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『©ダブリ』第12話 あとがき

こんにちは。
なのるほどのものではありませんが、私です。
ハロウィンコスプレを楽しんだ『©ダブリ』作者です。

今回も『©ダブリ』第12話の「あらすじ」と「あとがき」を書いていきます。

第12話:『大蕗 奔吾という天才』

【12話のあらすじ】
 攫われたいづみとそれを救出に向かったメグは国光から脱出というところで取り囲まれてしまう。絶体絶命のその時、そこに現れたのは、マツリだった。
 マツリは国光の男と「三日後戻る」という約束で、一時的な開放を要求。顔と名前を記録した国光はそれを了承し、マツリ、メグ、いづみは椎名の車で帰路につくことができたのだった。
 約束の三日後、メグはマツリを国光のもとへ向かわせる気はなかったが、マツリは自分の父親のことを知りたいという理由から国光へ向かうことを心に決めていた。「十日後に迎えに行く」という条件でメグはそれを飲み、マツリは残された三日間で『大蕗 奔吾』――自分の父親について調べることにした。
 父親について分かったことは、旧東京大学に通っていたこと。「特別扱いを受けるほどの識者」だったこと。専門が「人体の突然変異」だったこと。彼は突然、すべての痕跡を消していなくなってしまったことだった。

【あとがき】
マツリが我儘な回でしたね。椎名をたきつけて、いづみやメグの気持ちを無視して国光に乗り込んだり、メグの抑止を聞かず国光に行くことを自分だけで決めたり。
基本的に、マツリは自分の身の危険に関してはさっぱり無頓着です。
しかも、どうしてかマツリの決意を折ることは誰にもできません。椎名、国光の男、メグ……みんなマツリの言いなりに近いです。マツリの眼にはそうさせる力のようなものがあるようです。――そしてそれは大蕗 奔吾もまた。

それから今回は私の大好きな青春回を盛り込めまして、すごく楽しかったです。
マツリは性に関してもかなり無頓着で、「手を繋いで寝る」ことが純粋に「安心できる行為」であるとしか認識していません。
無知なのではなくメグのことが好きだから、自分の欲しい範囲で純粋に甘えているのですが、思春期のメグにはたまったもんじゃねぇだろうなと思います。
一方でキスを迫ったメグがマツリに「怖い」と言われ玉砕していましたが、「怖い」はメグがマツリに言わせようとしていた言葉だったので、その言葉で断られるのも、マジたまったもんじゃなかっただろうなと思います。
こういうじれっじれする展開大好きなので今後もしばらくメグには悪いんですが、焦れていただくことになります。ごめん。

12話もたくさん絵も上げました。
モーメントやホームページにもまとめているので、もし良ければご覧ください。
https://twitter.com/i/moments/1009827900785229825
http://3hikidashi.web.fc2.com/galleria/doppio/002.html

ここまで読んでくださりありがとうございました。
今後とも『©ダブリ』におつきあいくださいますと幸いです。

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