【執筆中のつぶやき】
伏線とか、布石とか。
小説において、わりと「燃える」要素なのではないかと思います。
――って、今、「布石」と「伏線」を一括りにしましたが、これ、実は違うようです。
「伏線」は、英語にすると「hint」――ヒント、です。
つまり、「伏線」とは、「そこまでの文中に、あらかじめ、ほのめかされている解決方法」。
ほのめかされていた情報の欠片を集めて、見事、問題を解決するのが伏線回収、でしょうか。
「布石」は、「将来のために配置しておく備え」。
だから、「(作者が)先の展開のために、いろいろ仕込んでおく」ってのは、こっち、ということ?
……細かい言葉の定義はさておき。(間違っていたら困るので)
100万字前に置いておいた「布石」が、今、やっと意味を持つ――という展開になったので、私が燃えてる……というだけです。
【更新予定】
「君ならば、鷹刀一族と接触することは可能でしょう?」
微笑みを絶やさぬまま、奈落のような黒い瞳が、じっとハオリュウを捕らえた。
「『私たち』のために、うまく『ライシェン』の隠し場所を聞き出してください」
貴族は、王族に逆らえない。
……この場を辞したあと、いったい、どうすればいいというのだろう?
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第二章 黄泉路の枷鎖よ
1.波紋の計略-3
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330660598924757 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 投稿します。
※第三部 第二章は、
2023年9月1日 ~ 2024年2月9日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「第一部の時点から、この未来は決まっていたのでした」
第一部の最終章で、シュアンは、ハオリュウのために暗殺を請け負っています。
あの件は、このエピソードへと繋がるのでした。
100万字前の布石……です。
(まさか、ここに来るまでに、こんなに掛かるとは思っていなかったのです)
さすがに、この暗殺の件は忘れられてはいないとは思うのですが、あまりにも前なので、皆様の記憶が薄れていそうです。
そんなわけで、予告編として『幕間 正絹の貴公子』で、レイウェンに「緋扇さんに暗殺を依頼した件を後悔していますか?」と尋ねさせたり、同じくレイウェンに「きっと杞憂だよ」と言わせていたのでした。
……杞憂じゃなかったんですけど。
――続きます。
【次回予告】
それが罠などとは、微塵にも疑っていなかった……。
勤務態度について、上層部から、直々の注意がある――と。
呼び出された部屋で、シュアンはいきなり取り囲まれた。
「お前が厳月家の先代当主を暗殺したとのタレコミが入った」
その宣言と、腹に拳を打ち込まれたのとでは、どちらが先だっただろうか。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第二章 黄泉路の枷鎖よ
2.枷鎖に囚われし運命-1
よろしくお願いいたします。