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  • 異世界ファンタジー

『君を探して 白羽根の聖女と封じの炎』のご紹介。『旅をしよう、少年少女と幻獣で この世の果てまで旅をしよう』

芋つき蛮族様の作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16818093085888298321


ジャンルはずばり、王道冒険ものハイファンタジー。
そんなカテゴリーがまさにぴったりな作風でございます。

主人公は十代の少年なんですが、大魔法使いの弟子として生きてたんですね。
でもさっぱり魔法を使えるようにならない。
だからなのか、ついには破門されてしまうんですね。

そうして路頭に迷ってたところに出合うのが、本作のヒロインたる戦う聖女。
ぶっちゃけ、女騎士、って言った方がイメージしやすいキャラですね。

こいつと出合うんだけど、出合って五秒で襲いかかられ、撲殺されそうになるんです。
やべえですね。やべえやつです。

でもね、確かにやべえやつだけど、これにはちゃんと理由がある。
なんと少年に重大な関わりのある、とある大事件が進行中だったんですねえ。

こうして否応なく少年は冒険に突入していくことになります。

そうして始まるアクション&バトル展開、なんですが。
この作品はここがとっても凝っているんですね。

魔法を使う際の仕組みなどが、しっかり理論化されていて、それがバトルの展開に良く活かされてるんですね。

例えば、少年は魔法こそ使えないんですが、とある仕掛けを介することによって、似たような効果を発揮できたりするんです。

そういう風にファンタジー理論を上手くキャラ付けや、キャラの得意不得意といった個性に落とし混んでて、バトルでの立ち回りにも反映されてるのが面白い。
ここが明確な見所になってます。

世界設定がしっかりした物を構築した上で、キャラクターたちが立ち回るっていう、それこそ指輪物語から始まり、ロードス島やスレイヤーズといったハイファンタジー本来の面白さがある作品になってます。



:こんな方にオススメ

 設定がしっかりした王道ハイファンタジーに浸りたい方

2件のコメント

  • 菅野さん、またまたご紹介ありがとうございます( ノД`)…
    ちょっと感動で目頭がやられてますw
  • どういたしましてでございます。

    紹介文に書き忘れた要素なんですが。
    芋つき蛮族さんの文章がすんごい好きなんですよね。

    癖がなく、悪い意味での主張がなく、シンプルに物語りの内容と情景だけがダイレクトに頭に入ってくる質実剛健さ、とでもいうのか。

    小説の文章っていろんな方向性はあると思いますが。
    文章そのものを着かざったりさせずに、物語を引き立てることだけに特化した文体、という感じでめちゃくちゃ読みやすかったですね。

    こういう文体を私も自然に書けるようになりたいな、なんて読みながら感じました。
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