第五弾。『かごのぼっち』様から頂いたファンアートのご紹介です。
今回も私の作の一シーンから
『全裸ホームレス勇者少女(呪)を拾う。~ちっちゃな自称元勇者に出会って十五秒で脅迫されて映画作りを頼まれたけれど、なんかこの人、死にそうです!!~』
作品URL
https://kakuyomu.jp/works/1681802321257097080019話 『勇者物語の〝原作者〟が語る。そして僕は涙をしるす。(後編)』です
https://kakuyomu.jp/works/16818023212570970800/episodes/16818023212595019087これまでいくつもファンアートを頂いております。
嬉しいことこの上ない。まことにありがとうございます!
今回は凄惨な戦場です。
勇者ゾーフィアが活躍した千年前の決戦、緑風草原でのオーク軍百万との戦いの様子を、ハレヤが語りました。
そこには伝説に残されているような華々しい戦絵巻の様相はなく、
オークたちを死なせることに涙を流しながらも、彼らと戦い、血の雨を降らせ続ける英雄と呼ばれた者の、真実の姿だけがありました。
このイラストのポイントは返り血を浴びていることです。
あらゆる攻撃を防ぐことのできる結界で身を守っているゾーフィアですが、なぜか返り血だけは浴びています。
これは彼女自身が返り血を浴びることを――呪縛に操られているだけのオークたちを死なせる罪を、受け容れるべきだと考えているので、その意識が結界術にも反映されているからです。
他にもここで描かれているゾーフィアの姿は、作中でハレヤが語ったものが正確に描かれているので、隅々まで見て頂くと発見があるかも知れません。
かごのぼっち様は、こういった、やるせない戦場を小説で描くのも得意とされている方だったりします。
私が拝読させていただいている作品でも、遺憾なく見せつけて頂いております。
『お姉さんが宇宙《そら》から降って来た!』
https://kakuyomu.jp/works/16818093075541164985ただのおねショタでは終わらない。運命に試される絆の物語です。