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【古語・用語】伽藍・寺・てら

梵語で寺院をサンガランマのように言い、仏教伝来後中国でこれを音訳して僧伽藍摩の字を宛てた。略して「伽藍」とする。

「寺」は本来ある種の役所を指す(鴻臚寺が有名だがこれに限らない)。転じて僧侶の居所を指し、寺院、仏寺などの熟語を生じた。

日本で「てら」というのは直接には古代朝鮮(おそらく百済)から入ったらしい。その来源はアラム語だとかパーリ語だとかいわれるがはっきりしない。初期の寺院は「法興寺」と「あすかでら」、「法隆寺」と「いかるがでら」のように、漢語と倭語の両様の呼び名を持っていた。

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