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『似た境遇』は、あざとくとも、エモーショナル

【執筆中のつぶやき】

小説の中で、思わぬキャラ同士が『似た境遇』だったりすると、「おっ?」と思うことはありませんか?

――私は、あります。


『似た境遇』だからこそ、共感する。
あるいは、『似た境遇』だからこそ、羨む。


「俺とアイツ、似ているな」と意識すると、その相手には、特別な感情を抱くような気がします。

作者目線での裏技(?)として、『似た境遇』の相手に、気持ちを代弁させる――という方法もアリかと。

他のキャラによる代弁で、当事者のキャラには、絶対に言えないような心情が明かされる。
――熱い展開ではないかと(思う!)。


あるいは、読者として。
「キャラAとキャラBは、似たような境遇なのに、正反対の道に進んだなぁ」などと感じたとき、グッと来るものが……!(あると思う!)


そんなわけで、『似た境遇』は、熱い!(と思う!)



【更新予定】

 タオロンに連れて行かれた、ファンルゥの部屋。
 そこで、ミンウェイが見たものは――。

 そして。
 タオロンが告げる。

 太い声に、照れるような色合いを混ぜながら、はっきりと。


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第九章 潮騒の鎮魂歌を

  6.波音の子守唄-2
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817139557002104561
               (公開時間になりましたら、アクセスできます)


 明日、金曜日 20:20 公開です。


※第二部 第九章は、
 2022年5月13日 ~ 2022年9月2日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。



【制作ノート】

 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)












「父娘」

今回のエピソードは、伏線回収のような、当然の流れのような……。

今更のようですが、タオロンとファンルゥ『父娘』は、〈蝿《ムスカ》〉とミンウェイに合わせて設定されたものでした。
タオロンの子供は、息子ではなくて、娘でなければなりませんでした。

口下手なタオロンが、説教めいたことを言うのは、あまり似合わないのですが、今回ばかりは、タオロンにしか言えないことでした。

……しかし。

最後に出てきたシュアンの言う通り、それはミンウェイにとって……。

このエピソードについては、本編以外であまり語ったら台無しだと思うので……ここまで!


次回、第九章最終話です。

そのあとは、幕間なしで、「その後」をまとめるような第十章が続き、第二部完結です。


第十章があるものの、実質的には、〈蝿《ムスカ》〉の死をもって、第二部完結です。
〈蝿《ムスカ》〉、本当にお疲れさまでした。

※第二部のタイトルが『比翼連理』なのは、〈蝿《ムスカ》〉への弔いと労いでした。
(一応は、ルイフォンとメイシアのことでもあります)

 第三部は『海誓山盟』です。



【次回予告】

 窓の外から、草原を抜ける風音が聞こえる。
 寄せては返す波のように。

 すべての想いは、潮騒の鎮魂歌に乗せて。

 彼岸に渡った彼らに、別れを告げよう……。


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第九章 潮騒の鎮魂歌を

 最終話
  6.波音の子守唄-3


 よろしくお願いいたします。

4件のコメント

  • 「似た境遇のキャラを出す」これは言い換えると『キャラ被り』となります。
    演出として敢えてそんな配役が出来るのは凄いですね。
    ちなみに僕は自作内のキャラ被りを病的に恐れています。書き分ける自信がないのでw
  • ちありやさん
    こんばんはー!
    コメントありがとうございます!

    おおっと! 確かに、キャラ被りだぁ!

    (…………まったく気づいてなかった)

    あっと、あの、その、えっとですねぇ。
    私がかぶらせたのは、「アラフィフ・マッドサイエンティスト & アラサー美女」の父娘と、「成人しているのにそう見えない童顔二十代イノシシ男 & 無邪気な幼女(4歳)」の父娘なので――。

    私(作者)が、この二組そっくりじゃん! と、明記しないと、ほぼ誰も気づかないという状況だったのでした(笑)。

    両方とも、「奥さんを亡くしていて、男でひとつで娘を育てている(育てていた)」←ここが、被るところでした。

    なるほど、なるほど。
    でも、確かに、ちありやさんの言う通りだぁっ!
    おおぅ……。
  • こんばんは~(*´▽`*)

    私はキャラクターの数は絞ることが多いので、似た境遇のキャラクターはあまり出てこないのですけれど、「共通点」があるというのは使っているかも……。と、月ノ瀬様の文章を見て初めて気づきました~!(*´▽`*)
    ぜんぜん違う境遇でも、ひとつの共通点を見つけられたら心の距離が縮まるんじゃないかと……( *´艸`)

    いつか月ノ瀬様みたいにあえて『似た境遇』というのにも挑戦してみたいです~!(*´▽`*)
  • 綾束さん
    こんばんは~!
    コメントありがとうございます!

    あ、「共通点」もいいですよね!
    全然、仲良くなれそうもなかった相手と、同じものが好き、なんてなると、共通の話題もできるし、「〇〇好きに、悪い人はいない!」とか、なりそう。うん、いいなぁ!

    『デヴァイン・プログラム』で、「似た境遇」を出せたのは、長い話だったからなのかもなぁ……。
    (いろいろ説明する余裕があるから。あと、出てくるキャラが多いから、被っても、モロバレしない)
    なんせ、長い。すご~く長い……。
    こんな長い話にお付き合いくださり、改めて、本当にありがとうございます!
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