• 二次創作

あとがき 10-Ⅳ―『時空の旅人のクロスポイント』より「出発」―

こんにちは。
いつも作品をお読みいただいたり、評価やコメントをくださり、ありがとうございます。

さて、長々とやって来たあとがきも今日で最後となります。
(いるかどうかはわかりませんが)今まで読んでくださっていた方、本当にありがとうございました。


そんな今回は、10作目『時空の旅人のクロスポイント』の第4話について書いていこうと思います。



さて、最後であるこのお話は、アルドとウィアのペアですね。
エイミたちがストラーダたちの悩みを聞き、おそらくアルドにウィアに聞いてほしいということを頼んだのだと思います。
アルドのお人よしは、何もアルドだけのものではないようですね。

そんなウィアですが、ウィアはラテン語で「道」を表します。
大げさだけど敏感で、とにかく仲間思いだという設定にしています。
少しアルドに似ているかもしれません。

そして、ウィアがアルドに聞かれ、悩みを吐露しますが、アルドもそうですが旅の発起人は、やはり他の仲間が楽しんでもらえているのか、気になるようです。
実は、この時のアルドのウィアに対してのセリフは、第1作目でアルドが経験したことを基に話しているんです。
(ここで、10作目と1作目がつながるんです。)

さて、お互いの悩みを聞いたりしたウィアは、ストラーダたちと共に話し合いを始めます。

そして、ウィア一行は話し合いの末、旅を休むことを決断します。
ヴェークは、自分の中にあった選択肢の中から、自分の意志で村長になることを選びました。
タオは、仲間の子とは信じれるからこそ斬れ、何があっても守りたいからこそ、母親の下へ行くことに決めました。
ストラーダは、自分が成し遂げたいことが、今一番実現できる方法は神官として働くことと考えたようです。
それらを踏まえて、ウィアは、旅を休むことを決めたわけです。

最後に、星の夢見館のあるじが出てきて、ボソッと話しますが、これは私の想いでもあります。

では最後にですが、まずなぜ今回は道を名前に使ったかということですが、これは人はみな自分の人生という道を歩んでおり、色々な過去や背景があって、今があるということを表すということ、そして、その道は様々な他の道と交差するということを表しています。

そして各話のタイトルですが、これはアルドたちとウィアたちのこと、そしてウィアとその仲間たちのこと、ひいては読んでくださっている皆様のことを表しています。
人はどこかでいろんな人やモノ、出来事に逢い(邂逅)、時として同じ道を歩むことがあります(同道)。そして、当然立ち止まることもあるわけですが(佇立)、最後にはまた歩き始めます(出発)。
今回のお話は、人には必ず様々な過去や背景、考え方を持ち、それがいろいろな人(道)との出逢いの中で、変わったりするという、まさに人生のことを表しているわけです。
もし、今悩みを抱えている人がいれば、一度外に出してみてください。
それをすることが、案外人生の分岐になるかもしれません。



さて、こんなところで、今回のお話については以上となります。
そして、今回でお話については終了となります。
今まで、お読みいただいた方、本当にありがとうございました。
この後、あとがき全体のあとがきみたいなものを投稿しようかと思うので、そちらもお読みいただいたらと思います。

長いような短いような間でしたが、本当にありがとうございました。
皆様も、良きアナデンライフを、そして、良き日々をお送りください。


では、今回はここらへんで……

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