ということで。
途中煮詰まっていた「掃討」を、明日の墓前祭に向けて力尽くで形にしました^^;
→ご子孫様に一足先にお渡しする予定です。
「直違の紋~」や「泪橋」でもそうでしたが、戦闘シーンって、割と筆力が問われる……と感じるのは、私だけでしょうか💦
余程有名な戦いでない限りは、歴史書では数行の記述しかないことも多く、結構考察が問われる部分です。
でも、この先終盤までちょくちょく戦闘シーンが出てくるんですよね^^;
→二本松藩の天狗党遠征は8/27~11月初旬までと、結構長いです。
今回ちょっと注目して欲しいのは、「ランチェスターの第2法則」の解説者。
大島成渡さんは「直違の紋~」でもちょこっとだけ登場している人ですが(一学&新十郎の介錯をした)、天狗党討伐の頃は5番組に所属していて、鳴海とも関わりがありました。
戊辰戦争後は贋金事件に巻き込まれたりもしましたが、最終的に国立第七十四銀行で長らく活躍した人です。
武芸全般に通じていた一方で経済に強かったとされ、恐らく、「算術」が得意だったんだろうなあ……というのが、私の見立てです。
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余談ですが、二本松藩はお隣の会津藩と異なり、算術が盛んでした。市内の龍泉寺には県内最古の算額も奉納されているくらいで、二本松図書館所蔵の「敬学館教科書リスト」にも、算術関連の教科書の名前が見られます。
ただし戦場で「算術」を活用するとなると、この頃の日本ではまだ活用法が発達していなかった可能性も。
それこそ、砲弾学(二次関数の源流です)なんかは、ナポレオン戦争の頃から研究が盛んだったらしいんですけれどね(´・ω・`)
ですが、成渡らしい特技の活用法として、さり気なく「ランチェスターの第2法則」を持ち出し、二本松藩側の士気を高めてみました。
さて、明日は睦会(二本松藩顕彰会)の総会に出席してきます。
丁度月曜日ということで、城報館などはお休みなのがやや残念ですが、近々、どこかでこの模様もお送りしたいと思います。