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近況報告と短編20

どうも、茶畑紅です。

今日でようやく20回目。次の目標は約一ヶ月となる30回ですかね。まあ、一日休んでいるので一ヶ月続けてではないのが残念ですが……。

さて、今回の短編ですが、これは僕の実体験とかではありません。こういうこともあるのかなと思って書きました。僕としては、しつこく送ってさえ来なければ、夜中でもL○NEしていただいてかまわないと思ってますから。でも、気をつけないといけないことは確かです。僕も相手に通知を送る際は、時間などに気をつけようと改めて思いました。
茶畑紅でした。

では、以下短編です。


・短編 ワード『L○NEの通知』『ベッド』

 お風呂から上がり、宿題も終え、tw○tterのチェックも一通り済ませ、そうして一日を終了してベッドに入ると、すぐにいい感じのまどろみがやってきた。充実した一日を終えた感覚。今日も一日お疲れ様、私。
 そんな風に夢の中へ旅たつはずだったのだけど、眠りを妨げるやかましい音が部屋に響いた。ベッド脇に置いてあったスマートフォンからだった。この音はL○NEの通知だと思う。

 しかし、私はベッドに潜った後、スマートフォンは触らないようにしている。理由は、寝る前のブルーライトと頭を働かせる行為は、不眠症の原因になるとテレビで見たからだ。女の子にとって不眠は大敵。規則正しい生活を私は心がけている。
 だから、スマートフォンを触るなんてことは絶対にしない。軽い確認だけだとしても目に悪いのは確かだ。相手には申し訳ないけれど、通知の内容は明日の朝に見よう。

 そう決めて今度こそ寝ようとするのだけど、またもスマートフォンからL○NEの通知音が鳴り響いた。しかも、間髪いれずに何度も。
 ポロンピロンと、軽快なリズムで私の頭に重い騒音を奏でている。止まる気配は無かった。うるさい、と思いながらも、私はやはりスマートフォンを確認することは無い。気にはなるけれども、それ以上にお肌と体調に関しては気を使っているのだ。きっと通知を送っている人物も私の返事がなければそのうち飽きるか、寝ていることに気付いてやめてくれるだろう。
 私は寝返りを打って、スマートフォントは反対の方向へと体を向けることで少し音を聞こえにくくした。

 けれども、いつまで立ってもL○NEの通知音は鳴り止まなかった。一瞬何か重大な出来事があってそれを伝えようとしているのか、と思ったけれど、だとしたら通話を掛けるだろうと思いなおす。十中八九友達か彼氏のいたずらだろう。そう考えたら、だんだんイライラしてきた。
 今何時だと思ってる! こんな時間に通知を送りまくって、一歩間違えればテロだぞ! 誰だか知らないけど明日会ったらブチギレてやる!!
 心の中で叫び散らし、掛け布団を頭まですっぽり深く被り直す。それから耳を塞いで深呼吸をした。

 一旦落ち着こう。睡眠も重要だけど、ストレスもかなりお肌に影響する。それに今のイライラの爆発で頭も冴えてしまったみたいで、眠気がなくなっている。とりあえず落ち着くのが最優先だろう。
 何度か深呼吸を繰り返し、やがて耳を塞いでいた両手をどけて、掛け布団を除けて上体を起こしてみる。まだL○NEの通知音はなっていた。
 ここまできたら、一回見たほうがむしろいいだろう。仕方なくベッドから立ち上がって、スマートフォンを持ち上げた。
 簡単な操作をしてロックを外すと、L○NEを開く。通知は一人から送られていただけだった。そしてそれは案の定彼氏だった。
 内容は……。

『寝れないから電話していい?』

 という文章が延々と送られてきていた。頭の中で何かがブチと切れた音が聞こえた気がした。
 『fuck you!』と返してから彼氏のL○NEをブロックして、台所で水を飲んでから、改めて布団に潜った。しばらく怒りで興奮状態だったから眠れなかったけれど、一時間もするとどうにか眠ることが出来た。翌日、なんだか肌に張りが無いような気がして、深い深い溜息をついた。その日の肌のケアは本当に大変だった。

 そして、私がすぐにその彼氏と別れたことは言うまでも無いだろう。
 次の彼氏はもっと節度を持った人にしようと思ったのだった。

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