こんにちは。
いつも作品をお読みいただいたり、評価やコメントをくださり、ありがとうございます。
最近、なかなか仕事が捗らず、忙しい日々を過ごしております。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は、8作目『正義の反対側』より第2話「枠の外にいる者」について書いていこうと思います。
まず、タイトルですが、「枠の外にいる者」というのは、お話の中に出てくるアウトサイダーと呼ばれる組織の者たちが、組織を形容するときに用いる言葉です。
これは、そのまんまアウトサイダーを指す言葉であり、5人の素性を表す言葉でもあります。
さて、内容ですが、アルドたちはまずヴィアッカたち機動隊の捜査に加わります。
ここで、リィカが爆弾について、その違和感を指摘しますが、これは今後の結末に関わることでもあります。
その後、ディーという者が出てきますね。
アウトサイダーの5人は、それぞれ役職を持っていますが、実は、その他にも口調や、会話のスタイル、狂気的な部分、組織を形容する文言が、そのうちの4人に関しては、リーダーであるアンの呼称も細かく決めています。
(あと2つほど特徴があるのですが、それは第4話の時に書こうと思います。)
ディーは、汚れ仕事すなわちアサシンの役割を担っています。
また、口調は粘っこく、少し江戸っ子調に話します。
その一方で、命というものに全く価値を見出していないという狂気的な部分も持ち合わせています。
また、アンのことをプレスと呼んでいますが、プレスとはプレジデントの略語です。
形容する文言は、徐々に組織の目的がわかるようにしています。
ディーは、偽りの正義を絶つ者と形容していましたね。
また、ヴィアッカが枢機院と関りを持っていると知っているのは、素性が素性だからと言えますね。
だからこそ、ディーは嫌いじゃないと発言しているし、アルドの名前も知っていたわけです。
さて、今度は旧KMS社でKMS社に関りのあるキャラと合流しますね。
今度は、ディスというものが出てきます。
この時、ディスが言っていますが、アウトサイダーのアン以外の4人には名乗る以外、一人称をあえて使わないようにしています。
これは、それぞれにあまり自我やアイデンティティを持たせたくなかったために、そうしています。
ディスは、ハッカーを担当していますが、口調は語尾が「~」で、常に艶っぽい話し方をします。
その一方で、死というものに異常なほど興奮し、その際口調が男のように変化するという狂気的な部分を持っています。
また、アンのことをプロフと呼んでいますが、これはプロフェッサーの略です。
そして、アウトサイダーを否定を具現せし者と形容しています。
さて、ヘレナがディスの腕を見て、合成人間かと聞くシーンがありますが、ここから、腕が合成人間のように機械化されていることがわかります。
実は、これもアウトサイダーの素性に関わる大事な情報だったりします。
また、その素性故に、ヘレナのことを知っておりアルドは特別な存在であり、名前も知っていたわけです。
最後にシャノンがKMS社員が持ち出そうとしていたデータの内訳をみて、言葉を失っていますが、それは、守ろうとしていた社員が会社を裏切ろうとしていたことにいたたまれない気持ちになったからでしょう。
シャノンのキャラクエからも分かるように、彼女はKMS社で起こっている不正や悪事の数々を何とかしようと活動しています。
そんなシャノンだけに、ショックも大きかったのでしょう。
さて、今度はヘレナ・エイミ・リィカたちと別れて、単身IDAスクールに向かったアルドは、そこでIDEAと合流します。
これは個人的な印象ですが、EGPDやCOAなどの組織に比べ、IDEAは統率がより取れているイメージだったので、そのような形で書きました。
さて、状況報告のシーンが続くわけですが、爆発の規模の違いもアウトサイダーの目的を表していたりします。
不正アクセスについては、クロードの推理通りのことです。
イスカもなかなかの推理力ですね。
そして、ヒスメナの正体がアウトサイダーの一人イルだとわかります。
イルは、潜入による捜査担当で、口調は堅苦しく、少し古風な話し方をします。
その一方、感情というものに一切の価値をみいだしていないという狂気的な部分もあります。
アンのことはチーフと呼んでいますね。
また、アウトサイダーを個を喪いし者と形容しています。
これは、先ほど言った一人称の話ともつながりますが、なぜ個を喪っているのか、またなぜ「失う」ではなく「喪う」なのかは第4話で書くことにします。
また、アンがアルドを気に入っていて逢いたがっていること、名前を知っていることは、前例にもれず、その素性故です。
また、今回は、アルドが妙な心地になっています。
これも、非常に大事な情報ですね。
続いて、ゼノ・ドメインでCOAの二人と合流しますが、ここでは早速ノンに出逢います。
ノンは、ドライバー担当ですが、語尾が「ー」と「っ」で、関西弁を使います。一方、戦闘狂であり、興奮時は標準語になるという狂気的な部分もあります。
アンのことは、マスターと呼んでいますね。
アウトサイダーのことは、史に葬られしものと形容しています。
これまた、彼らの素性に関わることですね。
また、ノンに関しては第3話に関わることを残して、去っていきましたね。
とはいえ、アルドの名前を知っているのは素性故ですね。
さて、謎がまだ多いアウトサイダーですが、次回その本当の目的がわかってくることになります。
さて、こんなところでかなり長文になっていまいましたが、次回は第3話について書いていこうと思います。
では、今回はここらへんで……