• 二次創作

あとがき 4-0―『おもいでのわすれもの』について―

こんにちは。
いつも作品をお読みいただいたり、評価やコメントをくださり、ありがとうございます。

ついに、メロディの実装が来ましたね!
最初に登場しながら、やっとの実装、なかなか感慨深いものですね。
ぜひとも、手に入れたいものです。


さて、今回は、4作目『おもいでのわすれもの』について書いていこうと思います。



このお話は、いわゆる「想いもの」というところで、伝えたいメッセージを軸に書いたものです。
(メッセージについては、第4話について書くときに、お話したいと思います。)

実は、コンテストが始まったときに、真っ先に「トト・ドリームランドのお話を作ろう!」と考えていました。
しかしながら、当時自分のやらなければいけない事がたくさんあったことと、最初に書くのは、アルドの話がいいと考えていたこともあって、なかなか書けずにいたお話でもあります。

そして、いざ書くとなった時、その段階で、結末はこのようにしようと決めていました。
勿論、そのまま復興するのも一つの手ではありましたが、「ひと時の復活」の方が、この遊園地には合って気がしたので、あえてこういう締めくくりにしました。

トト・ドリームランドは、全体的に寂しくて、悲しくて、冷たい雰囲気がありますが、なぜか温かくもある、そんな場所だなぁと感じていました。
だからこそ、「ここを舞台にお話を作らない手はない!」ということで、書き始めたわけです。

また、このお話や各話のタイトルについて、2つこだわりがありました。
1つはすべてひらがな表記にしたこと。

この遊園地は、エイミたちにとっても、お話の中で登場するエセルやメアリーにとっても、子どもの頃に来たという思い出がある場所です。
当然、大人が行っても楽しい場所ではありますが、遊園地って誰もが子どもに戻る場所なのかなって思うんです。
だからこそ、タイトルを漢字で書くのは、なんか違うなと思い、ひらがなにしました。

また、例えば、「おもい」という言葉を漢字にすると、「思い」と「想い」があります。
そして、それぞれで微妙に意味が異なりますよね。
このように、漢字にしてしまうと、意味が明確にかつ限定的になってしまいます。
私は、そうではなく、読者の方に意味を想像してほしい、委ねたいという想いがありました。
だから、あえてひらがな表記にしたのです。

それから、もうひとつは、(これは各話のタイトルに限った話ですが)過去形にしたこと。
実は、各話のタイトルは、このお話の主人公であるエセルのことを表しています。
エセルはアルドとエイミに出逢うことで、今回のお話が動き出します。
しかし、皮肉なことに、それが彼女の「おわりをきざみはじめる」ことになります。
故に第1話だけは現在形で書いています。
その後の各話のタイトルは、エセルの行きつくところを表しており、同時にこのお話の結末を暗示するものでもあります。
エセルが最後にこうなってしまうから、今も続くという現在形ではなく、もう終わってしまったという過去形で書いたというわけです。



では、今回はこれくらいにして、次回から各話について書いていこうと思います。
今回のあとがきを見てもらって分かるように、このお話について書くときは、割と長めになるかと思います。
少し読みにくいかもしれませんが、ご一読いただけると幸いです。

では、今回はここらへんで……

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