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読者の期待には応え、予想は裏切る。仕掛けたイタズラの反応を知りたいから、私は投稿するのだと思う

【執筆中のつぶやき】

今までにも近況ノートに書いたことがあるのですが、私の理想の展開というのはこれです。

「読者の期待には応え、予想は裏切る」

いくら、「予想外の凄い展開」だったとしても、いきなりヒロインが死んだりするのはダメです。
たとえ、お約束でも、主人公とヒロインはラブラブがいいんです。

その前提の上で、読者が想像もしていなかった展開を提示する。
ただし、予想することが可能である範囲内で。

これが、私の理想とする展開です。


プロを目指しているわけではない私が、何故、小説サイトという人の目に触れるところに投稿するのか。
今回のカクヨムコンを通して、密かに悩んでいました。

私のメイン作品である長編は、カクヨムコンに出しても、まったく評価が増えていません。
フォローは、一時期ほんの少し増えましたが、最終的には、確か、カクヨムコン前よりも減っています。

カクヨムコンに出したことで、傷つくことがありました。
実は、しばらく執筆できなくなりました。
仕方がありません。それぞれの考え方です。

カクヨムコンの空気に、かなり参っていました。
ここは、私みたいなのがいたらいけない場所なのかもしれないなぁ、と。


滅入った末に、出した答えがこれです。

私は、「仕掛けたイタズラ」の反応を見てみたい。

なんのことはない。
「読者の期待には応え、予想は裏切る」――これができているかを知りたい。
「このシーンで、笑って!」「このシーンで、驚いて!」――そう思いながら書いたところで、期待通りの反応を誰かがしてくれたら幸せだと思う。

ただ、それだけ。

それなら、人の目につくところに投稿しなきゃダメだねぇ。


そんなわけで、私はこれからもイタズラを仕掛け続け、人のイタズラに引っかかったときには「やられたー」と、素直な感想を残していこうと思います。


……あ。
私はプロを目指してはいませんが、すでに書き上げている作品を書籍化したいなんてお話が(間違ってもないとは思うけれども、何かの間違いがあって)舞い込んだら、喜んで受けます。

職業としてのプロは、実生活との兼ね合いを考えて、どう考えても無理ということなのです。



【カクヨムコン】

下記作品で参加しております。

〈長編部門〉
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

「天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、仕組まれた運命の輪環を廻す」

囚われた家族を助けるため、マフィアの一族のもとを訪れた貴族の少女。
そこから始まる「仕組まれた」ボーイ・ミーツ・ガール。

近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる
権謀渦巻く、SFアクション・ファンタジー


〈短編部門〉
『機械仕掛けの御伽噺』
https://kakuyomu.jp/works/16817330664438382898

「言葉の足りない人たちに。――機械仕掛けの笑顔を添えて」

これは、ほんの少しだけ未来の物語。
保育園に空きがないため、清掃職員の母親と共に老人ホームで生活する四歳の男の子、希於《キオ》。
 無邪気な彼と、彼を取り巻く「言葉の足りない」人々の、心優しい御伽噺。


よろしくお願いいたします。



【更新予定】

 どうして、レイウェンとハオリュウが決闘をすることに!?

 謎のままに始まり、終わった勝負。
 果たして、ハオリュウの真意は。

 そして、摂政との結末は――。


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第三部 海誓山盟  第二章 黄泉路の枷鎖よ

 最終話
  8.運命を拓く誓約-4
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330668345785679
               (公開時間になりましたら、アクセスできます)

 明日、金曜日 20:20 投稿します。


※第三部 第二章は、
 2023年9月1日 ~ 2024年2月9日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。



【制作ノート】

 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)











「決闘の結末。そして、第二章完結」

ハオリュウの決闘の顛末です。
詳細は本文の通りなのですが、要するに、ハオリュウは「ボコボコにされてもよい状況」をうまく利用して、レイウェンに決闘を受けてもらった、というわけです。

レイウェン VS ハオリュウなら、武器を取っての勝負になるとは、誰も思わない。
そこを「レイウェンがシャンリーを娶る際、チャオラウに挑んだのと同じように」、武器での勝負にすることに、ハオリュウの意地やらプライドやらがありました。

そして、本文中には書いてありませんが、状況的に、ハオリュウはレイウェンにも「自分の一生をかけて身分をなくす」と宣言しているはずです。

ここまでされれば、レイウェンはハオリュウを認めるしかない。
というわけで、前回のエピソードで、レイウェンはご機嫌で、ルイフォンに酒を勧めていたのでした。

ハオリュウは策士だと思います。
摂政も、こう来るとは思わなかったはず。
でも、筋が通っているだけに、何も言えず。

シュアンの命が危ない、という、深刻な始まり方をした第二章でしたが、なかなか爽快なラストになったと思います。
私としても、満足です。

というわけで、第三部 第二章 完結です。

来週、幕間『不可逆の原理』を投稿したあと、また、しばらく、書き溜め期間に入ります。

第三章(短い)、第四章(長い)は、書き上げているのですが、第五章がかなり難航しています。
第五章が書き上がったら、再開しようと思っているのですが、……すみません。ちょっと先になります。

どうか、気長にお待ちくだされば幸いです。



【次回予告】

 先輩を死に追いやった〈蝿《ムスカ》〉は、確かに死んだ。
 けれど、その死は、とても安らかだったと思う。

 結局のところ、俺は、ローヤン先輩の仇を討てたのだろうか?

 先輩の妻になるはずだった女性に、ことの顛末を告げに行く。
 妊婦の彼女に、亡くしたお袋の面影を重ね、俺は家族を思い出した――。


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第三部 海誓山盟  第二章 黄泉路の枷鎖よ

 幕間
  不可逆の原理


 よろしくお願いいたします。

6件のコメント

  • 毎回賛同してるだけの私ですが、今回もまさにそれ!ですわ。

    ありがちなパターンを外すだけなら簡単なんですよね。外した上で面白く出来るか、斬新さを出せるかが大事なんで。そのためには定番の地盤をしっかり固めておかないといけない。外すべきでないお約束もありますしね!

    ううむ。ここでずっと話を聞いてると、長編の方も読みたくなってきて困るw
  • 梶野さん
    コメントありがとうございます。

    まさにそれ! ですか! 嬉しいです。
    お約束は外してはならぬ、しかし……! なんですよね。

    〉ううむ。ここでずっと話を聞いてると、長編の方も読みたくなってきて困るw
    (私の近況ノートは、長編への誘導用……あ、いえ、宣伝……、いや、洗脳? ……いえいえ)

    私の長編は、本当に長いですからねぇ……。
    そう思っていただけるだけで、物凄く光栄です。

    超長編一作だけをひたすら書き付ける以上、作品だけで「お仲間」と繋がるのは、なかなか難しい。
    じゃあ、「あるあるだよねー」な小話を書いてみるのはどうかなー? というのが、私の近況ノートなのです。
    (勿論、誘導の下心も……いやいや)
  • こんばんは~(*´▽`*)

    >「読者の期待には応え、予想は裏切る」

    私もほんと、それを目指したいです~!(*´▽`*)
    (できるとは言ってない・苦笑)

    誰かに読んでいただける環境で公開しているのは、やっぱり自分の作品で誰かを楽しませたいと思っているからじゃないかな、と思います(*´▽`*)

    大変なこともあるかもですが、読者様の「面白かった」のひとことですべて吹っ飛んじゃいます!(≧▽≦)
  • 綾束さん
    こんばんはー!
    コメントありがとうございます!

    やはり、書くからには目指したいですよね、これ!
    頑張らないとねぇ……。いえ、頑張る!(言い切る!)

    読者様の「面白かった」は、最高に嬉しいですよね。
    他にもたくさん楽しそうなものがある中で、自分の作品を選んでくれて、それで良かったのだと思ってくれた。
    ――最高です。
  • こんにちは!
    先日はジェロブ・ルネッサンスにレビューをありがとうございました。真剣に考えてくれているんだなというのが伝わってきて、まさかあんな素敵なレビューがいただけるとは思っていなかったのでビックリしました。
    なかなか人には言いづらいリアルな心境を綴ったもので、積極的に宣伝しづらい作品ですが、読んで一緒に考えてくれる人がいてくれることが嬉しいです。
    書いてよかった……!
  • ナマオさん
    こんにちは!
    わざわざ、ありがとうございます。

    『ジェロブ・ルネッサンス』は、名作だと思うのです。
    これほど「読ませる」作品は、なかなかないんじゃないかなぁ。
    ただ、ぱっと表面を見ただけでは理解されにくいし、誤解もされやすい。
    読めば、今までになく新鮮で、真理をついているのに。しかも、堅苦しくないんです。

    読み始めたきっかけは、確かに、もとからの物書き友達(だと思っています!)のナマオさんの作品だからなのですが、レビューを書いたのは、純粋に布教したいから。
    拙いレビューですが、「作者ではない、他の人が推している」ということが、何かの応援になったらなぁと思って、なのです。

    繊細な部分がある作品なので、間違っても、誤解されるようなレビューではいけません。
    それどころか、誤解されやすそうな部分を理解してもらえるように書くのがレビューの使命!
    めちゃくちゃハードルが高い。
    初めはうまく書けるかな? と不安だったのですが、書き始めたら、なんだか止まらなくなってしまいました。

    ちょっとネタバレかなぁ、とも思ったのですが、ネタバレフィルターをつけると、内容紹介にならないし……ということで、そのままです。
    (もし、ネタバレフィルターを掛けたほうがいいなら言ってください。また、内容に関しても、変えたほうがいいところがあったら、ご遠慮なく!)

    普段はコメントなしの、ひたすら応援を押しているだけですみません。
    更新を楽しみにしているのですが、ルカ先生の日々の出来事や、すでに起きてしまった事件について、外野が何かを言うのは失礼だよなぁ……と思うと、感想を書くことができなくて。
    ひたすら通知が届いているだけだと、ちょっと感じが悪いかなぁとは思ったんですが……すみません。(でも、やはり、今後もコメントは難しそう……。当事者にしか分からない、繊細な気持ちって絶対あるはずだし)

    この作品、ちょっと硬めの出版社から本になって、たくさんの人に読んでもらえたらなぁと、本気で思っています。
    いろいろ大変そうです。頑張って、とか言ったらいけないんだろうなぁ、と思います。
    できるなら、ルカ先生が、こういう人でありたい、と願っている姿を貫いてください。
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