https://kakuyomu.jp/works/16817139557167329916/episodes/16817330669143586705沼蛇の魔女と石の巨人 第22話 魔獣の罠(その1)
……しただけ!(オイコラ)戦うのは次回から。
今回、字数が2000字行ってないという。本作としてはとても短め、プロローグ的な第一話以来の短さでしょうか。なぜこんなに短いのかというと、一緒に書いてたツチノコの方が伸びちゃったから(あっちは8000字)っていうのもあるんですが。
なんというかこう……「ここで切ったら丁度いい!!」感が凄かった。
最近の私の書き方としては、大体一話5000字が目安。どうもその位が自分の体感的にいい感じ。ただし、こだわってはいません。「一話分のまとまり」としてきれいに収まるか収まらないかを判断基準にしています。そう、ツチノコの方はたまたま区切りがいいところが8000字だったわけで。
強敵登場、テツジ大ピンチ、次回に続く!というこの今回の流れが、区切りとしてとても美しかったんです。
さて内容は、と言えば。今回はシンプルに、テツジとシモーヌの一対一の(精神的な)戦い。そしてどうやら最初に戦いの主導権を握ったのはシモーヌ。前回の戦いで大活躍をしたにもかかわらず、後悔に打ちひしがれてしまったテツジ君。そのせいでちょっと今回はヤケクソ気味というか投げやり。そこをシモーヌに突かれて罠にはまる、という筋書きです。
そして現れた最初の中ボス。名前はありません。本作のボス・シモーヌは「孤独の王者」的なキャラクター、仲間とか、部下からの忠誠とか、そういうものを一切求めてません。今回も、これから登場する中ボスも、全て「雑魚よりは強いだけの戦いの駒、戦闘マシーン」に過ぎない、そういう感じで書いていくつもりです。
これは過去のノートにも書きましたが、本作のベースイメージが「悪魔城ドラキュラ」だから。あのシリーズはステージの最後にはそれぞれ中ボスが出てきますが、ゲーム中では特に名前も紹介されないし、出会う・即・戦闘開始。そして倒したら次のステージへ。彼らとの因縁とか性格描写とか一切ありません。
そういうドライな味、それが本作の目指すところ。本作では、小説らしい敵とのドラマは、今後もただシモーヌとの関係性でのみ展開されます。
その分、実質ただ一人の敵側キャラクターであるシモーヌには、色々とお芝居してもらわなければならないのですが……それは、彼女の出自とか過去を絡めておいおいと。
そうですね、ノートで中ボスたちの「仮称」を決めておくというのは悪くないかも。この先彼らに言及する機会があったとして、「第22話で出て来たアレ」では面倒ですし、味気ないですよね。
そこで今回の中ボス君は「メガタウロスゾンビ」(仮)としておきます。見た目通りのシンプルな力押しモンスター。一体目ですのでこういうのがいいかな、と。