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What a day!

昨日からろくな事が無い。

 ガスコンロの五徳を変えようとしたがどこに言っても見つからないので、メーカーに電話で尋ねた。あまりにも要領を得ない答えなので、カスタマーサービスにクレームを入れたのだが、輪を掛けて要領を得ない答えである。五徳なんぞは、名前からしてだいぶ昔からある製品なのだが、システムの部品でシステムの製造から○年経っているので供給できない、とのお答えである。江戸っ子ならてやんでぇ、何言ってやがる。IT製品でもあるまいし、五年や十年で部品を変えました、供給義務がありません、などとどの口が言う、と言いたいところだが、そんな口の利き方をすればカスハラだと濡れ衣を着せられる時代である。供給義務を何年などと法律で決めるとメーカーの方は、供給をストップできる権利が発生したと勘違いするらしい。ICチップだとか、ソフトウェアだとかなら技術開発上、そうなるのは分るが、五徳ですぜ。
 馬鹿じゃないのか、と思う。五徳なんざぁ、何処のスペックを変える必要があるんだ?馬鹿だと思うのはそれだけじゃないのだが、詳しく書くと更に腹が立ちそうであるからやめておく。豊田なんて大企業があるんだから愛知ってまともな土地だと思っていたが、三河と尾張では質が違うのかね?

 家の塗装が古くなったので屋根まで含めてメンテをしたら、近くで別の家がやはり外装工事をしていて、そこの修理工が「屋根は塗装を新しくしただけでは持ちませんぜ、防水を引き直してカバーしたほうが良い。今なら近くで工事をやっているから足場分、安くなります」などと売り込んできた。写真を撮っているので見ると、確かに随分とひび割れているが、それで駄目なのか、大丈夫なのか判断がつきかねる。仕方ないので工事を頼んだ業者に、どうなんだ、と聴いたら一向に回答が来ない。こちらからせっつかないと回答したくないらしい。メールを書いたら慌てて、電話を掛けてきて、「大丈夫です」などと言ってくる。だったら早く回答しろよ、と思いつつ、説明に来いと言ったらもぐもぐと言っている。大丈夫なら保証しろよ、といったら書面では出来ないという。やりますけど書面にはできない、とか訳の分からないことを言い出すので手に負えない。こういう会社が生き残っていて日本は大丈夫なのかしら、と思う。

 実家を売却することにし、販売先も決まったのでその関係で残高の確認や送金の方法について金融機関に確認に行った。インターネットバンキングに登録すれば1億円まで対応可能だし、他行からの送金も事前登録すれば200万まで出来るという。そんなに送る必要もないが、今詐欺がはやっているおかげで制限されている一日50万円では足りないので、事前に登録する腹づもりを決めたら、電話が掛かってきて、「法人と勘違いしました。個人だとインターネットバンキングでは1000万円まで、他行からの送金は50万円までが限度」だと言ってきた。通帳まで見ておいてなんで法人と個人を勘違いするのか意味が分らない。というか普通預金と当座預金の勘違いじゃないのか?病院に行く前にこちらも急いでいたのだが、どうも要領が悪い説明である。インターネットバンキングの書類を事前に渡してくれない理由もどうも定かでない。まあ、でもこれは責められないのかなぁ。たぶん歳を取ると技術というよりロジックに追いつけない。その上技術も分からないのだからアップアップなのだろう。

 さて次はその病院である。実は先週家内が手術をして入院しているのだが医者から話があると言ってきたので金融機関から脚を伸ばして行ったのだが、話を聞くと麻酔をしたときに神経に触ってしまったらしく、患者には相当の激痛が走ったらしい。担当医の先生は「承諾書」にあるように、と手術前に説明をしたということを然り気無く押してくるし、「滅多にない事象」と説明をするのだが、そもそも、手術前に同意しなければ手術をしないのだし、同意書というのは「同意」を強制する類いの物であるのは周知の事実である。それに滅多にない事象、というのがアレルギーとか、患者側の体質などに起因する話ならともかく、神経に触ったというのは明らかに術者のミスでしょ、と思いながら聞いていた。本人に術後の障害が残らないならともかく、歩くのに不自由が発生するようなら考えなければならないので、次回の責任者との打合せには出なければならない、と家内と話した。私が手術を受けたのと同じ病院なので気が重い。

 そこから更に脚を伸ばして実家の売却に伴う、全部事項証明書をとりに所管の法務局に赴いた。田舎の法務局で前回の対応をした事務員が固定資産税の件で間抜けな対応をした経緯がある(固定資産税の納税通知書をもってこいというので持って行ったら前年の物では駄目という。しかし当年度の納税通知書はまだ発行されていない。なら、いつ出るから何年度の納税通知書を持ってきてくださいと言えば良いのにそれもしない頓珍漢であった)。だいたいこんなところで事務をやっている男性職員に碌なのはいない。なぜかカフェ、地方公務員(法務局は国家公務員なのだけど地方にいるとほぼ地方公務員化する)、コンビニの店員は、女性の方が絶対的に良質である。今回もまた間抜けなことが起きるのではないかと心配したが、女性職員が対応してくれたのでスムースに済んだ。

 世の中にはまだまともに動く組織がある、良かったと思い、駅に戻って昼飯にすることにした。牛丼屋があったので入る。店員が水をおいて立ち去り、テイクアウトに対応をしていたので、しばらく待った。全部で4人も店員(女3人、男は多分店長)がいるのだが、他の店員を含めて一向に注文を取りに来ない。テイクアウトの客の勘定が終っても注文を取りに来ないので、席を立って近くの別の丼屋に行った。ここは機械で注文をする形式なので、自分で注文すれば良い。4人も無駄な店員がいるよりずっとスマートだし、店員は二人で回る。そのせいか丼物の値段も安い。牛丼自体は好きであるが、牛丼の味を云々するほど牛丼を食べるわけでもないし、どこのもそこそこ美味しいから、余り気にしない。先に行った牛丼屋は最近何度も値上げをしているが、業務効率が悪いのを客に押しつけているだけかもしれない。少なくとも4人も居て何もしないので一人の客を失ったが、どうせ豚丼しか頼まなかったろうから、たいしたロスにはならないし、こっちも腹が立つほどではない。牛丼屋に関しては女の店員は残念ながら余り質は宜しくないのはなぜだろう?喫茶店では受け入れて貰えない人が行くのであるまいし、謎である。

 たった一両日中で、コンタクト先、行き先でトラブル続きである。20年前、日本ではこんなトラブルが頻発するような社会だっただろうか?それとも僕の周りだけ質が悪いのだろうか?

What a day! Que dia!
なんて日だ、という意味である。

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