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異世界ファンタジーなら『仮死の薬』。SF、現代ファンタジーなら……?(『仮死の薬』は実在するのか)

【執筆中のつぶやき】

『仮死の薬』――『ロミオとジュリエット』に出てくる、あれです。

趣味の物書きとしては、ロマンあふれる代物だと思います。
劇的な展開にできそうですし、正直なところ、作者的に、これがあると便利!


――で、まあ。作中に登場させたわけです。

…………けど。
……………………これを安易に出すのって、どうなの……?


異世界ファンタジーなら、『魔術師の秘薬』として登場してもいいんじゃないかと思うのです。

しかし、拙作は、SF(あるいは、現代ファンタジー)なのです。
(カクヨムコンで、エンタメ部門に出すために、現代ファンタジーから、SFに変更しております)

『高度な科学技術によって作られた新薬』があっても不思議ではない世界観ですが、なんか、ね?(ご都合主義っぽいなぁ、って)

そして、調べました。
『仮死の薬』は、実在するのか!?

――なんと! 実在すると言えば、実在する、ようです。
それも、ひとつだけではありません。
複数の薬品、手段があるようです。

ただし!!!
よほど運が良くないと、死んでしまうので、絶対に試さないように!

(実在しないわけではないですが、あまりにも使い勝手が悪いため、現実的には、実在しないと考えたほうが良さそうです)


そんなわけで、作中の『仮死の薬』は、『テトロドトキシン(フグ毒)を主成分にした薬』となりました。
フグ毒で亡くなったと思われた方が、お通夜の最中に生き返った(目覚めた)事例がある、とのことなので。


ジャンルのイメージって大事だよね & ネットの情報は凄すぎる という話でした。



【カクヨムコン】

下記作品で参加しております。

〈長編部門〉
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

「天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、仕組まれた運命の輪環を廻す」

囚われた家族を助けるため、マフィアの一族のもとを訪れた貴族の少女。
そこから始まる「仕組まれた」ボーイ・ミーツ・ガール。

近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる
権謀渦巻く、SFアクション・ファンタジー


〈短編部門〉
『機械仕掛けの御伽噺』
https://kakuyomu.jp/works/16817330664438382898

「言葉の足りない人たちに。――機械仕掛けの笑顔を添えて」

これは、ほんの少しだけ未来の物語。
保育園に空きがないため、清掃職員の母親と共に老人ホームで生活する四歳の男の子、希於《キオ》。
 無邪気な彼と、彼を取り巻く「言葉の足りない」人々の、心優しい御伽噺。


よろしくお願いいたします。



【更新予定】

 優しい香りが、ほのかに鼻腔をくすぐる。
 これは、なんの香りだっただろうか。

 ――ああ、干した草の香りだ……。


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第三部 海誓山盟  第二章 黄泉路の枷鎖よ

  7.運命を断ち切る女神-3
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330666556339298
               (公開時間になりましたら、アクセスできます)

 明日、金曜日 20:20 投稿します。


※第三部 第二章は、
 2023年9月1日 ~ 2024年2月9日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。



【制作ノート】

 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)











「無自覚な両片想い」

シュアンとミンウェイは、無自覚な両片想い。
このひとことに尽きるような気がします。

どう見たって、互いにそういう気があるでしょ? という感じなのに、ふたりともが「違う」と台詞と地の文で言い続けてきました。

……そしたら、初めのころは、ご感想の中で、その手のことを言われることもあった二人なのに、次第に、ほとんど言われなくなってきました……。

…………すみません。
(台詞はともかく、地の文の責任には私にある……)


……仮死の薬。ありがちすぎてすみませんでした。
お話の中では時々出てくる、(作者的に)便利なアイテムです。

ただ、実在する、とも言えなくもないらしいです。

テトロドトキシン(フグ毒)は、亡くなったと思って、お通夜をしていたら、その途中で目覚めた例があるそうです。
他にも、エチルエーテル+酸素を吸わせる、シャーマンが使う薬、麻酔の類etc……。

拙作の場合、伏線として、〈蝿《ムスカ》〉(あるいは、ヘイシャオ)の存命中に、その手のものを使うシーンを出しておきたかったのですが、ちょうどよい機会がなく……。
〈蝿《ムスカ》〉(ヘイシャオ)なら、そのくらいのものは作っていても不思議ではない――で、押し切ってしまいました。すみません。


ともかく、これでシュアンが無事に救出されました。
そして、この章も、あと4話。
だいたいは「後処理」みたいな内容ですが、2話目のラストあたりから、ちょっと面白いネタが入ってきます。
これには、ちゃんと伏線があって、理屈も成立しているはず!



【次回予告】

 無事、シュアンが救出された。
 しかし、立案者であったルイフォンの胸は、ちくりと痛む。

 ――今回の作戦は、最善ではなかったとしても、最良だったはずだ。

 さまざまな人の思いを載せ、未来が拓かれる。


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第三部 海誓山盟  第二章 黄泉路の枷鎖よ

  8.運命を拓く誓約-1


 よろしくお願いいたします。

2件のコメント

  • こんばんは~(*´▽`*)

    仮死の薬は確かにロマンがありますね……っ!(≧▽≦)

    というか、現実でも成功する可能性は低いものの存在するんですね……っ!Σ( ゚Д゚)
    初めて知りました!(≧▽≦)
  • 綾束さん
    こんばんはー!
    コメントありがとうございます。

    仮死の薬は、いいですよねぇ!
    でも、作者的に便利すぎるので、「またまたぁ、そんなご都合主義を!」と言われてしまうかなぁ……と思い、ダメ元で、検索したら――――あった!!! というわけでした。

    ネットで検索すると、いろいろな人が、いろいろなところで、書いていたり、質問していたりするのが見つかりました。

    みんな、仮死の薬って、気になるんだなぁ~(私だけじゃなかったんだね! ふふふっ)と、思ったのでした~!
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