こんにちは。また意味ありげなタイトルで失礼します。私が前から考えている、「百合」について思うことを書きます。
私は百合が好きです(自明)。本屋を徘徊して百合作品を漁るのが現在の趣味です。そのような営みを重ねていくにつれ、私の中にずっとあったある疑問も大きくなっていきました。
百合って、なんだろう?
百合とは、女性と女性の一定の関係値のことをいいますよね。この定義に従えば恋愛にとどまらず、友愛のようなもっと広い女性同士の関係も百合と捉えることができます。……できるはずなのですが、漫画だと「百合」って狭く女性同士の恋愛のことを指す気がしませんか? 百合漫画と箔を押されたものは基本的に恋してますね。Twitterでみる#創作百合の漫画もほとんど恋愛ものだと思います。一方で、小説は前述の定義通りに百合を広く捉えています。
私は漫画から百合に入った(citrusのアニメが先だったかもしれません)ので、百合とはてっきり女性同士の恋愛を指しているものだと勘違いしていました。なので、百合小説読むぞ〜〜と読み進めていくと、「確かに女女の話だけど恋しなくね」ってなることがしばしばありまして。どうして媒体ごとに定義が異なるのでしょうね。BLみたくGLと表記する文化はあまり浸透していないですし。
これを読んでいる方も恐らく百合大好きだと思うんですけど、あなたは「百合ってなんですか?」と聞かれたらどう答えます? 私は「女と女が恋に落ちる物語のことをいいます!」と声高らかに言います(ので、私が百合と表記するものは全て女性同士の恋愛を描いた作品=狭義の百合を指します)。
個人的に、恋愛抜きの女性同士の関係性を百合とする必要ってあるのかな? とは思います。恋愛抜きの男性同士の関係性を薔薇って言うのは一般的ではないですよね。これに即して考えると、GL、すなわちガールズラブを百合とした方がスッキリしませんか?
……という、中身のない話でした。最後に配慮すべき点を忘れていました。ここでいう「女性」とは、身体的性別に基づいた表記です。