• 異世界ファンタジー
  • SF

蛙売り:限りなく完結に近い

 というか、書きたいことはほぼ書き終えたはず。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892609359

 ただし、全編ザル校正なのと、今書き上げたばかりなので多分「徹夜で書いたラブレター」状態。明日読み返して大体問題なければ、完結済にします。
 無論20万字以上の校正は一晩で出来るわけもなく……とはいえ「てにをは」の直しとかカッコの統一とか、内容と関係ない直しがほとんどだと思いますので。
 「作者としてはやり遂げた」感満喫中です。

 当初は何と全3章くらいで終わらせる予定だったこれ、書き始めてみたらキャラが勝手に動き始め、その結果伸びること伸びること(苦笑)。作者のコントロールはまったく効いてません。己の思う所をひたすらぶちまけただけ。

 そして内容ときたら、「異世界ファンタジー」は看板に偽りあり、実際の所は
『トラウマこじらせ男女二人の相互セラピー小説』。
 ラブロマンスの一つのパターンとして「トーチャードヒーロー」っていう言葉があるらしく。どういうものかと言うと
 「過去の何かしらで心に傷を負ってやさぐれている彼を、彼女がその傷をいやすことで信頼とともに愛を勝ち取る」ということなんだそうで。ハーレクインとか乙女ゲームなんかにもよく使われるパターンなんだとか。
 このパターン、私のような男性作家にも便利というか、「聖女タイプのヒロイン」をお手軽に登場させられるんですね。なかなか魅力というか、挑戦しがいがあるなぁと。で、書いてみた本作も一応このパターンかと思いきや。
 ヒロインの方がもっとトラウマこじらせまくっているという。
 なにしろ全編の1/3くらいがオーリィさんのドロドロの過去話。
 作者である私も、彼女のカウンセリング大変でした。

 舞台は異世界ですが、この作品には勇者もいなければ魔王もおらず、剣も魔法も出てこない。俺TUEEEも無ければハーレム展開もありません。そもそも私が異世界という舞台で一番興味があったのは「住む世界がガラリと変わったなら、まず第一にそこに住む人の心はどう変わるのか」ということでした。しかし書き終えてみたら、どちらかと言えば「どんな世界でも人の心は変わらない」というまったく真逆の着地点。
 じゃぁ別に異世界モノじゃなくてもいいじゃん?と自分でも思う次第。
 
 くどい文体を含め、作者である私以外には、そうとう読みにくい作品だと思います。圧倒的独りよがり。
 それでも、チラとなりご覧いただければ幸いです。

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