最終刊ゲット。
何か…、一冊通してなんとも切ない内容でした。
でも、この物語の輪郭が余すところなく表現されているので満足。絵もきれいですしね。
師匠シリーズを読んだことのない人にとっては、まったく意味の無い文章ですよね。ごめんなさい。でも、あの話は大好きです。
読んでいない人にあえてお勧めすることはしません。あれは最近めずらしい、読者を選ぶ物語です。別に選ばれたからラッキーとか、選ばれなかったからNGでもありません。
理屈っぽい話が苦手な人にとっては苦痛にしかならないと思うので、知っている人にあれこれ質問して把握することをお勧めします。
私も、いまだに信奉者が多い三島由紀夫の文章は金輪際読めません。
変態(ドS)過ぎて対応できない。※遺族の方にはごめんなさい。建前はそうですけど、本能的に避けていたので、あいつは大っ嫌い。理由は無い。
でも、対極の国内最高峰の変態の本は大好き。※これも、遺族にはごめんなさい。
谷崎潤一郎=ドM野郎。(春琴抄を読め)
けち臭い話は無い。お金持ちの人の話が主。
細雪なんかを例に取ると、妙齢の美女がばんばん登場するので、私としてはうはうは♡で読んでいました。実は私も重篤な変態?
お金持ちの頽廃(逸脱)と捉えると興味深いのでぐいぐい読める。とっくに読破したので、ボケた時にもう一回読むと二度美味しいかもしれない。