【執筆中のつぶやき】
『バディ』『ブロマンス』『主従』……
こんな感じの「二人組」を表す言葉。
最近、人気のキーワードのような気がします。
カクヨムでやっているコンテストのテーマに、入っていたりしますよね。
(『ブロマンス』は、男性二人組限定のようですが、女性二人組の場合は、なんて呼べばよいのでしょうか? 知っている方、いらっしゃいませんか?)
では、どこらへんが「良い」のか?
どうして、読者の心を「くすぐる」のか?
うーん……。
『二人組』の魅力は、「一人じゃだめだけど、ふたりなら」ってところ……?
『ふたり』で、いることで生まれる「やり取り」……?
二人組。「デキるキャラ」同士で組んでも勿論、良いのですが、「ダメな奴」同士が組んだときには、特別な輝きがあると思うのです。
実は、拙作の中に、そういう二人組がいるのです。
『ブロマンス』で、『主従(?)』で、『バディ』な二人組が。
もともとは、「全然、違う環境で生まれ育った、絶対に相容れないようなふたりが、共通の利益のためにタッグを組んだら面白いだろうなぁ」と思って、組ませたのですが、これが、ウケた!
単独では、それぞれ尖りすぎていて、「まー、このキャラだからねぇ(苦笑)」という感じですが、ふたりが組むと、輝く!
補い合うことで、うまく支え合えた、という、ギャップがよいのでしょうか?
※注:作者の贔屓の目で見ております。
拙作はさておき、こういう二人組みキャラは、旬(?)なのではないかと思います!
新作を考えている方、狙い目かも?
【更新予定】
ハオリュウが父を失い、自身も足に一生、残る傷を負った日。
涙ひとつ見せずに復讐を語った糞餓鬼の彼と、シュアンは黙約を結んだ。
「俺の手は、俺の手であるけれども、あんたの手でもある。
――あんたは、この手が選んだ結末を……」
そして。
ふたりの間で、新たなる盟約が交わされる。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第十章 蒼穹への黎明と
2.心魂を捧ぐ盟約-2
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817139558809812647 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 公開です。
※第二部 第十章は、
2022年9月9日 ~ 2022年11月11日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「黙約の終わり」と「盟約の始まり」
ハオリュウとシュアンは、共通の仇である〈蝿《ムスカ》〉に復讐をするために手を結びました。
つまり、復讐を果たしたら、解消される間柄です。
第一部のラストで黙約を結んだのは、作中では「数ヶ月前」ですが、投稿したのは「数年前」なので、忘れられていそうですが、彼らの間柄は「一時的なもの」でした。
だから、『心魂を捧ぐ盟約』エピソードは、ケジメのエピソードです。
シュアンは、復讐を果たしたら、ハオリュウの部下になろうと心に決めていました。
前の章の最終話で、シュアンがミンウェイに言った台詞↓
「俺は最近、ようやく自分の進むべき道を見つけた気がする。俺が為すべきことを為すための、まっとうな道筋をな」
「だいたい俺自身、まだまだどうなるか分からねぇんだからよ」
これは、今回のエピソードの予告でした。
ハオリュウのほうは、シュアンがずっとそばにいてくれたら心強いとは思っていましたが、シュアンの側になんのメリットもない(と、ハオリュウは思っている)ため、〈蝿《ムスカ》〉の死で解消する間柄だと信じていました。
ハオリュウの異母姉であるメイシアもまた、ほぼ同様の思考。
しかし、実のところ、ハオリュウとメイシア以外は、ハオリュウとシュアンの「バディ」が解消されるとは思っていなかったと思います。
シュアンの思いは本編に書いた通りです。
誰もが予想していた展開だと思いますが、やはり、ここはこれで良いと思います。
シュアンとハオリュウは、新しい「盟約」を結んで、未来へと向かいます。
【次回予告】
〈蝿〉との決着の翌日。
執務室にて、報告の会議が開かれた。
――リュイセンの吊し上げの会である。
裏切り行為を働いた彼は、どんな処罰をも覚悟していた。
そして。
言い渡された沙汰は――。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第十章 蒼穹への黎明と
3.崇き狼の宣誓-1
よろしくお願いいたします。