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「魁国史后妃伝」完結しました!&カクコンも佳境!

 「魁国史后妃伝 ~その女、天地に仇を為す~」(https://kakuyomu.jp/works/16817330666693315522)、完結しました!
 年末年始にコロナに罹患した時はどうなるかと思いましたが、カクコンの応募期間内に、おまけも含めて公開することができました。本当に良かった&安心しました。

 皇太子の生母は死を賜る、という法によって姉を、後宮の陰謀によって姉の子を殺されたヒロインが、国のすべてに復讐することを誓う中華ものです。ヒロインは傾国の悪女でもあり、複数の男の運命を変えたファム・ファタルでもあり、そしてさらにまた別の顔を持つ複雑なキャラクターです。

 コンテストの方向性や流行なんて知るか! と久しぶりに書きたいことを詰め込んで書いた作品でしたが、思った以上に多くの方に反応をいただき大変嬉しく思います。
 カクコンの読者選考期間はまだ一週間ほどありますが、この調子で(?)もっと読んでもらえると良いな、と思っております。

 せっかくなのでちょっと執筆の裏話でもしましょうか。以下、本編のネタバレを含みます。



 構想当初のラストとして、宮殿が燃え落ちて皇帝と皇后は死ぬ、は決定していました。が、エンディングはまた別で「昊に逃れた洸廉が、煌太子を我が子として育てつつ昊の帝位と北を狙う」という感じでした。洸廉の翠薇への想いが歪んだ感じで結実しつつ、やはり想いは受け継がれて……という方向ですね。こちらだと、魁は一般的な意味で滅亡するし、大帝国を築くのは洸廉と煌である、という歴史になってたはずです。
 でも、書いているうちに赫太子を雑に処理するわけにはいかないな……と思い始めてこのエンディングになりました。赫太子を手にかけてしまって呆然とする翠薇、も展開としては一瞬考えたりしたのですが。
 最終的にお出しした結末、ハッピーでもバッドでもビターでもなく、トゥルーエンドを見つけられたような気がします。

 また、本作はFAもいっぱいいただいております。近況ノートには1枚しか貼れないので、まとめてご紹介したtwitterポストのURLを掲載します。色んな翠薇を描いていただき嬉しいです。改めてありがとうございます!!
 https://twitter.com/Veilchenfeld/status/1752817724542394642



 魁国史以外にも、カクコンに色々応募しております。コレクションにまとめていますので、気になったタイトルを覗いてみていただけると嬉しいです。
https://kakuyomu.jp/users/Veilchen/collections/16817330667763873142

 特にお勧めなのは長編・ライト文芸部門の「花旦綺羅演戯 ~娘役者は後宮に舞う~」(https://kakuyomu.jp/works/16817330647645850625)ですね!
 中華後宮×お芝居(京劇ベースに宝塚/ミュージカルをやっています)という題材はちょと珍しいのではないかと。個性あふれるキャラクターたちが織り成す人間模様に、華麗な歌舞の描写がご好評いただいております。第二部の名台詞抜粋を置いておきますので、「どういう状況でこのセリフ?」と興味をもっていただけますように!

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