特殊武装の設定その1。
毎度のことながら、今後の設定メンテで内容が変わる可能性は常にあり。
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【MAUS】
Maneuvering Assault Unit System(機動攻撃端末システム)の略称。「マウス」と発音。
(本来、銀河標準語では「メイアス」と発音するのが一般的だが、子機を飛ばすという兵装特性が「マウス(ねずみ)」という読み方のイメージに合致したとされる)
人型全領域戦闘機<シングラル>や艦船などの「本体」を持ち、かつ本体から分離稼働する無人攻撃機等の攻撃端末兵器全般を指す。本体を持たずに独立運用される攻撃衛星などは含まない。
下位分類として、パイロットが識覚コントロールする「COMAUS」と、自律制御式の「AMAUS」がある。
それぞれ「CO」は「Consciousness Operating」、「A」は「Autonomous」の頭文字。
一般的なモデルは斥力干渉器<リパルジョン・インターフィアラー>によって機動、姿勢制御などを行う。
化学推進式のものもあるが、シングラルの戦闘速度に追随できないため防衛用などが殆ど。
搭載武装はフォトンドライバーが主流であるが、荷電粒子砲や実弾砲のものもある。
またRI搭載を活かし、それ自体が貫徹体となってIDeAごと敵機を貫くタイプや、大型の場合は白兵戦用のリパルサーウェポンを兼ねるものもある。ペネトレーター(RI弾頭ミサイル)との違いは、着弾の際に端末が破壊されることを前提としているか否か。再利用が効く分こちらの方が単価は高い。
攻撃能力を持たないものの場合、二文字目のAは「Assist(支援)」の略であるとされる。
最大の弱点は高コスト。財政的な圧迫だけでなく、使い捨てにするのを躊躇うことで無意識のうちにMAUSを回収できなくなることを恐れ、本体の機動が制限されてしまう。
この心理的陥穽をカバーするため、本体から一定以上の距離を取れないように設定されたモデルもリリースされている。
これはこれで長距離攻撃が可能な無人攻撃機という強みを潰すため、現在は作戦プランに応じてオプションで切り替えられるタイプが主流である。