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ありがとうございます!

『百頭綺譚』完結をきっかけに、本作にたくさん評価をいただきました。こんなに厄介な作品を最後まで読んでくれただけではなく、評価までしていただいて、本当にみなさんありがとうございます。
 また、貴船美海子さんからはレビューまでいただきました。〈そしてくどい(笑)〉には愚生自身もわらってしまいましたが、〈飽きさせないし読みやすい〉というのは意想外でした。自分自身、〈みんな苦渋の顔をして読んでるんだろうな〉とおもっていたので、読みやすいという反応はかんがえていませんでした。ただ、元来はもっと〈くど〉かった第一稿から、だいぶ、無駄な言葉を削除したので、吉にでたのかもしれません。安部公房の〈小説は消しゴムで書く〉という言葉を、最近よくおもいだします。〈着色料も合成甘味料もたっぷりの駄菓子みたい〉といえば、かつて、筒井康隆が〈小説には美味もあれば珍味もある。小生の小説はさしづめくさやであろう〉というように書いていたはずですが、〈駄菓子〉というのもいいなあ、とおもいました。世界一高級な駄菓子をめざして書くのもおもしろいかもしれません。
 ありがとうございました。

2件のコメント

  • 初めまして。水上 雪と申します。

    この度は、私の拙作には勿体ないほどのレビューをして頂き、一言お礼を申し上げたく、こちらにお邪魔しました。

    お互いに執筆活動、頑張っていきましょう……!
  •  はじめまして、九頭龍一鬼です。
     水上雪さんの作品は、二十代のころの自分の作風に似ていたので、是非ともレビューしたかったのです。あれを十代で書けるのはすごいです。語彙も豊富で、修辞法もたけており、コメント文のように礼儀礼節もととのっています。三島由紀夫が安部公房にむけた言葉だったはずですが、〈羨むべき才能〉だとおもいます。
     また、『虚構の玩具箱』へのレビューもありがとうございました。なぜか本作は、『小噺「遺影」』と『Xtal』が人気なのです――御存知かもしれませんが、『Xtal』はエイフェックス・ツインのテクノの曲名です――。個人的には『世界の飲む午後』が傑作だとおもっているのですが、コンテストでは落選するし、こちらでも人気がありません。全体的に〈死についてのシュルレアリスム作品集〉という評価には溜飲がさがりました。自分自身ではまったく意識してなかったのですが。
     おたがい、がんばりましょう!
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