花イベント作品の感想(石川神楽様)

こんにちは! あははCAT(略称:キャハハ)です!
花イベントに投稿された作品を読ませて頂いたので、感想を残します。

※花イベントに対する感想スタンス
作者様からのご要望がない限り、面白かったところ(良い点)のみを書いていきます。なお、作品に対する改善策の意見は一切言いません。

【おばさんに陽のあたる家】 作:石川神楽様

▼おばさんに陽のあたる家
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889031948


―Good Point―
・不思議なおばさんたちの様子
・「〜じゃなくてもここでいいか」という諦観に似た感情を抱くもの達
・騒音や人間関係の問題を挙げている?(違ったらすみません)

初めまして、石川神楽様!
花イベントに小説を寄稿して頂き、ありがとうございます!

まず全体を通して思ったことは、私の読解力では難しい深い作品だったということです! ジャンルも純文学に置いていらっしゃるので、きっとそちらに知がある方なら「ははーん、なるほどな」と感じるのかもしれませんが、私の力及ばず申し訳ないです。ちなみに3回ほど読み直し、「蝉」がキーワードなのか、それとも「おばさんたち」の行動そのものがテーマとなっているのか、など必死に探しましたw

ということで、ここからはあくまで私が主観で読み取った感想(合っているかは定かではありませんが!)をここに記したいと思います。

本作品は不思議なおばさんたちにフォーカスを当てた物語です。空き地に家を建て、周囲の人間と全く交流しない方々で、今の時代にたくさんいそうだなと思いましたwなお、おばさんたちの様子は、主人公の「私」が小さい頃から大人になるまでの過程で描かれていきます。

このおばさんたち、ちょっと怖いところがあって、いったい何をやっているのかとか近くに住む住民が誰も知らないんですよね。まぁ、自ら交流を断っているということもあるでしょうが、それが逆に読んでいてすごく不気味でした。私だったら挨拶すら返さない時点で避けてしまいそうですw

結局、おばさんたちは誰だったのかというところは謎ですが、ここで私は一つ仮説を立ててみます。この物語の中にはよく「音」が出てくるんです。
それも綺麗な音ではなく、虫の羽音や人間の会話といった雑音。そして、その音についてなんですが……

そしてあらゆる「おばさんたち」は不機嫌になった。彼女たちが虫の声に耐えきれなくなり、草木の葉が彼女らの家を覆い尽くすとき、初めて彼女らは思惑が完全に失敗したことを知った。今はただ、小さい音の大きさ、騒がしさに呆れ果てて。(作中引用)

おばさんたちは不機嫌になっていることが見てとれます。虫の声が比喩か本当かは分かりませんが、比喩であるならば「虫=人間」と捉えられるのかな?と考えていました。さらに小さい音の大きさ、騒がしさに呆れ果てています。

よって、現代で言えば「ご近所付き合い」あるいは「人間関係」といった点を問題提起しているのかな、と推測しましたwいや、ほんと違う可能性が高いので申し訳ないのですが!

最後に花イベントに沿った見方でいいますと、紫と白の花が度々でていましたね。私は「ストケシア(花言葉:追想)」をイメージしながら読んでいました。語り部である「私」が過去から今にいたるまでの映像を見せてくれるような感覚がありましたし、本作品は夏のようですからね!

それでは長々と駄文すみませんでした!
不思議なおばさんたちのお話を読ませて頂き、ありがとうございました!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する