拙作「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」がいつの間にか「恋愛・ラブコメ」カテゴリの週間ランキング4位に入っていました。トップページに作品があって「え?」となりました。僕はカクヨムに来てからまだ二週間も経っていないのでこれがどの程度のことなのかは分かりませんが、とりあえずスクショ撮りました。これもひとえに応援頂いた皆様のおかげです。ありがとうございます。
間違いなく瞬間最大風速なので今日中に近況ノートを書いて記念碑的なサムシングとしたいと思ったのですが、何を書くか思い浮かばないので完結時に書こうと思っていた作品の裏話を書きます。
実は「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」にはβ版が存在します。
執筆途中で路線変更したわけではなく、始めから終わりまできちんと完成しています。そのβ版を無かったことにして書き直したのが現行版です。書き直した理由は簡単。β版はものすごーーーーーーーーくつまらなかったからです。登場人物は軒並み薄っぺらく、話の展開も今よりずっと強引で、近況ノートを書くために読み返したら過去の自分を絞め殺したくなりました。
主要登場人物の現行版とβ版の違いは以下のようになります。
<純くん&三浦さん>
β版は今よりウジウジしています。純くんとか今でも結構ウジウジ系なんですが輪をかけてウジウジしています。
<ミスター・ファーレンハイト>
あんまり変わっていません。彼を軸に話を創っていたのが良く分かります。
<マコトさん>
現行版でも冷静に考えると結構クズいのですがβ版はクズ度8割増しです。まあ本作最クズは間違いなくミスター・ファーレンハイトの彼氏ですが。
<亮平>
現行版では純くんの幼馴染ですが、β版では単なるクラスの人気者(物語開始時点で純くんとの交流無し)です。それでいて現行版と同じような役割を背負うから話が回らない回らない。
<小野>
立ち場も役割もそこまで変わらないのですが、魅せ場がありませんでした。
<ケイトさん><佐倉さん><近藤さん>
いませんでした。
見ての通り、β版と現行版はほぼ別物でした。全面に渡って書き直した結果、とてもよくなったと自負しており、週間ランキング4位になれたことがその証明なのかなと嬉しく思ってます。重ねて皆さま、応援頂き本当にありがとうございました。
ちなみに出来上がったものにそういう大規模改稿を入れることからも分かるように、僕は長編小説を書きながら連載していくというスタイルは(やったことないけど)多分出来ません。というか出来る人凄いと思う。