• 二次創作

あとがき 7-Ⅳ―『勇者紡ぎし6の物語』より「喝采を博する天上の一幕」―

こんにちは。
いつも作品をお読みいただいたり、評価やコメントをくださり、ありがとうございます。

やっと、つりざおがLv.22になったので、サカナ全制覇とリヴァイアゲットを目指して頑張りたいと思います。


さて、今回は、7作目『勇者紡ぎし6の物語』より第4話「喝采を博する天上の一幕」について書いていこうと思います。



まずタイトルですが、国立劇場が舞台ということで、「喝采」という単語は必ず入れようと考えていました。
また、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、7作目のタイトルが『6の物語』と数字が入っているということで、各話のタイトルにも数字を入れています。

さて、内容についてですが、今回も5作目と同様、劇のパートはいつもとは異なる書き方をしています。
これは、普段の書き方だと劇の流れが止まってしまうかと思ったが故の書き方です。

劇についてですが、キャラクターが実際に演じることを考え、連続してキャラクターが出演しないように、演目の順番を考えています。

では、まず「戦場に落ちた恋」についてですが、流れが急ではありますが、劇的になるように、描いています。
また、このお話はヘレナが読んでいた『今宵、ユニガンの酒場で』と『月の女神と金の弓矢』の悲恋のテイストと、ヘレナ自身がかつて戦いに身を置いていたというところで、このお話を書きました。

続いて、「女剣士旅日誌」についてですが、時代劇らしさを前面に出して描いています。
また、このお話は読んでいた「女戦士アテナ」の影響が色濃く見えますね。
サクラという名前は、何となくです。
また、個人的に、この時に水樹奈々さんの座長公演を見ていたこともあって、時代劇を書いたというところもあります。

続いて、「母の教え」ですが、エイミの理想ってこんな感じかなと思いながら、書いていました。
ちなみに、キャラクターのイマはエイミ、イドリムはミルディ、ノロウはクラグホーンの英語を逆から読んだものになっています。
3人で三角関係のようになっていたわけではないと思いますが、実際にこういったことで悩み、それについて母親に相談するということをしたかったのではないかと思います。
また、このお話は、エイミの母親がエイミに残したサウンドオーブの内容からもヒントを得て書いています。
あと個人的に、サイラスのナレーションはなかなか味があっていいなと思います。

続いて、「エージェントR.I.C.」についてですが、これはリィカが読んでいた「エージェントXYZ」の影響が色濃く見えます。
RICというのは、リィカの英語表記からとっています。
またトゥシーフは、怪盗の英語Phantom thiefからとっています。
また、「攻撃しない・どんな相手でも傷ついていたら回復・自首を推奨」というエージェントR.I.C.のやり方や、怪盗なのに大胆に侵入するといったところは、リィカの常識にとらわれない感じが、出ていたのではないかと思います。

続いて、「魔獣の女の子と人間の女の子」についてですが、これはフィーネが読んだ「魔獣の女の子と人間の娘」を基に、よりポジティヴに描いています。
フィーネだからこそ描くことのできるお話なのかもしれません。
また、このお話では、アルドがナレーションを担当していますが、アルドの優しい感じも相まって、劇を見ていたお客さんには伝わっているのではないかなと思います。
現実でも、フィーネとアルテナが、人間と魔獣の懸け橋になっていくのではないかなと思いますね。

続いて、「ある旅人の記憶」ですが、このお話は、ミグレイナ旅行記のテイストがありつつ、通常のサブクエストのような感じで書きました。
ここでは、個人的な想いがあります。
人にはそれぞれ、色々な背景や体験があり、それらを経験し辿ってきたからこそ、今の自分がいるわけです。
それは、さながら壮大な劇や、長編小説のようなものです。
ですから、自分にもそういった物語を持っているということ、そして、それと同じように、相手にも様々な物語を持っているということを、忘れてはいけないのではないかなと思います。



さて、こんなところで次回は、8作目『正義の反対側』について書いていこうと思います。
次のお話も、なかなか凝って書いたので、長文になってしまうかもしれませんが、ご了承ください。

では、今回はここらへんで……

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