近頃、次々と副大臣やら政務官が「やらかし」ているおかげで総理大臣の任命責任が問われている。おかげで支持率も低落し、年内に企んでいた解散・総選挙も棚上げということになるらしい。そもそも7条解散は天皇に国事行為を曲解した違憲行為だと思っているので解散をしないのは結構な話だが・・・。
最近の閣僚、副大臣、政務官などの「やらかし」を見ると総理大臣の任命責任の前に国会議員としてそんな人間を選出した地元の「任命責任」の方が大きいような気もする。更に言えばそんな人間しか選ぶ事の出来ない総理大臣が気の毒になるし、そんなレベルの議員を推薦したのはその前の総理大臣たちの責任ではないかと思えてくる。それほどベーシックな「やらかし」をしている人間だらけなのである。
選挙違反を主導した法務副大臣、税金滞納を4回もした元税理士の財務副大臣、売春をした文科省の政務官・・・みなさん専門分野で「やらかし」ている(文科省のは専門分野というわけではないけど教育的に駄目でしょ)確信的犯罪者である。要は「つい」間違えました、というレベルではないのだ。その上、一番最近に問題になった税金滞納議員は言うに事欠いて「忙しかったので」と言い訳した。ということは
「忙しいから税金を滞納する」
という言い訳を国民に許容するおつもりでしょうか?「馬鹿なのか」とつくづく呆れる。世の中には言って良いこと悪いことがある。そんなことも理解できない人が副大臣とは笑止千万で、そんな人間を国会に送り出した地元も「どうなの?」っていう感じになりつつある。
法務副大臣はもはや「何を政治信条」としているのか分からないほど、政党を変えまくってそれ自体「?」マークな人間である。地元の区長と対立してその因縁のために違法な選挙を主導するという体たらくである。こんな政治家を当選させ、その人に主導された人を区長に選んでしまった「高等」な区民はどう思っているのだろう?うん、高等ではないな、この冗談も。
しかし、その前にも風力発電を推進していた議員が風力発電会社から賄賂を受けていたとか、カジノ推進議員がそうした業者から資金提供をされていたとか聴くと、どうやら国会議員というのは「専門」にしている領域に任命すると必ず「やらかす」程度の低い人間の集まりだと認識した上で「任命」するのが正しいらしい。
つまり文教族は経済とか外交に、税金関係に強いのは土木とか文教に・・・というのが正しい「任命」方法なのだろう。ということで、ならばずぶの素人の方がよほどましだと思える最近の国会議員たち・・・任命責任は国民や地元民にあるのですよ。