「百頭綺譚」につづき「虚構の玩具箱」にまでレビューをいただきました。〈筆力を感じる〉と絶賛していただきましたが、本作は泉鏡花風の作品で文學界新人賞予選通過したのち、中島敦や光瀬龍や丸山健二の文体に影響された現在の文体に逢着するまでの過渡期にあたる文体なので、中途半端なものかもしれません。賞讃されて恐縮です。
こんなに讀んでいただけるのならば、もっと掌編を執筆して十作品くらいは公開できていればよかったかもしれません。そもそも、HDD内にのこっていた原稿をアップロードしただけなので、あまり期待していませんでした。「虚構の玩具箱」という題名もHDD内に保存してあった題名どおりで、いまでは〈もっといい題名があったかもしれない〉とおもってしまいます。
ありがとうございました。