カクヨムコン中間選考が発表されましたね。
通過された皆様、おめでとうございます!
【執筆中のつぶやき】
三人称で小説を書いている場合、「そのとき、スポットの当たっているキャラ」によって、地の文の硬さが変わるような気がします。
あー、いえいえ。
これは、「そうだね!」と同意してほしいわけではなくて、「なんか、そうなっちゃいましたよ」という、ボヤキです。
スポットの当たっているキャラが変わるたびに、地の文が変わっていたら、ひとつの小説としての統一感がなくなりそう……。
けれど、そのキャラの「個性」が出ていると思えば、「味のある文章」と言えなくもない……?
作者の数、そして、小説の数だけ、文章の「形」がありそうです。
たぶん、正解なんか、ないんじゃないかなぁ。
模範解答のない、自由の世界!
だから、小説を書くのは楽しいんだろうなぁ。
【更新予定】
夏の陽射しを照り返し、白亜の王宮が燦然と輝く。
事情聴取に応じたエルファンは、近衛隊の車から泰然と降り立った。
彼は目前に迫る高楼を一瞥し、声を立てずに嗤う。
――さて。
しばし、茶番に付き合ってやるか。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第一章 夏嵐の襲来から
3.表裏一体の末裔たち-1
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330651511476300 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 投稿します。
※第三部 第一章は、
2023年2月17日 ~ 2023年4月21日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「エルファン」
この人が主役(?)となって展開するエピソードは、初めてのような気がします。
主人公の実の父という重要ボジションにいながら、なんか影が薄いエルファンです。
偏屈な性格である(と思う)ため、彼の目線で書いた文章は、ややこしくて、理屈っぽくて、どうでもいいところに文句をつけている――ような気がします。
正直なところ、「読みにくい」。
『デヴァイン・シンフォニア』は、1年ほど寝かせて、再度読み直してから投稿しています。
1年も経てば、作者も、ちょっと忘れます。
すると、エルファンのシーンは、作者の私ですら、読むのが面倒くさい! ……となりました。
そんなわけで、投稿前に、回りくどい言い回しを、かなり簡略化しました。
「……せっかく、書いたのに」と、もったいない気もしたのですが、わけが分からなくなりよりはマシ……。
【次回予告】
摂政の使いに案内され、エルファンは地下から上階へと移った。
奥で待っていたのは、純白の略装に身を包んだ、摂政カイウォル。
エルファンは漆黒の長い裾を翻し、歩みを進める。
『表』と『裏』の王家の末裔のふたりが、今、対面を果たす――。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第一章 夏嵐の襲来から
3.表裏一体の末裔たち-2
よろしくお願いいたします。