こんにちは! あははCAT(キャハハ)です!
花イベントに投稿された作品を読ませて頂いたので、感想を残します。
※花イベントに対する感想スタンス
作者様からのご要望がない限り、面白かったところ(良い点)のみを書いていきます。なお、作品に対する改善策の意見は一切言いません。
【創作落語「ひまわり」】 作:松川真様
▼創作落語「ひまわり」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888867750―Good Point―
・ひまわりの使い方が独特で面白い(人間の方か!と笑いましたw)
・登場人物に個性がある
・ひまわりとして殿と相成すクライマックス
・唐辛子饅頭と酒のコンボ
こんにちは、松川真様!
お忙しい中、完走お疲れ様でした。松川様の作品「ひまわり」を拝読いたしましたので、さっそく私が感じた感想を!
まず、この物語では時代性も相まって、台詞に味がある登場人物たちが大いに盛り上げてくれますね!八五郎も熊五郎もご隠居も、すべての元凶である殿様も読んでいて面白かったです。特に八五郎と殿様のやりとりはコメディチックで、思わず笑ってしまいますw
それからグッドポイントの一番目にも書きましたが、私の出したお題である「花」というキーワードが別ベクトルで描かれていますwいや、花といえば花なんですけど、八五郎がひまわりになるというなんとも妙な描き方をしているもので、殿様の「!?」っていう驚きが、そのまま読者の気持ちを代弁していますw
あ、ちなみにこれは賞賛しています。してやられましたw
もう一つ良かったところとして、クライマックスです。殿様に刀で斬られながらも、果敢に八五郎がひまわりとして意志を貫き通すところは、殿の圧政に絶対に屈しないという想いを感じて心にグッときましたね!
「俺はひまわりだぁぁぁぁぁ!!!!殺せるものならぁぁ殺してみやがれぇぇぇ!!!!」(作中引用)
いやー熱い台詞でした。どんな作品でもそうですが、譲れないもののために命を張るキャラは人間として尊敬します。たった一度の人生をそこにすべて懸けるわけですからね!
と、私が感じたのはこんなところでしょうか。
ご隠居の巧みな誘導によって酒を飲ませるシーンや、最後の八五郎と熊五郎の微笑ましい会話など、語りだせばたくさんあるんですが、特に私が面白いと思ったのは上記ということでw
楽しい落語小説(そういうジャンルがあるかは分かりませんがw)を読ませて頂き、ありがとうございました!
余談:唐辛子饅頭と酒のコンボは絶対に真似しないようにしましょう!
【花の帝都の大宴会】 作:丹風雅様
▼花の帝都の大宴会
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888989621―Good Point―
・移りゆく視点の中で宴会の様子が描かれる
・カクヨム三周年記念と大宴会を紐づけている?(違ったらすみません!)
・帝都の大宴会に参加したくなるような綺麗な描写
・現実にある花・架空の花が混ざって登場
初めまして、丹風雅様!
この度は花イベントに小説を投稿して下さり、ありがとうございます!
実際に読ませて頂いたところ、すごく綺麗な描写を書く方だなぁというのが強い印象です。それから流れるような視点移動も面白かったです。動画で言うなら、繋ぎの部分でしょうか。一つの場所あるいは人から視点移動がする際、何かのエピソードが挟まれています。
菓子の屋台→菓子を受け取る青年→大通りの花々→花の下にいる女→青年と女が合流し、酒場へ→青年たちの視点から酒場の喧嘩→仲裁に入った吟遊詩人の視点→コイン→コインが落ちたのはマーチングバンドで猫女の視点へ→花火→大聖堂の屋根で花火を眺める男女→砂金のような星空→三周年記念のバナーを眺める男→冒険者として復帰した男が、ギルド仲間であろう男女の前に現れる→ただいま
拙い文章で申し訳ないですが、このようにそれぞれ意味のある繋がり方をしていて、読んでいて気持ちよかったですね。加えて、それぞれの描写を書きつつも、大宴会の様子を散りばめているのもよかったです。
ちなみに私が好きだったシーンは。
その桃色の下で白く着飾った女が話しかけられていた。嫌悪の目を向けられても話しやめない男の口説き文句は、真珠の紙袋を手にした彼の登場で打ち切りとなる。彼女は遅いと文句を言い、紙袋の腕を引いて近くの酒場へ入っていった。(作中引用)
この誰とも知らない男に口説かれてる女なんですが、青年が現れた瞬間に「早くいこいこ」って感じで青年の腕を引っ張っていく姿ですねw想像したら、なんだか可愛く感じましたw
あと、この作品は大宴会の様子をもって、カクヨム三周年記念を祝う小説なのかなと思いました。あくまで私個人の見解なのですが、それぞれの登場人物が祭り事を楽しむ姿は、カクヨムの読者様・作者様がカクヨム三周年記念を楽しむ姿なのかな、と勝手に想像してましたw
また、そうだとしたら丹風様はカクヨムに対してどんな想いを持っているのだろうと、わかるはずもないのに空想……してましたw
ではでは、私の本作品に対する感想は以上となります。
丹風様の流れる描写と文章を読ませて頂き、ありがとうございました!