって気づいたのはもっと後だし」「ふーん？　告白してくれてもよかったのに」「誰かさんが対等対等言うからでしょー！　恋したことないーなんて言われて、片想いでもＯＫしないなんて言われて、玉砕できないよ」　私はせりかの肩をぽかぽか叩きながら大きい声で訴えた。せりかは棒読みで「痛い痛い」と困り笑顔を浮かべている。「しかもせりかが女の子好きになるかなんて、分からないじゃん。私だって女の子を好きになるなんて思ってなかったから気持ちの整理がつかなくて困ってたの！」「私は性別がどうとかじゃなくてつむぎが好きなの。好きになった人が、つむぎがたまたま女の子だっただけ」「えっ」　せりかは至ってまじめな顔でそう言い放った。顔が熱い。　せりかはたまに、恥ずかしげもなくそんなことを言ってくるから、心臓に悪い。「……私も、そうだし」「うん。同じだね」　私は何も言えなくなった。せりかも何も言わない。少しだけ沈黙が訪れる。　せりかは沈黙を破るように、ゆっくりソファから立ち上がった。「まあ、たまにはポニテにしようかな」「え、」　私はせりかを見上げる。せりかは自分の髪をくるくるしたり、後ろでまとめようとしている。「だめ！」「え？　見たくないの？」「見たいけど、だめ。私、自分がせりかのヘアアレンジに弱いの知ってるから、だめ」　私は立ち上がって、髪を結ばせないようにするために、せりかを両手ごと抱きしめた。
2件のいいね
2件のコメント
5月6日
瀬梨香とつむぎのその後(ちょっぴり不健全)
「せりかー」「んー？」　つむぎが私の肩をぽんぽんと叩いた。私はそれに抜けた声で返事をする。「せりか、お風呂入ろ？」「えっ？」　私は驚いてキーボードを叩くのをやめ、隣のつむぎを見る。「もしかして私、臭かった……？」　私はカーディガンの袖を鼻に当てた。柔軟剤と石けん系の香水のにおいがする。少なくても臭くはない。　においに関して私は特に気を使っている。もし臭かったり変なにおいがすると、そんな自分の隣にいたいと思ってくれる人はなかなかいないと思う。裏を返せば、いいにおいがすると隣にいたいと思ってくれやすくなるはずだ。　同じベッドで寝ているのもあって、私とつむぎは高頻度長時間べったりくっつくから、私は自分のにおいが臭くならないように細心の注意を払っている。　とはいえ完璧な人間はいない。受け入れ難いけれど、お風呂をまだ済ませていない今の私は、臭い可能性が高かった。「違うよせりか。せりかは臭くない」「あ、そう？」　私がカーディガンのボタンを外すのをやめた。「でもどういう意味？　……え？」　もしかして。「言葉足らずだったね」　つむぎは私の肩に手をちょこんと置いたまま、私の髪を頬で撫でた。「一緒にお風呂入ろ？　せりか」「う、」　予感は的中した。心臓がどくどくする。　それはつまり、つむぎのからだを、はだかを見る、嫌でも目に入れる、ということになる。それどころか同じ湯船に入る。もちろん裸で。　付き合ってからもうすぐ三ヶ月。私たちは一緒にお風呂に入ったことも「そういうこと」もしたことがない。つまり、お互いがお互いの体を見たことがないのだ。　緊張がほとばしる。　私の二十歳の誕生日での、お酒の一件で、つむぎは酔うととんでもなく積極的に、そして「そういうこと」をしようとしてくることが分かっている。　アルコールは人格を変える毒というより、本性を引き出す毒なのだと思う。そうであるなら、つむぎのこの発言は「他意」があるはずだ。「せりかは私とお風呂……いや？」　私が分かりやすく動揺していると、つむぎが私に甘く問う。　そんなわけがない。けれど。「嫌じゃない。嫌じゃないけど、恥ずかしい……」　つむぎの体は見たい。かなり見たい……いやこれはこれでかなり気持ち悪いけれど、逆に私がつむぎに見られるのはすごく恥ずかしい。私は膝と膝を合わせた。「私はそんなこと……あるかも。かもだけど、せりかのつるつるつやつやな髪、洗うのお手伝いしたいなーって思って」「え？　あっ、そうなんだ」　つむぎは私の髪をすくってすりすりと顔を埋めた。どうやらつむぎのあの発言に「他意」はないらしい。「……」　最低だ。　私はやっぱり最低で最悪だと思う。いったい私はどれだけ自意識過剰なのだろう。　……少しだけ残念な気も、する。「……つむぎの髪も、つるつるつやつやだと思うけど」「人のと自分のとじゃ全く違うよ。それが大好きな人だと、余計に違う」「うっっ」　大好き。私はその言葉に顔が熱く熱くなる。　この三ヶ月で何度も聞いたその言葉の威力はどこまでも流れていく星のように、未だ衰えることを知らない。「…………つむぎがそんなに言うなら、一緒に入る」「うん、ありがとう。せりかの綺麗な髪もっと綺麗にする！」　つむぎが無邪気にはしゃいで、えくぼを作った。つむぎは弾む足取りで、そのまま脱衣所へふわふわ行ってしまった。「はあ……」　私は外しかけたままだったボタンを外しきって、カーディガンを脱ぐ。　緊張する。　私はパソコンをゆっくり閉じて、意を決して脱衣所へと向かった。　脱衣所をおそるおそる覗くと、つむぎはまだ服を脱いでいなかった。中に入るなり、つむぎは私に抱きつく。「わっ」「せりか。せりかはさ……」「え、うん」　つむぎの拘束が強くなる。予感がして、私はつむぎを抱きしめ返した。「……私、せりかのにおい大好き」「えっ」　つむぎは少し言い淀んでから、話を変えた。　つむぎの発言は突然すぎるけれど、しっかり気にしているだけあってすごく嬉しかった。「同じ柔軟剤、同じシャンプー、同じボディソープ、同じヘアオイルなのに、せりかはせりかのいいにおいがしてすごく落ち着くし、安心する」　つむぎは私のブラウスの肩におでこを当てた。私は心が弾んで、口角が上がった。「そういってくれると、すごい嬉しい」「でも、私嫌なにおいがあって」「え……？」「その、せりかの香水」「そうなの？」　つむぎは私のブラウスの袖を触る。私は肩を落とした。　けっこう気に入っていたのに。同棲している好きな人に嫌と言われたら、使うのをやめるしか――。「その石けんのにおいの中にちょっとだけある、バニラ？　のアクセントがすごくよくって、その……」　今度はつむぎによってその香水が褒められた。私は背筋をいつも通りに戻す。「ん？　嫌なにおいなのに、すごくいいの？」「だって……。五年前とまた違って大人っぽくて、甘くて、くらくらして、すごい……」「そそられる」「ゔぇっっ」　私はつむぎのささやきで、顔面が爆発した。「だから私、ただでさえせりかのにおいでおかしくなってしまいそうなのに、せりかの裸を見たら、我慢、できなくなっちゃうかも」「つ、つむぎ……」　私は自意識過剰では全くなかった。暑すぎて全身の穴という穴から血が吹き出そう。　つむぎはあまりに「他意」がありすぎるし、あまりに正直だと思う。「だからせりか、その…………」「私と、することになってもだいしょうぶ……？」「お、おおお風呂の中ではだめ！」「わっ」　私はつむぎの肩を腕いっぱいに押す。心に小さくあったよくない気持ちが、存在感を増していく。「でも、上がった後、あの、その……」「ベッドでなら…………いいよ」つづく？
1件のいいね
2件のコメント
4月26日
掌編を更新しました
　こんにちは。割箸ひよこです。　掌編の二つ目を投稿しました。よければお読みいただけると嬉しいです！　半透明な感じです！　夕方外にいて、「夕暮れって切ないなあ」から書きました(語彙力)。今日のうちにぱぱっと書きました。　ここからは余談になりますが、ほしとけロスがすごくて(作者は私です)切ない感じが余計に増していて。それで過去の影を追いかけるような百合がさらさら書けました。　次回作を書こうにもまだ瀬梨香とつむぎのことを引きずってなかなか進みません。助けてください。
1件のいいね
2件のコメント
4月24日
自分用のメモ
サポーター限定
4月22日
星空が溶けてしまう前に　あとがき
　このたびは『星空が溶けてしまう前に』を読んでいただき、本当にありがとうございました。応援、コメント、星、フォロー、PV。その全てが自分の執筆の糧となりました。特に中盤終わりから終盤(4月中)にかけてPVが5000増えたりと、たくさんの方に読んでいただけて幸福です。　遂にあとがきを書く日が来てしまったか……という感じです。書いているうちに瀬梨香とつむぎのことが大好きになってしまい、自分の手でこの作品を終わらせた(エピローグを投稿した)とき、寂しさが込み上げてきて、なんか泣きそうになりました。作者が一番のファンまであります(胸を張るしぐさ)。なので私としてはずーっと「星波つむぎと星空瀬梨香の関係」を書いていたかったです。本当に。でも細かい修正は定期的にすると思います。　あとがきを小説の方に付け加えようと思った(その方が感謝をより多くの方に伝えられると思った)のですが、小説は小説の形で残そうと思います。　一次創作は初めてで、しかもカクヨムそのものも利用するのも初めてだったので、何かと迷走しまくりましたが、なんとか完結までこぎつけて良かった……良かったです。のべ14万字も書いたのだって初めてでした。　ちなみにネット小説特有の書き方とかも見よう見まねのぶっつけ本番でやりました。余白が多くて読みやすいな〜とプレビューして最初に感じました。　この物語の着想は一昨年の冬でした。白い星空を発想できたときはまだ二次創作に力を入れていたので、二次創作にこの概念を使おうと思っていたのですが、推しキャラになかなか合わず……。どうせならこれを使って一次を書いてしまおうということでこの物語は産まれました。　お住まいの地域で雪は降りますか？　もし降るのなら、雪を見て、この作品を思い出して、「星空だ」って思ってくれたら幸福です。　ちなみに、星波つむぎと相澤美央という名前は自分で考えた(つむぎは死ぬほど悩んだ)のですが、星空セリカという名前は友人からいただきました。セリカに瀬梨香と漢字を当てたのは自分でしたが、とっても可愛い名前で気に入ってます。回想に入れているこの飾文字＊*(雪と星をイメージしてます)も可愛くて気に入ってます。　なお、次回作はもうどんな話にするかまで決まっています。百合です(自明)。後は書くだけです。毎日投稿はちょっと……ね、はい。　最後に。お互いに百合を好きであり続ければ、またいつか、どこかでお会いするのだと思います。その日を楽しみにしております。　改めて『星空が溶けてしまう前に』を読んでいただき、ありがとうございました。
4件のいいね
4月14日
『星空が溶けてしまう前に』の更新頻度について
　こんにちは。割箸ひよこです。　表題について、お察しの通り拙作がそろそろ完結します。なので全力で本筋を考え、より丁寧に書きたいのでここからは二日に一回の投稿とさせていただきたい(癖で連日投稿するかもしれません←？)と思います……。がんばります。　なお、おまけが三つあるので、終わりはエピローグが出た後ではなくおまけを三つ出した後になります。なのでエピローグを読み終わっていただいてももう少しだけフォロー外さないでくだs 　よろしくお願いします。
2件のいいね
4月11日
百合掌編を掲載することにしました
　こんにちは。割箸ひよこです。　えー、過去に短い百合をあげたのですが、その他にもぽつぽつ掌編百合をあげたいなあと思い始めてきたので、そちらの方を改造して「百合の花束」という形で新たに掲載することにしました。URLです↓ https://kakuyomu.jp/works/16818093073744928845 　現在はほしとけで手一杯なので、完結して落ち着いたらぼちぼちあげようかな〜と考えています。更新は超不定期になりそうです……。それでもよろしければそちらの方もよろしくお願いします。
4月10日
知りたいこと
　こんにちは。割箸ひよこです。　話数のこともあると思うですが、最近PVがかなり増えてます……！　より多くの人にこの作品を読んでいただけて光栄です！　これからもがんばります！　さて、表題についてなのですが、我々書き手側ってけっこう読者層を想定しながら書いていると思うんですよ。それと実際の読者層の乖離を埋めるためにも、カクヨムでもYouTubeのアナリティクスみたいに読者の年齢と性別が知りたいなあと。　ちなみに私の想定では女性より男性が多くて、若い人が多いのかな、とか思ってます。勝手に。　これからもよろしくお願いします〜。
4月2日
またまた修正しました
　こんにちは。ひよこ割箸です。　表題の通り、加筆修正作業をしました。　この話は毎日投稿ということに重点を置いています。とりあえず毎日連載だ！　という勢いで書いており、内容がちぐはぐになっているところが多くて……困る。　更新するたびに通して読んでくれる方が出現するので、そういった方のためにも、そして全力を出し切りたい自分のためにも、納得がいく完成形を目指して全力で取り組みたいですよね〜。文字数としては約8000字増えました、ひえっ。　余談ですが、次回連載すること(次回作の案が2つある)があれば、クオリティーを鑑みて週一がちょうどいいのかなあ、なんて思ったりしてます。なお、案のうち一つは毎日投稿しないといけない作品です(←？) 。　拙い小説ですが、これからもよろしくお願いします。
3月30日
掌編を書きました
　こんにちは！　割箸ひよこです！　掌編を書きましたー！　ということでよろしければご覧いただけると嬉しいです↓ https://kakuyomu.jp/works/16818093073744928845 　ずーっと心にあった百合をようやく放出することができました。めんどくさい女って、いいよな―― 　それで、最近忙しい+掌編を書いていたことでほぼ毎日投稿という文言が詐欺に近かったのですが、これで星空が溶けてしまう前ににたくさん時間を充てられそうです。　よろしくお願いします。
3月18日
作り置きできませんでした
　表題の通りです。ほぼ毎日投稿すると言いながらこのありさま……。本当に謝罪です。でも気合で書いた２５話は出します。　実は番外編で２つ書きたい話があって、それでお茶を濁そうと考えていたのですが、本筋の展開を考えるのに夢中で断念せざるを得ませんでした。なので何も用意できてません。　毎日読んでくださっている方がいるだけに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。　２１日からよろしくお願いしますー！　ごめんなさいー！
1件のいいね
3月13日
3日間更新しなくなるかもしれません
　いつも反応していただきありがとうございます。表題の通りです。３日間にわたる用事があって、３月１８~２０日に書けなくなります。頑張って作り置きします(ほぼ無理)。更新なかったら「できなかったんだな」と思ってください。　絶対エタりません(宣誓) p.s.最近一日あたりのPVが以前のほぼ倍になったのですがなんかあったんでしょうかね？　なにはともあれたくさん目を通してくれてありがとうございます！これからもよろしくお願いします～。
3月2日
『星空が溶けてしまう前に』について　2
　こんにちは。割箸ひよこです。今回も表題のとおり、今書いてる小説について話していこうと思います。またメモっぽいです。　まずは各種反応ありがとうございます！！　前のノートでも書いたのですが、無反応が当たり前の世界で小説を書いていたので本当に励みになります！　これからも飽きるまで、よろしければ完結までお付き合いいただけると嬉しいです！　さて、また前回書いたことに触れます。プロローグ+5エピソード+エピローグで終わらせる、と豪語したのに、ここまで書いてみたら5エピソードで収まるはずがなくなってきたので、もう少し連載が続きそうです。自分の書き方が「キャラクターを動かす」ではなくて、「キャラクターに動いていただく」みたいな書き方なのでキャラクターの動き次第で話が伸び縮みしてしまいます。プロット書こうよ。
2月20日
『星空が溶けてしまう前に』について
　こんにちは。いつもお世話になっております。割箸ひよこです。　表題のとおり、今書いてる小説『星空が溶けてしまう前に』についてちょっと書きます。ほとんど自分用のメモみたいな感じですが。　まず、この話はプロローグ+エピソード５つ+エピローグで終わらせようと思っていて、具体的な字数は決めてませんが2人がどうなるのか、顛末と着地点とラストは決めてあります。星空瀬梨香さんと星波つむぎさんには幸せになって欲しいですね(書いてるのお前な)。　ちなみにここまで毎日投稿してますがこれは奇跡です。　また、自分が創作をするコンセプトみたいなのに、「読んだ人の人生を変えてしまうような要素を入れたい」というものがあって、その要素も盛り込みたいと考えています。今(３話)時点で少し出しはしたのですが、どこでどのように使うかはまだ決めてません。　一次創作はこれが初めてなので、何かと至らない点があるかと思いますが、この作品が少しでも読んだ方の心に残れば幸いです。　余談ですが、ずっとあるジャンルの二次創作をしていたもののあまりにも才能がなく、いいね0がZARAだったので、通知のベルの右肩に赤いのが点いている(いいねやフォローをいただく)と感動で涙が出ます。これは本当です。　これからもよろしくお願いします。