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『©ダブリ』第11話までのお話

こんにちは。
なのるほどのものではありませんが、私です。
新アニメ見るので忙しい『©ダブリ』作者です。

『©ダブリ』第11話まで公開しましたので
今回も「あらすじ」と「あとがき」を書いていきます。


第11話:『ブラックカルテ ヌメロゼロ』

【11話のあらすじ】
 工場での楓との出来事から数日。記憶を取り戻したマツリはメグと久しぶりに登校した。マツリの回復に困惑しつつも安堵したいづみは、メグに言い放った「許さない」という言葉を撤回しメグと和解する。
 一方で、マツリを探しているという国光の動向を気にする椎名はマツリのことについて確認しようとするがタイミングがずれてしまう。
 そんななか、突然いづみとメグの前に現れた男たちがいづみをマツリと勘違いし、連れ去ってしまう。何かが起きていると悟ったメグは急いでマツリを探し、事情を知っているだろう椎名のもとへ向かった。
 椎名の口から語られたのは、ブラックカルテの発見者である「大蕗 奔吾」の存在と、ブラックカルテの未発見のナンバー、ヌメロゼロについて。国光は「大蕗 奔吾の血縁者」の可能性があるマツリを「ブラックカルテ ヌメロゼロ」だと考えてマツリを探していたというのだ。
 そしてマツリの身代わりに連れさらわれ、国光で次々に検査を受けさせられるいづみのもとに、左手の化け物を携えたメグが駆けつけるのだった。


【あとがき】
11話は『©ダブリ』実質の後編第1話です。
かなり目まぐるしく展開してしまいました。
10話までに出てきた「ブラックカルテ」「国光」の謎がどんどん明らかになってまいります。そして今まで語られなかったマツリの父親の話も。

椎名は国光とマツリたちの間――非常にあいまいな立ち位置でこの展開を迎えています。あとがきでは椎名視点でのお話をちょっとだけしますね。

◆椎名視点のお話
国光は少し前から椎名に「大蕗 マツリ」についての情報を集めるように命じていました。椎名その目的を知ったうえでマツリを庇い、情報を渡さずにいました。
実際、マツリは学校を休んでいましたし、彼女が高校に在籍しているという情報は公式に手に入らなかったため、椎名はそれらを言い訳になんとか時間を稼いでいました。――本当に彼女が大蕗 奔吾の娘なのか。彼はそれを確かめてから動こうと慎重でした。
表向き「保健医」の椎名は国光からしても使い難く、強硬な手段はとらせられません。業を煮やした国光は、とうとう高校に乗り込んできます。
『大蕗 マツリを知っているか?』
彼らはただ、校門付近で生徒たちに尋ねただけです。データからはマツリを消せても、生徒たちの口に戸は立てられない。かなりアナログな手段でした。
結果、「神威メグと一緒にいる女生徒」と言う断片的な情報からいづみが捕まってしまったわけです。ちょうど同刻、椎名は国光が高校に来ているという報告を受けます。
メグとマツリが保健室に飛び込んできた時、ほっとしていたのはそういう経緯からでした。

……と。
裏話(?)的に補足しましたが……椎名はこれからも微妙な立ち位置でマツリ達と接していきます。そんな彼の受難も見どころになっていくので、どうぞお楽しみに。

11話もtwitterにたくさん絵も上げました。
モーメントにもまとめているので、もし良ければご覧ください。
https://twitter.com/i/moments/1009827900785229825


ここまで読んでくださりありがとうございました。
今後とも『©ダブリ』におつきあいくださいますと幸いです。

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