綺嬋

恋をしたのは3LDKの彼でした

「私」の住む家には、スイッチが溢れている。 「私」はそれらを全て押さなければならない。 【注意】 このお話には強迫性障害を思わせるような描写が含まれます。苦手な方はお控えく…

日常と非日常を介在させた車は夏みたいなカーステレオを穏やかに響かせて走った。

「私とポッキーゲームをしてほしいの！」 半年ぶりに俺の部屋にやってきた幼なじみの口からトンデモ発言が飛び出した。 しかし彼女が持ってきたのは、なぜかポッキーではなくからあげだった…

周囲の人は才能があって自分は羨むばかり。後から他人がどんどん追い抜いていく。そう悩み苦しむ人は多いです。 僕も同じで苦しみ続けています。 ですが、そんな貴方や僕は半分幸せだと…

実験的な作り方をした詩集です。 完成しなかった詩を印刷し、適当な行をハサミで切り刻み、机に並べ、意味の繋がる部分をピックアップしながら作りました。 (助詞の繋がりなどは調整して…

瞳の短歌集ver.2です。

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト　【短歌の部】二十首連作部門 ～童貞短歌～ 青臭いんじゃない。 どこまでも青いんだ、おれたちは。

第２回カクヨム短歌・俳句コンテスト応募作品　 二十首連作部門

第31回電撃小説大賞応募作 あらすじ※ネタバレあり 　高校生の道間慎之介は周りに流されることなく冷静にこの世界を見つめている真面目な男だった。 そんな彼が、ある日クラスメイトの…

日常に転がっている、宝石みたいなもの。

僕は夜が好きだ。 その気持ちを、僕は抑えることができない──。

物質などを生み出す能力を有する＜錬成術師＞。若い＜錬成術師＞が通い、教育される＜錬成学院＞が存在した。 身寄りのない少女、愛川リンは学院に勤務する教師に保護されており、幼少から学…

【趣味で書いた短編ミステリです！いつもとは違う筆致で書いてみました～！】 探偵・筑後川令星は美人助手に逃げられた傷心を癒やすためひとり旅に出ていた。 旅のさなか、突如の豪雨に見…

愛猫チャコの葬式をすることになるが、なぜか父の様子がおかしくて！？ 数分後に意外な結末。 一部書き直しましたが、小説講座の課題で書いたものです。 自分ではかなり気に入っています…

「勇者の剣を見に行く旅行に出かけるぞ！」 「いやいやいやいや！　僕、受験生なんだけど！」 　兄から唐突にこう言われ連れ出された時はどうしたものかと思った。 　——口車に乗って一度…

高校二年生のよーちゃんは、毎日友達のきーちゃんとしゅーちゃんとお弁当を食べる。 だけどよーちゃんは、なぜか少しモヤモヤしてしまう。それは、友達のきーちゃんの癖のせいだった。

「お疲れ」 「え？」 　ジュースを差し出すと、一瞬キョトンとした顔をしてから、パッと目を輝かせた。 「やさしいじゃん！　ありがとな！」 　バイトをすることも彼が選んだことだから、…

以下の星歌が出来上がるに至るまでのプロセスが描かれた作品となります。 え？　星歌ってなにって？ これだから“笑って食事する者”は……。 SDGs！！ Kyse on kestä…

カクヨムWeb小説短編賞2023【短編小説部門】 　☆短編特別賞☆を受賞致しました 昭和二十年、京都、夏。売れない小説家の男――『私』は風に飛ばされた原稿を追いかけて侵入した洋…

日記なので翌日以降は推敲できません。 当日も書くのにさほど時間をかけません。 何これ？　と思われた方は、ジャンルとタグをごらんください。そういうことです。

　二月。大学受験を目前に控えたぼくは、幼馴染の天才美少女から「買い物に付き合って」と頼まれる。 強引に取り付けられた約束は、バレンタインの買い物だった。 チョコをあげるのは初めて…

疲れ切った僕は、ある日、指先に巻いてあるセロテープが剥がれかかっているのを見つけた。 僕はなぜかそのテープを、剥がしたくて仕方がなかった。

天国へ行くか地獄へ送られるかの瀬戸際。 青年は目の前の閻魔に対して自らの人生とその罪を語りだす。 はたして彼の犯した罪とは、そしてその結末とは。

エッセイに挑戦

　高校一年生黒谷九郎(くろたに　くろう)はある日、幼馴染の君川喜美(きみかわ　きみ)と共に、河原の水を操る女性の姿を見た。柳水色(やなぎ　みずいろ)という高校二年生である。水色の…

半グレの抗争に巻き込まれた少女と彼女から話を聞く婦警。 ただ事情を聞くだけだったはずが、思わぬ展開を迎えて。

やたら怪我をする不運体質の少女･アリヤは、憧れの「薬屋の魔女」の弟子になった。 使い魔のセディッカ少年にはなぜか冷たくされるけれど、あるときピンチを救われて以来、彼のことが気にな…

詩人でいられた木曜日の積み重ね。

情けない男が吐くだけの話。

俳句です。なかみが寂しいので本文には短いお話を書きました。

創作を通じて知り合った友人に誘われた句会にて詠んだ句の一部になります。 その時々で記憶やら知恵やら絞って考えました🐸 お気に召すものがあれば幸いです。

俳句の句会で、自作の評価が低かったことに癇癪を起こして愚痴り顰蹙を買ったことがあります。人前に作品をさらして評価を求める資格はない人間だと思います。 それでも厚かましいことを承…

【カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品】 私、篠原涼花（しのはらすずか）と、彼女──茂木百華（もてぎももか）。 高校陸上部で4×100メートルリレー──四継のメンバーを務…

瑠々と璃々は遺伝子で繋がれないかわりに体を分かち合う

短歌集です。

俳句集です。

夏の二十句連作です。 人のこと、人ではない生き物たちのこと、あるいはその交点。

『こんなお話が必要な人』に届いて欲しい、ある女の子が、リストカットの想像をするだけの話。

季節ごとに五句、一年で二十句の連作です。 ささやかで、きれいで、少しだけかなしいものを。

読み終えたあと、すっと生きようと思える連作を組みました。 好いと思ってもらえれば幸いです。 第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 二十首連作部門

作家になりたい「僕」の短歌です。

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 二十首連作部門 詠井晴佳『ひかりは液体さくらは気体』

不定期更新の短編集です。ノンフィクションっぽいフィクションです。エッセイっぽいけど作りものです。 各話ごとにテーマが違うので目次からお好きなのをどうぞ。

掌編。 遅刻しそうな雨上がりのある日の奇譚？！

　体内の魔力を、剣を媒介にすることでのみ形にすることができる"魔剣術使"が現れてから二百年余りの時が流れた。彼ら彼女らは、現代も変わらず各国の貴重な軍事力として扱われている。 …

詩集。停留所としての言葉たち。